箱なしファミコンソフトの買取価格は低い?
高価買取に必要なのは…
ファミコンのソフトが手元にあるけれど、箱や説明書は揃っていない…… ファミコンの一大ブームから40年も経っているため、そんな方も多いのではないでしょうか。
この記事では「箱なしファミコンのソフトの買取価格はどれくらいなのか」「そもそも値段が付くのか」「高価買取にどうして箱や付属品が重要なのか」を解説します。ファミコンソフトの保管や売却を検討中のかたに役立つ視点を提供できれば幸いです。
箱なしファミコンソフトも買取可能?
箱なしのファミコンソフトでも買取は可能です。
ただし、タイトルによっては、1本10円など買取額がかなり低くなります。例えば次のようなソフトです。
- 大ヒットタイトル
- 需要が少ないタイトル
また基本的にどんなタイトルであっても、
カセット単体の場合は、完品(箱や説明書などの付属品がすべて揃ったもの)の4分の1から10分の1程度の買取価格になることが多いです。
なぜ、そんなに値段が違ってしまうのでしょうか?
昔のゲームはソフトだけではなく、箱や付属品に価値があるからです。
箱に価値がある? 箱なしだと価格が低くなるワケ
ファミコンソフトの中には、箱自体がコレクターにとって価値が高いものがあります。代表的なのは一部のタイトルの「銀箱」や「プラ製ハードケース」です。
そういったタイトルは通常の箱でも販売されていましたが、特殊な箱で数を絞って販売されていたため、現在になって稀少価値が出ています。
1.任天堂で再販されたタイトルの「銀箱」
任天堂のファミコンソフトの箱といえば、様々な色をベースにした小さな紙箱に、タイトルとグラフィックが入っているのが通常でした。
ただ、任天堂発売の一部のタイトルのパッケージは、銀色の一回り大きな紙箱に入っています。
コレクターの間で「銀箱」と呼ばれるもので、タイトルによっては、通常の箱より価値が高いです。
例えば『ドンキーコングJR.の算数遊び』だと、カセットのみの買取価格は200円。そこまで高額になるタイトルではありません。
しかし、銀箱も付いたものだと12,000円程度、通常の青い箱なら4,000円程度となり、3倍もの差があります。
(価格は、BEEP買取価格表2024年12月による)
箱の種類で価値が違うのは、銀箱は販売当時に出回っていた数が少なかったからです。
銀箱は、1984年10月に任天堂がソフトの定価を3,800円から4,500円に値上げしたことに伴って使われたものでした。
この値上げにより、過去に小箱で販売されていたソフトも新規販売分からは銀箱に切り替えられていきましたが、旧価格の小箱版も回収されず市場に残っていました。
当然、世の中では同じタイトルなら安い小箱版が好まれます。
そのため、流通数は小箱>銀箱になりがちだったと考えられます。
その他の細かな違い
銀箱だから全部価値が高いというわけではありません。
出荷時期によってバーコードやFFマークの有無など細かな違いがあり、それぞれに価値の高い低いがあります。
ちなみに、銀箱以上の大きさの箱に使われる「透明なプラ製の台座」も、箱と同じくらい重要です。
各メーカーが凹凸でメーカー名を入れていたり、タイトルによっては付属品のコインを入れる凹みがついていたりと様々です。
箱とセットでない場合、買取価格に影響するでしょう。
2.再販されたタイトルの「ハードケース」
メーカーによっては、紙箱ではなくプラスチック製の黒いケースを採用しているものがあります。
ナムコはその代表で、「スーパーゼビウス ガンプの謎」(1986年9月19日発売)からプラスチック製のケースを採用しました。
この変更によって、紙の箱からハードケース仕様で再販されたものがあります。ナムコ初期のタイトル「ギャラクシアン」「パックマン」「マッピー」「ギャラガ」「ディグダグ」の5本です。これらのハードケース版は出荷数が限られていたため、コレクターにとってはこのケースこそがレアものの証なのです。
ちなみに、タイトー、光栄、ヘクト、サン電子から発売されたソフトの中にも、同様のハードケースを使っているものがあります。しかし、そういったソフトの価値は一概には言えません。ナムコの5本が、現在では特別視されています。
3.その他、パッケージに違いがあるもの
他にも、同じタイトルでもパッケージの違いが存在し、一部のパッケージが非常に稀少になっているものがあります。ここでは有名なタイトルを3つ紹介します。
『スペランカー』(アイレム)
アイレムの初期タイトルはカセットにLEDが付いていましたが、後に販売された後期版ではLEDが無くなりました。
それに伴ってパッケージもLED有りの前期版と後期版があり、後期版のほうが貴重となっています。
特に『スペランカー』では、箱には前期・後期の違いに加えて「ポップの有無」という違いもあります。
前期版のスペランカーの箱には、ゲームに登場するゴーストをかたどったポップがくっついています。これが後期版では付いていません。
しかし、後期の箱デザインにもかかわらずポップが印刷されてしまったものが存在します。この「後期版ポップあり」の箱が非常に高額でやり取りされているそうです。
『スペランカー』の場合、こうした細かな差異をカセットだけでは判別できません。だから箱こそが重要なのです。
『スパルタンX』/『KUNG FU(カンフー)』(アイレム)
元はアーケードで稼働したゲームを、ファミコンソフトとして移植したのが『スパルタンX』です。その後、海外向けに販売された際にタイトルが『KUNG FU』と変わりました。
そして海外版の販売後、国内でも『KUNG FU』の名前で少数ながら販売されていました。内容的にはほとんど同じソフトが、違う名前で流通したことになります。
しかし『KUNG FU』の名称は、その後の国内のリメイクや復刻時に使われることはありませんでした。『KUNG FU』表記のパッケージで少しだけ販売された時期も理由も、明確にはわかっていません。
そんな謎めいた事情と流通量の少なさから、コレクターの間では『KUNG FU』表記のカセットや箱はとても稀少価値があったのです。
もちろん、宮本茂が西山隆志に声をかけて開発を始めるなど、錚々たるメンバーが集う作品で魅力も高かったのですが。
『ロードランナー』(ハドソン)
このタイトルは、販売時期によって箱のサイズが異なっています。買取価格も、箱のサイズごとに大きく変わります。
小箱(1984年~)
最初に販売された時のパッケージです。稀少価値は高くありません。
中箱(1985年?)
任天堂の「銀箱」と同じサイズです。中に透明のプラスチック製台座が使われています。
大箱(1991年)
スーパーファミコンが発売になった後に、当時のハドソン副社長が促して再販されたバージョンだといわれています。説明書・注意書きのほか、ダウンタウンが使われたキャンペーン広告が入っています。
大箱はカセットにも違いがあります。他の2つとは異なり、ラベルにパッケージイラストが入っています。
大中小の3種類のうち、中箱がかなり珍しく価値が高いです。
中箱の完品だと、開封済みでも買取額が5万円を超えたこともあります。
以上のように、様々な理由で複数のバージョンをもつタイトルが存在しており、中にはとても貴重なものもあります。
箱は買取価格を決める重要な要素なのです。
箱以外の付属品も重要? 高価買取になる付属品
ファミコンソフトの箱には、カセットと説明書以外にも様々な付属品が入っていました。
これらの有無も、買取価格に大きく影響します。
紙モノ
タイトルによっては、使用上の注意が書かれた紙、メーカー宛ハガキ、他ソフトの宣伝、ポスター、カセットに貼るステッカー等、様々な紙でできた付属品が付いています。
こうした紙モノは、興味を持たれず捨てられてしまうことも多いものです。また、破れていたり書き込みがあったりすることも多く復旧も難しいので、きれいな状態のものはとても貴重です。
販売当時と同じような状態に保っているものなら、説明書やその他の紙だけで数千円の違いが出るものもあります。
その他珍しい付属品
紙モノ以外にも、特殊な付属品が入っているタイトルがあります。
例えばSNKの『アテナ』は、テーマソングなどを収録した音楽カセットテープがついていました。
『アテナ』は箱に加えて説明書やカセットテープも揃った場合なら1万円以上の高額買取が狙えますが、ゲームカセットのみだと10分の1以下の値段になってしまいます。
また、一部の数が限られた超プレミアソフトでは、「当選通知書」などの付属品が本物を証明するという意味でも重要視されています。
他にも、珍しい付属品をもつタイトルは次のようなものがあります。
- メタルフィギュア
(アスキー『覇邪の封印』) - システム手帳
(ホット・ビィ『プレジデントの選択』) - VHS
(ポニーキャニオン『シャドウブレイン』) - マンガ冊子
(ソフエル『ザ・マネーゲーム』)
これらは付属品だけで取引されることすらあります。箱以外の付属品も、非常に価値が高いのです。
箱なしファミコンソフトの買取価格(2024年時点)
有名なファミコンソフトについて、完品の場合とカセットのみの場合の買取価格を紹介します。
※価格はBEEP買取価格表2024年12月のものです。
※時期や状態によって、買取価格は大きく変わることがあります。
箱なしの価格10~200円
誰もが知るような有名タイトルは、箱なしだとそれほど高価買取は期待できません。
スーパーマリオブラザーズ
完品の場合 400円
ソフトのみ 10円程度
1985年9月13日に任天堂から発売されたファミリーコンピュータ用横スクロールアクションゲームです。
国内で681万本、海外を含めると4024万本も出荷された大ヒットタイトルです。そのため買取額はあまり高くなりません。
ドラゴンクエスト
完品の場合 2,000円
ソフトのみ 10円程度
1986年(昭和61年)5月27日にエニックス(現:スクウェア・エニックス)より発売されたRPGです。国内150万本を売り上げた大成功のタイトルで、続編の「Ⅱ」「Ⅲ」ではさらに存在感を増していきます。
ヒット作のため、値段は低めです。状態によっては値段が付かないこともあります。
ファイナルファンタジー
完品の場合 2,000円
ソフトのみ 10円程度
1987年12月18日に日本のスクウェアから発売されたRPGです。国内では 52万本が売れましたが、海外ではさらに人気が高く120万本が出荷されています。
後年のシリーズよりも数が少ないためか、近年は値上がり傾向にあります。
星のカービィ 夢の泉の物語
完品の場合 900円
ソフトのみ 10円程度
HAL研究所が開発し、任天堂から1993年3月23日に発売されたファミリーコンピュータ用アクションゲームです。
「星のカービィシリーズ」の第2作目であり、国内で100万本近くを売り上げた名作です。2002年にゲームボーイアドバンス用ソフトとしてリメイクされ、そちらも空前の大ヒットとなりました。
稀少価値はそれほどないので、箱なしの高価買取は難しいでしょう。
箱なしの価格200~1000円
有名なソフトばかりですが、人気が高いわりに数が少なく、箱なしでも価格が付く場合があります。
マリオブラザーズ(銀箱)
完品の場合 3,000円
ソフトのみ 200円
1983年6月に稼働したアーケード版「マリオブラザーズ」を移植したものです。ここでは、通称「銀箱」版のマリオブラザーズについての価格を示しました。
1984年、任天堂は自社ファミリーコンピュータ用ソフトの定価を4500円へと値上げします。それ以降は既存タイトルも4500円に価格が改定され、銀色の箱に変更されました。ちなみに、発売当初の「マリオブラザーズ」の箱はオレンジ色でした。
また銀箱のあるソフトは、カセット生産時期によってラベルや表面の質感に微妙な違いがあることも判明しています。生産時期によっては、思ったよりも高い値段がつくかもしれません。
MOTHER
完品の場合 1,800円
完品の場合 500円
1989年7月27日に任天堂から発売されたRPGです。コピーライターやエッセイストとして活躍する糸井重里がディレクションを手掛けていて、独特の言語センスやストーリーに惹かれるカルト的なファンが当時から多くいます。
2015年には、Wii Uのバーチャルコンソールで海外にも初配信され話題になりました。海外には、スーパーファミコンで発売された続編『MOTEHR2』が『EarthBound(アースバウンド)』というタイトルですでに移植されており、シリーズのファンも多くいたようです。
まだまだ世界中で人気が続く名作で、箱なしでも値段が付く可能性があるタイトルです。
ゼルダの伝説1 THE HYRULE FANTASY
完品の場合 4,500円
ソフトのみ 700円
1986年2月にディスクシステム用にリリースされた同ソフトを、カセット版として1994年に発売したものです。
同日発売のアクションパズルゲーム「ワリオの森」とともに、ファミコンで任天堂がリリースした最後のタイトルとなります。
生産数が少なかったこともあり、高値が付きやすいソフトの1つです。
ロックマン2 Dr.ワイリーの謎
完品の場合 6,000円
ソフトのみ 400円
カプコンの横スクロールアクション「ロックマン」シリーズ2作目です。
ロックマンは海外では「Mega Man」として知られており、人気が高いシリーズです。
国内のファミコン版カセットも価値が上がっていて、箱なしでも値段が付く可能性が高いでしょう。
箱なしの価格1500円~
ちょっとコアですが根強い人気がある作品や、
様々な事情で当時から数が少なかったものが含まれます。
悪魔城伝説
完品の場合 5,700円
ソフトのみ 1,700円
コナミから1989年12月22日に発売されたアクションゲームで、ファミコンの「悪魔城ドラキュラ」シリーズでは3作目にあたります。
ディスクシステムで発売された前2作とは違い、今作からカセットとなりました。
また、『メタルスレイダーグローリー』(後述)と同じ高性能のVRC6チップを採用し、更に美しいグラフィックとBGMを実現しています。
ワラキアの伝説をベースにしたダークな雰囲気が海外ファンにも人気で、欧米版である『Castlevania III: Dracula’s Curse』は約85万本も売れました。任天堂ハードや他機種でもたびたび復刻がなされているタイトルですが、まだまだ当時のカセットも人気が高く高価買取が期待できます。
ふしぎの海のナディア
完品の場合 9,000円
ソフトのみ 3,500円
1991年3月15日に東宝から発売されたシミュレーションゲームです。
人気を博したテレビアニメのキャラクターを採用しているものの、あまり話題になりませんでした。メガドライブで出た同名のアドベンチャーゲームのほうが好評だったようです。
買取価格は高くなりがちで、箱なしでも十分値段が付くでしょう。
アイドル八犬伝
完品の場合 13,000円
ソフトのみ 2,500円
1989年9月14日にトーワチキから発売されたアドベンチャーゲームです。関連商品として小説やサウンドトラックなども発売されており、根強いファンのいる作品です。
比較的値段が高めになります。パッケージもよくあるものと雰囲気が違うので、箱や説明書があると価値が跳ね上がるようですね。
メタルスレイダーグローリー
完品の場合 13,000円
ソフトのみ 7,000円
1991年8月30日にHAL研究所から発売されたコマンド式SFアドベンチャーゲームです。
4年2か月をかけてようやく発売に至ったソフトですが、1991年8月はハードが入れ替わり始めている時期でファミコンのソフト展開も減っていました。そのため販売数は伸びませんでした(初回ロットの1万2千本のみ)。
しかし、ファミコンソフトとは思えないような高クオリティのグラフィックを実現している伝説的な作品でもあり、今なおファミコン世代の間で話題になっています。
なお本作の完品は「カセット」「箱型パッケージ」「カセット台座」「説明書」「ステッカー」「ポスター」が揃ったものです。完品になると相当の高価買取が期待できます。
地底戦空バゾルダー
完品の場合 120,000円
ソフトのみ 15,000円
サイクロンシステムが開発し、ソフエルから発売されたシューティングゲームです。ファミコンのソフト展開末期の1991年11月に発売されたため、流通量が少なくプレミアがついたソフトとして有名です。もちろん箱なしでも高価買取となるでしょう。
【番外編】非売品カセット(箱なしでも10,000円~)
ファミコンソフトの中には、カセットの色やラベルが市販のものと違った特別なバージョンがあります。
これらの多くは非売品で、決まった数しか作られていません。
本物であることを証明するため、箱や「当選通知書」、「入賞証明書」とともに出品されることが多いですが、箱なしで高額で取引されるものもあります。
ここでは今でも入手しやすいタイトルを2点、ほとんど流通しない超プレミアタイトルを2点紹介します。
グラディウス(アルキメンデス編)
完品の場合 40,000円
ソフトのみ 12,000円
カップ麺「アルキメンデス」の抽選キャンペーンで、4,000名限定でプレゼントされたソフトです。
通常の「グラディウス」とのゲーム内容の違いは、登場するパワーアップカプセルがラーメンのグラフィックになっている点です。
箱にもカセットにも「アルキメンデス編」という表記がされているため、カセットのみでも一目で非売品と判別できます。
箱なしでも高価買取が期待できるかもしれません。
パンチアウト!! ゴールドカートリッジ
完品の場合 40,000円
ソフトのみ 10,000円
1984年にアーケードゲームとして稼働した「パンチアウト!!」の移植作品です。
通常とは違うこの金色のカートリッジは、ディスクシステム用ゴルフゲーム「ゴルフUSコース」を使用した全国大会『第2回 ファミリーコンピュータゴルフトーナメント』の上位入賞者と、参加者を対象とした抽選当選者に配布された非売品です。
配布数は10,000名という情報があり、非売品の中ではよく見かけるソフトです。しかし珍しい金色カートリッジは人気が高く値段は落ちていません。箱や入賞証明書がなくても、それなりの高価買取を期待できます。
ドラゴンボールZⅡ 激神フリーザ‼ ゴールドカートリッジ
完品の場合 500,000円
ソフトのみ 200,000円
1991年に開催された「Vジャンプフェスティバル」の抽選会においてプレゼントされた非売品です。配布数は不明ですが、かなり稀少価値が高く頻繁には見られません。
内容は、市販の『ドラゴンボールZⅡ 激神フリーザ‼』と同じです。
カセットが金色になっていて、ラベルが市販のものと違うイラストになっています。また、箱の右上には金色のシールが貼ってあります。
海外で5,000ドルで落札されたという情報もあり、今後も注目されている品です。
キン肉マン マッスルタッグマッチ ゴールドカートリッジ
完品の場合 1,200,000円
ソフトのみ 230,000円
1985年11月8日にバンダイから発売されたファミコンソフト「キン肉マン マッスルタッグマッチ」の限定版です。
販売促進キャンペーンとして開催された「宇宙一ゲーム超人コンテンスト」地域チャンピオン合計8名にプレゼントされたものです。
ゲーム内容は通常版と変わりませんが、1点だけ相違点があります。入賞者8人がそれぞれ選んだ超人が、既存のキャラクターと差し替えで入っているのです。
箱なしの場合の記録がないので価格は予想できませんが、本物と証明できれば間違いなく世界最高レベルの高額となるでしょう。
ちなみに、カセットが緑色をしている「キン肉マン マッスルタッグマッチ 集英社児童図書 おたのしみプレゼント」も存在します。
こちらも非売品で、懸賞の景品として配布されたものです。およその買取価格は次のとおりです。
完品の場合 30,000円~
ソフトのみ 20,000円
箱なしファミコンソフトを買い取ってもらうには
①宅配買取・出張買取 ②店頭買取 ③ネットオークション の3つが主な手段です。
それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
宅配買取・出張買取
ご自身で品物を箱に詰め、指定の宛先に郵送して買い取ってもらうのが「宅配買取」です。
買取スタッフに自宅まで来てもらい、その場で査定・買取をしてもらう「出張買取」もあります。
【詳しくは以下のページでも解説!】
【メリット】
・運ぶ手間がかからない
特に大量のソフトを持っている場合や、他のゲーム機やソフトをまとめて売るときにはおすすめです。
宅配買取や出張買取では、申し込みをしたら梱包して自宅で集荷を待つだけ。
荷物を持って移動する必要がありません。
・店舗より値段が高めに出ることも
店舗を持たない会社は、施設維持費や人件費を省けるため査定額が高めに出ることがあります。
ソフトの買取価格の目安をHPで示している会社も多いので、事前に確認してみるのがオススメです。
<参考>
店頭買取
中古販売店やゲーム取扱店に売りたいものを持ち込み、査定・買取してもらう方法です。
【詳しくは以下のページでも解説!】
【メリット】
・梱包の手間がいらない
ソフトの量がそこまでない場合は、厳重に梱包しなくとも、手軽な袋や箱に入れて持ち込むのが楽でしょう。
・その日のうちに完結する
量にもよりますが、大抵、その日のうちに査定を済ませて値段を伝えてくれるはずです。
急いで片付ける場合で、店舗が近くにある場合は最も早く取引が完了するでしょう。
【デメリット】
・レトロゲームの買取を行っていない店舗も多い
事前に調べてから持ち込まないと、無駄足になることがあります。
レトロゲームの専門店なら、ホームページに買取可能なタイトルを示しています。事前に確認してみてください。
<参考:買取強化中ソフト>
ネットオークション・フリマアプリ
「Yahoo! オークション」や、「メルカリ」等のサービスに出品して、購入を希望する個人と取引する方法です。
【メリット】
・価格をある程度自分で決められる
オークションの場合は、人気のソフトなら高額買取も狙えます。
【デメリット】
・出品と取引に時間がかかる
自分で商品の写真を撮り、付属品や状態の説明を書かなくてはなりません。たくさん売りたいものがある場合はかなり手間がかかるでしょう。
また、取引の際には購入希望者からの質問に答えたり、様々なメッセージを送ったりする必要があります。
発送も自分でしなければならず、時間や資材がない方には難しいかもしれません。
・なかなか買いたい人が現れないことも
そこまで人気がないタイトルを出品したり、あまりに市場とかけ離れた価格を設定してしまったりすると、そもそも購入希望が来ないこともあります。
できるだけ早く片付けてお金にしたい、という方には不向きかもしれません。
ファミコンソフトをできるだけ高額で売るコツ
次のような工夫をすると、お持ちのファミコンソフトの買取価格を上げられるかもしれません。ぜひ試してみてください。
レトロゲームの専門店で査定してもらう
レトロゲームの専門店に査定を依頼すれば、お持ちのファミコンソフトの正確な価値を判断してくれるでしょう。専門店には、先に紹介した箱やカセットの細かな違いを熟知した専門家がいます。
もし自分で値段を決めてしまうと、本来の価値より低い値段で手放してしまう可能性があります。
実際、『スペランカー』の非常に貴重な箱付ソフトを、ネットオークションで安く譲ってしまった事例もあったそうです。
気になるファミコンソフトをお持ちの場合は、ぜひレトロゲームの専門店に相談してみてください。
まとめて買取に出す
一つ一つ買取に出すよりは、大量に買取に出したほうが買取額が上がります。
メーカーやシリーズ毎で揃っているとなおよいです。中古品はセットでの購入を希望する人が多いため、高く買い取ってくれるかもしれません。
なるべくきれいな状態にする
カセットやパッケージに傷や汚れが少ないと、買取価格は高くなる傾向にあります。
ただ、昔のファミコンソフトはそれなりに汚れていて当たり前ですよね。
友達の間で貸し借りするため、カセットに名前を書いたりテープを貼っていた方も多いのでは?
そんな汚れやシール跡を、できる範囲できれいにする方法を紹介します。
カセット表面の汚れ
ウェットティッシュや、アルカリ電解水を染み込ませた布・綿棒を使ってきれいにしましょう。
しつこい汚れは、無水エタノールをつけてメラミンスポンジ等で擦る方法もあります。
ただし、カセットによってはスポンジで傷がついてしまう場合もあるので、様子を見ながら行ってください。
テープやシールの跡
シール剝がし液を使い、ヘラなどで優しく取るのが確実です。
タイトルのラベルをはがさないように注意してください。
シール剥がしに使う道具一式は、100円ショップでも購入できます。
こういったクリーニング方法を動画で紹介している方もいらっしゃいます。
紙箱などはなかなかきれいにするのが難しいですが、カセットはできる範囲でやってみましょう。
付属品が揃っていることをアピールする
コレクターの視点では、付属品が揃っていることが非常に重要になります。
箱と説明書だけではなく、以下のような付属品で残っているものは全部セットにしておき、買取の際にアピールしてみてください。
- 注意書きの紙
- はがき
- ステッカー
- ポスター
- 冊子、VHS、音楽カセット、文具等
- キャンペーン券
まとめ
ファミコンソフトは、箱なしでも買取できるものもあります。
ただ、箱や付属品はゲームカセット以上に価値を左右するものです。
もしファミコンソフトの買取をお考えなら、必ず箱や付属品の有無を伝えてみてください。びっくりするような高額を提示されることもあるかもしれません。
レトロゲーム・レトロPC専門店BEEPでは、ファミコンソフトやファミコン本体の買取を行っております。
気になるファミコンソフトがありましたら、一度お気軽にご相談ください!
主な買取対象タイトルは以下のページに掲載しております。