映画化された『モータルコンバット』って何?シリーズ徹底解説

モータルコンバットとは

 

こんにちは。BEEPのワープ加藤です。
モータルコンバット』といえば、過激なバイオレンス表現と個性の強いキャラクターで世界的に人気を獲得してきた格闘ゲームです。

とにかく「グロい」ことだけが有名で、現在日本では発売されていないこともあり、作品についてあまり知らないという方も多いでしょう。
しかし、近年は実写映画でも再注目されたりと「どこから追えばいいの?」と気になる人も増えています。

そんな初心者へ向けて、シリーズの成り立ちからゲーム史、映像化作品、人気キャラクター、最新映画「モータルコンバット/ネクストラウンド」(2026)の基本情報までを一気に整理します。
未プレイ・未視聴でも楽しめるように、全作プレイ・アーケード版の基板まで持っている大ファン(通称:モータリアン)のワープ加藤が徹底解説していきます。

モータルコンバットとは

モータルコンバットとは

モータルコンバット(Mortal Kombat)』は、老舗「ミッドウェイゲームズ」(1958-2009)から1992年にリリースされた2Dの対戦格闘ゲームです。
略称は「MK」で、日本においては「モーコン」と略して呼ばれることが多いです。

まずはモーコンがどのような作品で、どのような人気や特徴があるのか解説します。

伝説の始まり! シリーズ誕生秘話

初代アーケード版

1991年、カプコンが送り出した2D対戦格闘ゲーム『ストリートファイターII』がゲーム史を大きく動かし、格闘ゲームの一大ブームが訪れました。
これを受けて、ピンボールやアーケード作品をリリースしていたゲームメーカー「ミッドウェイ」も負けずと格闘ゲームの製作に乗り出します。

この時、シリーズプロデューサーの「Ed Boon(エド・ブーン)」氏と「John Tobias(ジョン・トビアス)」氏は、「忍者」をイメージしたゲームにしようと提案しますが、ミッドウェイ上層部はこれを却下。
代案としてハリウッドスター「ジャン=クロード・ヴァン・ダム」氏をモチーフにしたゲームに切り替えようと動くも、契約問題により計画は振り出しに戻ります。

2人はミッドウェイ上層部を何とか説得、元の企画を再承認することで『モーコン』の開発が始まります。

初代のゲーム画面

トビアス氏の私物のビデオカメラ「Hi-8」で撮影された実写取り込みは、ドット絵全盛期の中では一際目立っていました。
インパクト絶大のビジュアルが好評を博し、アメリカを中心に大ヒットを記録していくことになります。

アメリカンなアジア! 魅力的なストーリーと世界観

世界観はカンフーを始めとした武闘家や忍者、雷神といった「オリエンタルなアジア感」満載のキャラが多数登場します。
加えて、ハリウッドスターや特殊部隊の兵士も登場しており、この「アメリカンで大げさなノリ」こそ本作の魅力となっています。

ストーリーは、人間界と魔界(アウトワールド)の対立を描いており、人間界が魔界からの生き残りをかけて文字通り「死闘」を繰り広げます。
世界の存亡は格闘大会「モータルコンバット」の勝敗で左右され、誰がどちら側に立つのか、裏切りや因縁も見どころとなっています。

リメイクやリブートも多いですが、作品ごとの大枠は変わらず、支配を狙う魔界勢力とそれに抗う人間界側の攻防が描かれます。

神拳降臨! フェイタリティの衝撃

フェイタリティは、勝敗が決した後に発動するトドメ演出で、シリーズを象徴する要素です。

KO後に特殊なコマンドを入力することで、相手に残酷な最後を迎えさせる、まさに「必殺技」な演出です。
日本では、ローカライズ版を担当したアクレイムジャパンに「究極神拳」と翻訳され、副題にも採用されています。

開発当初は実装していない機能でしたが、開発メンバーの「ゲーム中にピヨるのはストレスだけど、ピヨり中に相手をボコボコにできるのは楽しいよね」という思想から「トドメ技」として実装された経緯があります。

過激な演出から賛否両論だったものの、結果としてシリーズの知名度を押し上げました。
現在では、フェイタリティは単なるグロ表現ではなく、作品を一言で表せるアイコニックな存在として定着しています。

押さえておきたい伝説・エピソード

SFC版モータルコンバット

シリーズを語る上で欠かせない“事件”や“転機”を、さまざまな観点から振り返ります。
過激さが注目されがちな作品ですが、業界に与えた影響が非常に多いため、ゲーム史としても興味深い内容となっています。

特に知っておきたい5点をピックアップしてご紹介します。

残虐非道! レーティング発足

やはり、『モータルコンバット』を語る上で外せないのは、グロすぎたが故の炎上と社会問題です。
単なる炎上では終わらず、ゲーム業界が「年齢に応じて遊び分ける」仕組み“レーティング”を制定するきっかけの一つとなりました。

本作や同時期の「Time Killers」(1992)などの作品が影響し、1994年に北米でゲームソフト評定委員会「ESRB」が発足、日本でもレーティング制度を整える動きが活発になります。
その後各社が自主レーティングに努める中、セガによる自主規制(13禁/17禁)メガドライブ版・メガCD版の『モータルコンバット』が日本でも発売されます。

遅れること2002年、日本でも「CERO」が制定され、日本のビデオゲームのレーティングも整備されていきます。
このことから、『モータルコンバット』は規制の象徴と同時に、ルール整備を促した作品としてゲーム史に大きな影響を与えたといえます。

あのストIIをも超えた!? 本国での人気

アメリカでは『モータルコンバット』が格闘ゲームの代表格として語られる場面が多く、日本とはかなり温度差があります。
日本ではキャラ造形の影響からマニア向けというイメージですが、本国では”ストIIブーム”レベルのことが起きていました。

アーケードから家庭用へと移植される中で、学校では話題沸騰「友人同士で集まって盛り上がる」作品の筆頭となりました。
任天堂公式のゲーム雑誌「Nintendo Power(ニンテンドーパワー)」のランキングでも、SNES(北米版スーファミ)『モータルコンバット』が、ストIIを追い越すほど(※)の人気を誇っていました。
当時は格闘ゲーム戦国時代でしたが、一度みたら忘れられない強烈な個性を武器にして、ブランドを大ヒットへと導いていきます。
※ソース:『Nintendo Power』1993年12月号 TOP20 SUPER NES GAMES

名作誕生に影響!? フォロワー作品も大量発生

過激な演出やトドメの概念は業界を震撼させ、多くのフォロワー作品やオマージュが生まれました。
実写取り込みや暴力表現、「対戦相手を残虐に仕留める」要素がさまざまなゲームに導入されるきっかけとなりました。

大江戸ファイト

例えば、日本のゲームメーカーカネコは海外研修で本作を目にし『大江戸ファイト』を制作、マニアからカルト的な人気を博します。
SNKの名作『サムライスピリッツ』シリーズでも「絶命奥義」というトドメ技を実装するほどに影響を与えています。

また、『アンチャーテッド』や『ラストオブアス』シリーズで知られる「ノーティードッグ」がまだ個人開発だったころ、ポケットマネーでMK風格ゲー『ウェイ・オブ・ザ・ウォリアー』(1994)をリリースしています。これがユニバーサルの目にとまり、『クラッシュバンディクー』の制作に繋がったというエピソードがあります。

e-Sports! EVO競技種目にも抜擢

昨今対戦格闘ゲームと切っても切れない競技シーンにおいても、『モータルコンバット』は注目されています。

かつてはグロ演出ばかり注目され、格闘ゲームとしての出来は『ストリートファイター』シリーズ等に比べるとややバランスの悪い出来となっていました。
しかし、シリーズを重ねていくにつれゲームシステムもブラッシュアップされていきます。

シリーズ転換期に発売された『モータルコンバット9』(2011)がEVOに採用されてからは、時折メイン種目にその姿を見せてくれるようになります。

開催年採用タイトル備考
2011年 – 2013年Mortal Kombat(2011)EVO初のメイン種目に選出され、3年連続で採用されるほどの人気を見せる。
2015年Mortal Kombat XPS4/Xbox One向けにリリースされたナンバリング10作目が初採用。
2016年Mortal Kombat XL『MKX』の全DLCを含んだ完全版として前年に続き採用。
2019年Mortal Kombat 11ナンバリング第11作。進化したグラフィックとシステムで再びメイン種目に復帰。
2021年 – 2023年Mortal Kombat 11 Ultimate『11』の拡張版。2021年のオンライン開催を含め、3年連続で種目として採用。
2024年 – 2025年Mortal Kombat 1再び世界観をリセットしたシリーズ最新作。

ただし、最近のシリーズは日本では表現規制によって発売されていないこともあり、残念ながらアメリカ以外では種目から選外となることも多いです。
とはいえ、”グロい”だけでなく格闘ゲームとしても着実に進化しているとわかるエピソードとなっています。

ゲーム作品としても異例! 何度も映像化

『モータルコンバット』は、何度も映画やドラマになっており、ゲーム原作の作品の中でもその数はかなり多いです。
それまでのゲーム原作の映像作品は大爆死するか、設定が崩壊してファンが頭を抱えるケースがほとんどでした。

その中でも、ポール・W・S・アンダーソン監督が手掛けたモータルコンバット』(1995)は、「ゲーム原作映画の商業成功ルートを作ったパイオニア」的存在といえます。
ゲームの持つ「格闘アクション」「B級映画的なノリ」「テクノサウンド」をストレートに再現し、低予算(約1800万ドル)ながら全世界で1億2200万ドルを超える大ヒットを記録しました。

この成功を皮切りにゲーム原作の映像作品もヒットするようになり、本作を手掛けたアンダーソン監督はその後も『バイオハザード』(2002)など、大ヒットシリーズを生み出していきます。

ゲームシリーズ

『モータルコンバット』は長寿シリーズのため、時期によって大きくイメージが変わってきます。

ここからは“時代”ごとに区切って簡単に紹介したいと思います。
初期は実写取り込みのインパクトや大げさな設定・演出が強く、後年になるほどストーリー演出や競技性が強化されていきます。

MK4以降は日本では発売されていませんが、現在ナンバリングが12作品も存在します。

実写期(初代・MKII・MK3)

UMK3のキャラクターセレクト

初期三部作は、格闘ゲーム界に新たな一石を投じ、『モーコン』ブームを引き起こした立役者です。
特に『MKII』の人気はすさまじく、現在でもシリーズ最高傑作と言われることもあります。一説には94年のミッドウェイの収益の大半がMKIIのインカム(※)だったという話もあります。
※インカム:アーケードのクレジット売上のこと

MDCD版モータルコンバット

実写取り込みのビジュアルは当時の格闘ゲームの中でも異彩を放ち、日本でも「洋ゲー」や「バカゲー」としてカルト的に人気を博します。
この頃はローカライズもされており、アーケード版はタイトーが正式に輸入し稼働させています。また、『MKII』はロケーションテストも行われました。

家庭用としては、『モータルコンバット 神拳降臨伝説』(SFC・MD他)、『モータルコンバットII 究極神拳』(SS・PS他)、『モータルコンバット3』(PS)、『モータルコンバットトリロジー』(PS)がリリースされました。

ゲームとしてはお世辞にもバランスがいいとは言えず、浮かせコンボ(ジャグルコンボ)による永久パターン、超反応によるAIとまだまだ発展途上でした。
しかし、設定はすでに完成されており、映画版のストーリーも初期作の流れを踏襲しています。

正しく『モーコン』シリーズの黄金時代でした。

迷走期(MK4・MKDA・MKD)

MK4キャラクターセレクト

もともと2D格闘ゲームだった『モーコン』において、3D化は大きな挑戦でした。
MK4』からは『鉄拳』や『VF』シリーズのように軸の概念が追加され、武器攻撃が実装されるなど『ソウルキャリバー』シリーズからの影響も見て取れます。

さまざまな3D格ゲーの要素を取り入れ試行錯誤を繰り返しましたが、評価は振るわず第5作目の『DA』からは家庭用のみへと移行しました。
ストーリーモードが充実し始めたのもこの時期で「KONQUEST(コンクエストモード)」の実装や、どこかで見たことあるようなミニゲーム(※モーターコンバットなど)も収録されていました。
※モーターコンバット:モータルコンバットのキャラクターがアイテムや必殺技を駆使してカートレースを行うミニゲーム。

日本では発売されず、秋葉原の洋ゲーショップや輸入販売を専門とするショップで少数取り扱いがある程度でした。
また、この時期のゲーム機(PS2・初代Xbox・GC)にはエリアリージョンがあったため、日本の本体ではプレイできなかったことも敷居を高くしました。

一応、実現はしなかったものの日本でも展開の予定があったのかAMショーなどの業界向けに『モータルコンバット4』の日本展開を促すパンフレットがあった他、洋ゲーのパブリッシングを行っていた各社が動いていたウワサもあったようです。

しかし、3Dになったことでシンプルな実写取り込みのデザインから大幅にパワーアップしたのは大きな功績と言えるでしょう。

転換期(MKA・MKVSDC・MK9)

MKアルマゲドン

この時期のシリーズ作品は、開発体制やゲーム性の転換で大きく舵を切ることになります。

2006年に3D時代のモータルコンバットを締めくくる第7作目『MKA(アルマゲドン)』が発売されます。
ただ、過去キャラクター全員を参戦させたことで、フェイタリティは共通化され個性が失われました。
加えて、複雑になりすぎたストーリーもアメコミよろしくリセットをかけることになります。

そして2009年。
リーマンショックの影響もあり、販売元のミッドウェイが倒産し、現在権利を持つワーナーブラザーズに本作の権利が売却されることになります。
その際に開発メンバーも丸ごと移籍し『NetherRealm Studios(ネザーレルムスタジオ)』が発足します。

MKVSDC

ワーナー傘下になったことで、DCコミックとのコラボレーションが実現。
「ストリートファイター」シリーズで言うところの『マヴカプ』ならぬ『MK VS. DC』が実現しました。

「スーパーマン」や「バットマン」といったヒーローたちとの夢の競演は好評でシリーズ復活の兆しを見せます。
そして、以降のシリーズではゲストキャラとして映画やコミックのキャラクターを呼び込むイベントが定番となりました。

こうした流れから新生スタジオによるリブート版の展開がスタート。
当時の次世代機であるPS3とXbox 360で久しぶりの新作『MK9(2011)』が登場し、グロさもシステムも磨きがかかりました。

仕切り直されたことでストーリーの整理と演出の強化がされ、新規が入りやすい土台を作りました。
この時期のゲーム機はリージョンフリーで、ソフトさえ購入できれば、日本の本体でも遊びやすかったのも大きかったでしょう。

現在(MKX・MK11・MK1)

モータルコンバットXL

そして、現行機世代では最新のグラフィックで表現された度が過ぎるゴア演出、洗練された対戦システム、より深掘りされたストーリーとすべてが最高レベルにまとまっています。
ただし、日本語のローカライズ版はない上、尋常でないグロさのため好き嫌いは分かれるでしょう。

かつてはただの色違いだった忍者キャラクターたちも個性的な衣装でキャラ付けされ、フェイスモデルを採用したリアルなグラフィックはかつての実写取り込みを思わせます。
あの頃の洋ゲー感がありすぎて人を選ぶ過去作と違い、最近の作品は映画から入った層やあまり格ゲーが得意ではない方でも遊びやすくなっています。
オンライン対戦の実装で競技性も成熟し、やりこみがいのあるシステムになりました。

DLCによるキャラクター追加もあり、「ターミネーター」、「スポーン」、「ジェイソン」、「エイリアン」といった有名キャラクターが参戦しています。
格闘ゲーム界のスマブラ」のような存在になりつつあります。

シリーズを重ねるごとにグロさやゲストの豪華さもどんどん期待が上がっていくなか、今後どんな作品になっていくのか私も期待しています。

おまけ:外伝作品も多数あり

ミソロジーサブゼロ

外伝やスピンオフは多数あり、世界観の補完やキャラクターの掘り下げが活発に行われていました。

氷の忍者サブ・ゼロの前日談を描く『Mythologies: Sub-Zero(ミソロジーサブゼロ)』や、軍人ジャックスを主人公にした『Special Forces(スペシャルフォース)』など数多くリリースされています。

本編を遊んで「このキャラをもっと知りたい」「この時代の話が気になる」となった段階で外伝に触れると、気持ちよくハマれることでしょう。
ただしどれも難易度は高いので、覚悟はそれなりに必要になるので注意です。

オリエンタルな魅力あふれる人気キャラクターたち

シリーズ人気を支えるのは、人間界と魔界選りすぐりの濃いキャラクターたちです。
いずれも「アメリカンコミック」から飛び出したような香ばしい設定となっています。

ここでは初代から登場しているシリーズの顔ともいうべき7キャラを紹介します。

スコーピオン

引用:Youtube

「スコーピオン」(全蠍人)はシリーズを象徴するキャラクターの黄色い装束の忍者です。鎖でつながれたクナイでの攻撃が有名です。
もともとは「白井流」という日本の忍者組織の一員(本名:ハサシ・ハンゾウ)でした。

しかし、ライバル組織の忍者「サブ・ゼロ」によって、自分の家族や一族を全員惨殺され、自身も殺されてしまいます。
その強い怨みから地獄で悪霊(地獄の炎を操るアンデッド)として蘇り、「サブ・ゼロを絶対に殺す」という復讐のためだけに戦っています。

彼の代名詞といえば、クナイを放った際に、相手の胸に突き刺して自分の元へ引きずり寄せる技です。
この技を放つときに叫ぶ「Get over here!(ゲットオーバーヒアー)」や「Come here!(カムヒヤー)」というセリフは、海外のゲーム界では知らない人がいないほどの超有名フレーズになっています。
※ちなみにこの声を担当しているのは、プロデューサーの「ブーン」氏です。

2021年の映画では、原作の設定どおり日本人の「真田広之」氏が演じたことで話題になりました。

サブ・ゼロ

引用:Youtube

サブ・ゼロ」は、”絶対零度”の異名を持つ中国の忍者集団「リン・クエイ(燐暎)」に所属する氷気を操る忍者です。

アイスボール(凍結弾)、氷の分身(身代わり)、氷の剣(コリブレード)など、文字通り氷を自在に操るクールな戦術で戦います。
「サブ・ゼロ」はコードネームで、シリーズでは兄(ビ・ハン)弟(カイ・リャン)の二人が登場しています。

「ビ・ハン」は、スコーピオンの一族を滅ぼした冷酷な男で、『初代MK』でスコーピオンに復讐され、殺されてしまいます。
※のちに地獄で「ヌーブ・サイボット」という闇の忍者に転生。

その後「カイ・リャン」がコードネームを受け継ぎ、その正義感や情の厚さから、のちにスコーピオンとも誤解を解いて「和解」し共闘しています。
首を脊椎ごと引っこ抜くフェイタリティ「Spine Rip(通称:骨抜き)」が非常に有名で、先述のレーティング誕生に一役買いました。

リュウ・カン

引用:Youtube

「リュウ・カン」はゲームシリーズの主人公で、少林寺で過酷な修行を積んだ武術の天才です。

魔界から地球を護るため、格闘大会「モータルコンバット」に地球代表のチャンピオンとして参戦します。
カンフーキャラらしく、元ネタは「ブルース・リー」となっており、「空打裂傷脚(バイシクルキック)」を始めとした華麗な足技を軸に戦います。
加えて、炎を自在に操り、自分自身が巨大な「」に変身して相手を噛み砕いたりと、「まさにモータルコンバットの看板」のようなキャラクターです。

ただし、主人公にしては扱いが雑なことをファンからはネタにされており、キャラクターセレクト画面で初期カーソルになったことはなんと2回しかありません。

具体的な気の毒エピソードは、首を折られて死亡、死後に悪の力でゾンビとして復活、闇落ちなどがあります。
ゲーム最新作の『MK1』では、神の力を得て復活し、世界を再創生していますここまで波乱万丈な格ゲー主人公は彼くらいなものでしょう。

カノウ

引用:Youtube

カノウ」はならず者組織「黒龍会」の人間で、卑劣・下品・強欲を煮詰めたような、シリーズ屈指の愛され悪党です。
日本人のような名前ですが、発音自体は「ケィノゥ」に近いです。

彼は世界を支配したいといった大それた野望はなく、ただ「金、酒、女、そして自分が生き残ること」だけを目的に動いています。
地球がピンチになればあっさりと異世界の魔王側に寝返り、最新兵器の密輸や人間のスカウト方法を敵に教えたりします。

その徹底した「クズっぷり」と、どこかコミカルで人間臭いワイルドなキャラクター性から、悪役でありながらファンから非常に愛されています。
※映画『シュガーラッシュ』にも、悪役としてバッチリ登場しています。

サイボーグ化された右目から発するレーザーバタフライナイフを組み合わせた凶悪なファイトスタイルをはじめ、「相手の心臓を鷲掴みにして引き抜く」という過激なフェイタリティも持ち合わせています。

2021年版の映画では、コメディリリーフも担当しており、同じくコメディリリーフなキャラ付けである「ジョニー・ケージ」との絡みにも注目したいです。

ライデン

引用:Youtube

ライデン」は、ストーリーの中核を担う人物で地球を統治・保護する「雷神(全能の神)」です。

そのルックスから一見「田植えのおじさん」のようにも見えますが、シリーズでも屈指の戦闘力を誇ります。
魔界が地球を侵略しようとするのを防ぐため、リュウ・カンやジョニー・ケージといった優秀な人間の戦士たちをスカウトし、導くプロデューサー兼監督のような役割を担っています。

雷神らしく、体中からバリバリと電撃を放ち自在にコントロールします。テレポートで相手の背後に回ったり、手から電撃を飛ばしたりと、トリッキーな戦術を得意とします。
特に有名なのが、自らが魚のように横一線に飛び込んで相手を壁まで押し出す突進技(ミサイル・アタック)でしょう。

この技を出すときに「エイババエー!」といった独特の謎の奇声を上げるため、ネットミーム(ネタ)としても愛されています。
※この寄声は、漫画『ハイスコアガール』でも、ネタにされていました。

ジョニー・ケージ

引用:Youtube

ジョニー・ケージ」は、空手やマーシャルアーツ等を組み合わせた総合格闘技で戦う、アクション映画スターです。

世間から「所詮あいつのアクションはフィクション」と叩かれたため、「俺の格闘技が本物だってことを証明してやる!」という信じられないくらい軽いノリで、地球の命運を賭けた命がけの殺人大会に参戦しました。

ナルシストで目立ちたがり屋、私生活では離婚調停中など、良くも悪くも「軽薄なハリウッドセレブ」のイメージそのもの。
相手の股下に滑り込んで股間を殴る技(金的)が伝統芸能で、勝利時にサインを投げたりと性格がファイトスタイルに大きく表れています。

最新作(2026)では主人公に抜擢され、ドラマ『BOYS』で有名な「カール・アーバン」が演じることで話題となりました。
映画シリーズを追う人にとっては、必ず押さえておきたいキャラクターです。

ちなみにルックスの元ネタは、ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演デビュー作の『ブラッド・スポーツ』(Bloodsport)です。

ソニア・ブレイド

引用:Youtube

ソニア」は、アメリカ軍の特殊部隊に所属する、非常にタフで頭脳明晰なエリート女性将校です。

シリーズ最初の女性プレイアブルキャラクターであり、格闘ゲームの長い歴史から見ても「春麗」や「不知火舞」と並んで「女性ファイター」の地位を確立したパイオニアの一人といえます。
超人揃いのファイターが多い中、ファイトスタイルは王道で軍隊式の格闘術やキック技、関節技を得意としています。

両腕に装着したハイテク装置から放つピンク色のリング状のエネルギー波(エネルギー・リング)がトレードマークで、作品によってはドローン等の兵器も駆使して戦います。

ストーリー上では「黒龍会」のリーダーであるカノウとは因縁があり、彼を逮捕(抹殺)するために行動しています。
2026年版の映画でも、絡みがあるためやりとりの内容にも注目したいです。

映像作品

『モータルコンバット』はゲーム発IPとしては珍しいほど映像化が多いです。そのため、「結局どれから見たらいいの」となりがちです。
カジュアルな90年代映画を楽しみたいのか、ゲームさながらのバイオレンスアクションを観たいのかで選びましょう。

作品ごとに主軸となっているキャラクターが異なるため、推しを見つけて視聴するとより楽しめます。

ここからは、ワープ加藤の個人的な評価を交えて日本でも視聴できる作品をご紹介します。

映画シリーズ

モータルコンバット(1995)

引用:Amazon

概要
制作年: 1995年
監督: ポール・W・S・アンダーソン
ジャンル: 格闘アクション / ファンタジー
内容:『モータルコンバット』シリーズ最初の映像化作品で伝説の始まり。ゲーム一作目をベースに90年代のヒロイックなアクションムービーに仕上がっている。

ワープ加藤の評価
アクション:★★★☆☆
造形 :★☆☆☆☆
原作再現度:★★★★☆
シナリオ :★★☆☆☆
グロさ :★☆☆☆☆

あらすじ
武術家の「リュウ・カン」は弟を何者かに殺されてしまいます。復讐に燃えるリュウ・カンは、人間界の守護神ライデンの助言を得て武術大会「モータルコンバット」への参加を決意。時を同じくして、犯罪組織を追ってきた特殊部隊員の「ソニア・ブレイド」、リアリティのあるファイトを求めてやってきたハリウッドスターである「ジョニー・ケージ」が合流します。そして、大会の主催者「シャン・ツン」こそが黒幕で地球侵略を目論んでいることを告げます。3人の戦士は世界の命運をかけた戦いに身を投じます。

みどころ
ゲーム愛あふれるキャラ再現度:当時の技術で、ゲームキャラクターの衣装や特殊能力を見事に再現しています。特にクリストファー・ランバート演じるライデンの存在感は抜群です。
モーコンと言えばこの曲!伝説のテーマソング誕生:The Immortalsによるメインテーマ「Mortal Kombat Theme (テクノシンドローム)」は、映画史に残るほど中毒性が高く、一度聴いたら頭から離れません。
ポール・W・S・アンダーソン監督の原点:後に『バイオハザード』シリーズを大ヒットさせる監督が、初めて手掛けたゲーム実写化作品です。テンポの良いアクションシーンと、ヒロイックを突き詰めた演出がクセになる名作です。

視聴するには
モータルコンバット(Amazon Prime)

モータルコンバット(NetFlix)

モータルコンバット2(1997)

引用:Amazon

概要
制作年: 1997年
監督: ジョン・R・レオネッティ
ジャンル: 格闘アクション / ファンタジー
内容:1995年のヒット作『モータルコンバット』の直接的な続編。多くのキャラクターが登場する豪華な構成ですが、過剰な演出とチープなCGが災いし、批評的には非常に厳しい評価。

ワープ加藤の評価
アクション:★★★☆☆
造形 :測定不能
原作再現度:★★★★☆
シナリオ :★☆☆☆☆
グロさ :★☆☆☆☆

あらすじ
前作でモータルコンバットに勝利した地球側の戦士たちでしたが、喜びも束の間、皇帝「シャオ・カーン」がルールを破って地球に侵攻を開始します。時空の門が開かれ、地球は急速に魔界と同化し始めます。「ライデン」の導きのもと、リュウ・カンやソニアたちは再び地球を守るために立ち上がりますが、仲間の死や裏切り、そしてより強大な敵との戦いに直面することになります。

みどころ
“登場キャラクターの数”だけはシリーズ随一:「推しキャラが次々と出てくる」という点においては、シリーズファンには一定の楽しさがありますが、人気キャラのジョニーが開幕で死亡したりと使い捨ても目立ちます。
歴史に残る「チープすぎるCG」:本作の代名詞と言えるのが、荒削りなCGです。特にクライマックスの決戦で披露される、あまりにも不自然な演出は、今ではかえって「味」としてカルト的な親しみを持って語られています。
怒涛の展開と「ある意味で」目が離せないテンポ:とにかく戦闘シーンと必殺技を繋ぎ合わせたような構成になっています。ツッコミどころの多さも含めて、仲間内で鑑賞してワイワイ盛り上がる「B級・怪作アクション」としてはなかなか見どころがあります。

視聴するには
モータルコンバット2(Amazon Prime)

モータルコンバット2(NetFlix)

モータルコンバット(2021)

引用:Amazon

概要
公開年: 2021年
ジャンル: アクション/バトル/SF
監督: サイモン・マッコイド
製作: ジェームズ・ワン
特徴: 最新の映像技術とハードな描写で現代にリブート(再構築)した作品。

ワープ加藤の評価
アクション:★★★★☆
造形 :★★★★★
原作再現度:★★★☆☆
シナリオ :★★☆☆☆
グロさ :★★★★★

あらすじ
胸にドラゴンの形をした「痣」を持つ総合格闘家の「コール・ヤング」は、ある日突然、魔界の皇帝「シャン・ツン」が放った最強の刺客「サブ・ゼロ」に命を狙われます。家族を守るために逃亡したコールは、特殊部隊の「ジャックス」や「ソニア・ブレイド」と出会い、地球の守護者「ライデン」の寺院へと導かれます。そこで彼は、自身の痣が地球の運命を左右する「モータルコンバット」の戦士としての証であることを知り、人間界を守るための過酷な死闘に身を投じることになります。

みどころ
日本人キャストの圧倒的な存在感:真田広之(スコーピオン/ハサシ・ハンゾウ役)と浅野忠信(ライデン役)の二人が主要キャストとして参戦しています。特に真田広之が演じるスコーピオンの忍者アクションは非常に重厚で、本作の物語を貫く熱いドラマの核となっています。
「フェイタリティ」の妥協なき再現:原作ゲームの最大の特徴であり、代名詞でもある「フェイタリティ」を、最新のVFXで余すところなく再現しています。R15+指定の過激な描写は、シリーズファン納得のクオリティです。
リブートによる現代的なバトル描写:映画オリジナルの主人公コールを軸にしつつ、誰もが知る人気キャラの必殺技や戦闘スタイルが現代的な演出で映像化されています。アクション映画としてシンプルに熱くなれるエンターテインメント作品です。

視聴するには
2021版モータルコンバット(Amazon Prime)

2021版モータルコンバット(Netflix)

ドラマシリーズ

モータルコンバット:コンクエスト(1998)

引用:Amazon(DVD版『T-X』)

概要
放送期間: 1998年10月〜1999年5月(全22話)
制作: ニューライン・テレビジョン
ジャンル: アクション/ファンタジー
内容: 映画『モータルコンバット』シリーズの「500年前」を舞台にした前日譚。DVD化に伴い『T-X』という邦題に変更されている。

ワープ加藤の評価
アクション:★★★☆☆
造形 :★★★☆☆
原作再現度:★★★☆☆
シナリオ :★★★☆☆
グロさ :★☆☆☆☆

あらすじ
かつて地球の守護者である僧侶「クン・ラオ」は、モータルコンバットの大会で「シャン・ツン」を打ち破り、地球界(アースレルム)を救いました。しかし、シャン・ツンを殺さずに生かしたことで、復讐を企てる皇帝「シャオ・カーン」の怒りを買います。クン・ラオは、雷神「ライデン」の導きを受けながら、元ボディーガードの「シロ」、 元泥棒の「タージャ」という二人の仲間と共に、次なる戦いに備えて新たな戦士を育成し、地球を守るための過酷な旅を続けます。

みどころ
映画版の500年前という前日談:映画版で語られていた「かつての伝説の戦い」を深掘りしています。おなじみのライデンやシャン・ツンが、映画とは異なる若い世代の戦士たちとどのように関わってきたのかが描かれています。
テレビシリーズならではの群像劇:映画版では描かれなかったキャラクター同士の絆や、旅の中での人間ドラマに焦点が当てられています。特に、クリスタナ・ローケン演じるタージャをはじめとする、メイン3人のキャラクターが成長していく様子は本作の見どころです。
カルト的な人気を誇る格闘アクション:限られた予算の中での制作でしたが、当時のテレビドラマとしては非常に意欲的な格闘シーンが詰め込まれています。ゲーム版のファンならニヤリとするキャラクターの登場や、世界観を重視した演出が随所に見られます。

モータルコンバット:レガシー(2011)

引用:Amazon

概要
配信開始: 2011年
ジャンル: アクション/格闘/ダークファンタジー
形式: Webシリーズ(短編アンソロジー形式)
内容: 映画やゲームの設定を現代的かつリアルに再構築した「リブート」的な短編シリーズ。

ワープ加藤の評価
アクション:★★★★☆
造形 :★★☆☆☆
原作再現度:★★★☆☆
シナリオ :★★★★☆
グロさ :★★☆☆☆

あらすじ
本作は特定の大きな物語を追うというよりは、各エピソードごとに特定の登場人物に焦点を当てたアンソロジー形式をとっています。「ジョニー・ケージ」、「ソニア・ブレイド」、「ジャックス」、「スコーピオン」、「サブ・ゼロ」といった人気キャラクターたちが、どのような人生を歩み、なぜ「モータルコンバット」の戦いに身を投じることになったのか。それぞれの生い立ちや葛藤、精度最高の宿命的な対決に至るまでを、非常にシリアスかつハードなトーンで描いています。

みどころ
「リアル志向」のキャラクター描写:これまでの実写作品よりも格段にシリアスで重厚な演出がなされています。キャラクターの超人的な技の裏側にある「人間ドラマ」に深く踏み込んでおり、特にスコーピオンとサブ・ゼロの因縁の物語は、悲劇的なドラマとして非常に高い評価を得ています。
洗練されたアクションの質:Webシリーズとは思えないほど、アクションシーンのクオリティが極めて高いです。格闘術のリアリティ、カメラワークのスピード感、そして容赦のない暴力描写が『モータルコンバット』らしい「残酷な美学」をうまく表現しています。
短時間で楽しめる高密度のエピソード:各話が数分から10分程度と非常にコンパクトなため、キャラクター一人ひとりの物語を凝縮して楽しむことができます。「格闘ゲームの映画化」という枠を超え、SF・ファンタジー・犯罪ドラマを融合させたような濃厚なストーリーが展開されます。

最新作「モータルコンバット/ネクストラウンド」(2026)の情報

2021年版の続編となる最新作について、簡単にご紹介します。
前作では開催されなかった「モータルコンバット」本戦がついに開催!

日本人キャスト含む、前作のメンバーも続投し、さらなるパワーアップを果たした今期屈指のバイオレンスアクションへと仕上がっています。

公開日・上映時間・製作国・配給

  • 公開日:2026年6月5日
  • 上映時間:116分
  • 製作国:アメリカ
  • レーティング:R15+
  • 配給:東和ピクチャーズ、東宝

あらすじ

前作の戦いから数刻、人類の存亡をかけた武術大会『モータルコンバット』が開催されます。
現在、人間界は9連敗中。これに負ければ魔界に屈し、世界は暗黒に包まれてしまう状況まで追い込まれてる絶望的な状況です。

しかも、前回の戦いで仲間を失った人間界は新たな戦士を探さなくてはなりません。
そこで新たな仲間、ハリウッドスターの「ジョニー・ケージ」を。

かつて魔界に下った王国「エデニア」の王女「キタナ」の協力を得て、打倒魔界へと乗り出します。
対する魔界は真の黒幕である皇帝「シャオ・カーン」率いる勢力が牙をむきます。

果たして勝つのは、人間界か……はたまた魔界か……。壮絶な”殺戮の宴”が今始まる……。

キャスト一覧(主要キャラクター)

人間界側と魔界側に分けて、主要キャラを簡単に紹介します。
ゲーム版を限りなく再現した豪華キャスト陣で送られる”殺戮の宴”をお見逃しなく。

人間界の主要キャラ

  • ジョニー・ケージ:カール・アーバン(落ち目のハリウッドスター、特殊能力はなくお調子者で”なめてる男”)
  • スコーピオン(ハサシ・ハンゾウ):真田広之(シリーズを代表する白井流の忍者、ビ・ハンへの復讐を果たし隠居中)
  • 雷電:浅野忠信(人間界の守護者である雷神、溢れんばかりのエネルギーで眼が常時光っている)
  • ソニア・ブレイド:ジェシカ・マクナミー(特殊部隊の戦士、エネルギーリングによる射撃と足技を得意とする)
  • カノウ:ジョシュ・ローソン(ならず者的ポジションで物語のムードメーカー、眼からレーザーを発射できる)
  • リュウ・カン:ルディ・リン(ゲームでは主人公を務める少林僧、炎を自在に操る人間界屈指の実力者)
  • コール・ヤング:ルイス・タン(映画オリジナルキャラクターで前作の主人公、防御力に優れる)
  • サブ・ゼロ(ビ・ハン):ジョー・タスリム(ハンゾウの家族を殺した冷酷な忍者、前作で燃え尽きたハズだが……)
  • ジャックス:メカッド・ブルックス(ソニアの相棒の軍人でサイボーグの腕を持つパワーファイター)
  • クン・ラオ:マックス・ファン(前作で死亡したリュウ・カンの兄弟子。刃のついた帽子がトレードマーク)

魔界の主要キャラ

  • シャオ・カーン:マーティン・フォード(魔界を率いる暴君、巨大なハンマーを振り人間界の支配ももくろむ)
  • キタナ:アデライン・ルドルフ(かつて魔界に支配されてしまったエデニアの姫、打倒魔界を掲げ鉄扇で戦う)
  • ジェイド:タティ・ガブリエル(キタナの親友で師匠、エネルギーと棒術を駆使する)
  • クァン・チー:デイモン・ヘリマン(魔界の戦力を増強するネクロマンサー、死人を蘇らせる秘術を持つ)
  • シャン・ツン:チン・ハン(魔界側の策謀を担う前作の黒幕、精気を自在に操ることができ非常に野心的)
  • バラカ:C・J・ブルームフィールド(魔界に住むタルカタン族の戦士、凶暴な牙と腕についた刃が特徴)
  • シンデル:アナ・トゥ・グエン(キタナの母親で元エデニアの女王、声を超音波にして攻撃できる)

見どころ・評価ポイント

フェイタリティと圧巻のアクション

全編20分にも及ぶ濃密な格闘シーンと、決着を彩るフェイタリティが最大の魅力です。

シナリオはファイトに全力しているため、かなりテンポがよく「頭をカラッポにして」視聴できます。

多数のキャラクターが錯綜するシナリオながらも、それぞれにバランスよく見せ場があるのでお気に入りキャラを見つけやすいのもポイントです。

圧倒的再現度とファンなら思わずニヤリとする演出

ゲーム由来の技、決め台詞、ステージなど、「分かっているな」と感じるリスペクトがたくさんあります。

特に、ゲームにゆかりのある人物の登場シーンは、ファンなら抱腹絶倒間違いなしです。

ワーナーブラザーズらしい、小ネタや映画ネタも多数あるためモーコンの原作を知らなくても笑えるポイントがたくさんあります。

まとめ

モータルコンバット』が長く愛される理由は、フェイタリティを始めとしたグロさや過激さだけでなくキャラデザインやストーリー・世界観も非常に魅力的だからです。
炎上しながらも築いてきた文化は、やがて世界を震撼させ日本にも再び訪れています。

映画化によって、シリーズを新しく追いかける人が増えている現在。再びシリーズが盛り上がる兆しを見せています。
まず迷ったら、「ネクストラウンド」から入っても問題ありません。世界観が気に入ったりグロいのが苦手であれば、1995年版で楽しむのがおすすめです。

ゲームに触れるのはかなり骨が折れますが、近年作のストーリーモードは動画サイト等でも翻訳されていますし、熱量の高い日本語のファンサイトも存在するため、そちらもチェックしてみてください。

では、また次回お会いしましょう!
さよなら~、さよなら~、さよなら~


著者

◆書いた人◆

ワープ加藤

BEEPコンテンツチームの洋ゲー好きライター。名作記事を書いてはモータルコンバットを忍ばせるリンクェイの回し者。大のサブ・ゼロ推し(特に弟)。

 

『モータルコンバット』の日本国内版は、アクレイムジャパンの撤退や、日本のレーティング(CERO)の厳格化に伴い、2000年代以降は国内での正式発売がほとんど行われなくなってしまいました。

そのため、90年代に国内で発売されたSFC、MD、GB、PSなどの当時のハードで発売されたシリーズソフトは、現在コレクターの間で非常に需要が高まっています。

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