アルファ電子の生みの親「クラール電子」

アルファ電子コラム第53回のイラストです

クラール電子をご存じの方は往年のアーケードゲームファンだと思います。
アルファ電子の『クラッシュローラー』『タルボット』辺りのアーケードゲームの販売などを行っていた会社です。
今回の『知られざるアルファの世界』では、このクラール電子にスポットを当てたいと思います。

◆ 鳩野さんにもうちょっと聞いてみました! ◆

・なぜ、クラール電子がゲーム基板の製造を行うことになったのですか?

クラール電子は、日産電子という会社の外注先だったのですが、その日産電子が倒産して仕事が無くなったからです。
ゲーム業界は『スペースインベーダー』で一大産業になりましたから、アーケードゲームは次代のビジネスとして美味しく映ったからという面もあったでしょうね。

・ゲーム制作に乗り出したのは、やはり儲けが大きかったのでしょうか?

もちろんそうです。
ゲームのビジネスは問屋や小売店といった中間マージンがありませんから、その分利潤が高いんです。

・新井社長も元はクラール電子の社員だったのでしょうか?

いえ、日産電子の社員でした。
どういった経緯で日産電子の社員だった新井社長に独立話を持ち掛けたのかまではわかりません。

・アルファ電子がサウンドに対しての意欲や技術が高かったのは、クラール電子の影響が強かったのですか?

クラール電子とは無関係ですね。
新井社長やハード課の後藤さんらが在籍していた日産電子の影響の方が高かったと思います。

・クラール電子はいつごろ消滅したのですか? その要因もご存じでしたら教えてください。

こちらは不明です。
『クラッシュローラー』から『タルボット』辺りまではクラール電子が販売などで絡んでいましたが、それ以降は販売能力の高さからセガに切り替えていったので、クラール電子とは次第に疎遠になっていきました。

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著者紹介
鳩野 高嗣 (はとの たかし)

フリーランスのゲーム制作者・グラフィッカー。 タイヨーシステム(カルチャーブレーン)~アルファ電子(ADK、フォンキャスト)~TENKY~dropといったキャリアを経て、現在に至る。
アルファ電子には1986年から2001年まで在籍しており、同社の黄金期から末期までの歴史・実情を知る人物である。 関わった作品は『ラギ』『痛快GANGAN行進曲』『ワールドヒーローズパーフェクト』『テニスの王子様-SWEAT&TEARS-』シリーズ、『マイネリーベ2』など多数。

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