アイテム情報
「ディグダグ」は、1985年6月4日にナムコから発売されたファミリーコンピュータ用固定画面アクションゲームです。
ここでは“ハードケース使用の再販版「ディグダグ」”を解説します。
主人公ディグダグを操作し地面を掘り進んで、敵キャラクターであるプーカァとファイガーにモリを突き刺し膨らませ破裂させるか、岩を落として潰すかして倒していくゲームです。
アーケード版は1982年に発売され、それまでにない個性とゲーム性でたちまち大ヒットとなり、デッドコピー品すら出回るほど売れに売れた名作です。
1982年というとパソコンで言えば、FM-7、X1の初代機がリリースされた頃です。
そんな時代にファミコン発売以前で、ソードM5、Atari2600・5200、コモドール64、IBM PC、PC-8001シリーズ、X1、PV-1000、PC-8801シリーズ、MZ-1500、AppleⅡ、MSX、FM-7、PC-6001mkⅡなどあらゆるパソコンに移植されていたオバケタイトルです。
ファミコン版の移植も良好で、2004年5月21日にはファミコンソフトをゲームボーイアドバンスで遊べる「ファミコンミニ」シリーズの1タイトルとして選ばれ、GBAに移植されるほどでした。
ナムコットのファミコンカセット版は当初、紙製ケースに収納されていましたが、第19作「スーパーゼビウス・ガンプの謎」からはプラスチック製のハードケースに変更されました。
さらに、初期タイトルのうち「ギャラクシアン」「パックマン」「マッピー」「ギャラガ」「ディグダグ」の5タイトルは後に再販され、その際にハードケース仕様へと生まれ変わります。
この再販版はゲーム自体はまったく同じものなのですが、パッケージ以外の変更点として「カセットのナンバリングがない」「カセット用ラベルシール付属」「取扱説明書が折りたたみ式」といった違いが見られます。
また説明書に書かれた文章も使いまわしではなく、新規に書かれたものとなっています。
初期版「ディグダグ」はジャンクコーナーに回るほどありふれていますが、再販版はそうした事情から流通量が少なく希少です。
カセット、説明書、パッケージそれぞれに価値がありますので、気になった方はご相談ください。