
アイテム情報

■発売日
1994年8月12日
■概要
『パノラマコットン』は、1994年8月12日にサンソフトから発売されたメガドライブ用3Dシューティングゲームです。
妖精の国フィラメントのベルベット王女は北の空に棲む魔物に焼かれた珍味「WILLOW(ういろう)」が原因で様子がおかしくなってしまいます。
そこへやってきたのが食いしん坊の魔法使いコットン。WILLOWが大好きなコットンは、この異変を確かめるため相棒の妖精シルクとともに旅立ちます。
■シリーズの系譜と進化
1991年リリースのアーケードゲーム『コットン』、1994年発売のスーパーファミコン『コットン100%』に続くシリーズ3作目ですが、前2作品はオーソドックスな2D横スクロールシューティングでした。本作は『スペースハリアー』(セガ/1985)を彷彿とさせる擬似3Dシューティングへと大胆な進化を遂げています。
横シューを3Dシューティングへコンバートというと発売中止となったPCエンジン版『スペースファンタジーゾーン』を思い出します。
両者は、パステル調の画面構成も相まってゴッチャになりがちですが、こちらは無事発売されました。

■ゲームデザインとクリエイター
本作のディレクターを務めたのは、シリーズのキャラクターデザインも手掛ける「田村英樹」氏。
オリジナルビデオアニメーション(OVA)の「バース」「夢次元ハンターファンドラ」「くりいむレモン」シリーズなどでアニメーターとして活躍した人物です。
氏の描く絵の特徴は手足の長いスレンダー体型で、キラキラした大きな瞳を持つ美少女によく現れています。
第1作「コットン」ではその圧倒的なキャラクタービジュアルとコミカルなビジュアルデモ、そして硬派な仕上がりのシューティングとがガッチリと噛み合いスマッシュヒットを飛ばします。
アニメーターとしてビジュアル面に多大な貢献を果たした田村氏が、ゲーム業界に転身しディレクターを務めたのが本作です。
■トリビア:開発力の高さと評価
キャラクター後方視点からのダイナミックな画面構成、上下左右に広がる空間を飛び回る自由度の高さ、魔法によるスコア稼ぎの熱さと3Dシューティングとしての評価も高いです。
ハードウェアによる画像の拡大縮小機能を持たないメガドライブにおいて、ソフトウェア処理で滑らかな擬似3D空間を実現している点は驚異的ですらあります。
開発を担当したサクセスはのちにドリームキャストで『レインボーコットン』(2000)で再びコットンシリーズで3Dシューティングに挑んでいます。
関連アイテム

メガドライブ『パノラマコットン(湯のみ付)』









