
アイテム情報

■概要
『XMD-2 RGB/S』は、1993年5月にマイコンソフト(電波新聞社)から発売された『メガドライブ』用の周辺機器です。
RCA端子(赤白黄のビデオケーブル)にしか対応していない『メガドライブ』に、RGB出力とS端子(セパレート端子)を対応させるものです。
S端子は、1987年に日本ビクターが発表した高画質ビデオ規格であるS-VHS(スーパーVHS)の映像出力端子として誕生しました。
従来のコンポジット映像信号を、明るさ(輝度信号)と色(色信号)の2系統に分離(セパレート)して伝送することが由来です
現在ではHDMIが主流となりましたが、レトロゲーム界隈では配信や動画制作の用途で、いまなおS端子を愛用するユーザーも多いです。
『メガドライブ』用のS端子出力機器にはSANTA製の『MEGA S-01(02)』もありますが、RGB端子には対応していません。
どちらの出力も使いたい場合は、マイコンソフト製を選択することをオススメします。

■仕様・トリビア
『メガドライブ』は本体によってケーブルの形状が異なるため、本製品は初代MD専用となっています。
そのため、『メガドライブ2』用として、『XMD-3RGB/S』が存在しています。
実は、『メガドライブ』と前世代機『マスターシステム』の映像端子は同じのため、流用することができます。
ただし、『マスターシステム』はファミコンと同じ8bitマシンなので、くっきりさせることでドットがぼかしがなくなり、人によっては逆にチープな印象を受けることも。
ファミコン版の『ウィザードリィ』のエピソードでも有名ですが、「ブラウン管でぼやける前提でドットを打っていた」事が顕著に見える事象といえます。











