
アイテム情報

■発売日
1992年5月後半頃~6月頃
■概要
『ディヴァイン・シーリング』は、1992年にスタジオファジーから発売されたメガドライブ用縦スクロールシューティングゲームです。
メガドライブの歴史を紐解くには、ある意味で避けては通れない強烈な異彩を放つアンダーグラウンドな一作として知られています。
本作はセガの正規ライセンスを受けていない非公認ソフトであり、当時の家庭用ゲーム機としてはタブーの"成人向け要素"を取り入れたタイトルです。
物語は、休暇で帰省しようとしていた連合宇宙軍のエースパイロット「ファルシオン」に、水の巫女「エリアス」から謎の通信が入るところからはじまります。
水の惑星に封じられた身である自分を助けて欲しいというエリアスは、ファルシオンを“運命の男”だと告げます。
半裸の美女に強引に水の惑星へとワープさせられ、愛機「デヴァイン」とともに戦いに巻き込まれることになります。

■システムについて
ゲームはオーソドックスな縦スクロールシューティングです。
アイテムなどは登場せず、スコア10000点を越えるごとに最大5段階までパワーアップする「スコアアタックがそのままアドバンテージになる」硬派なシステムです。
ステージボスを倒すとエリアスをはじめとした5人の巫女が脱いでいくシステムになっています。
クリア報酬としてのお色気グラフィックという文脈はアーケード脱衣麻雀やPCアダルトゲームではすでに確立されていました。
しかし、倫理審査が存在する家庭用ハードで実行したのは非公式らしいチャレンジングな試みでした。
■開発について
開発・販売を手掛けたのはスタジオファジーです。
本作以外にも『元祖究極ギャル6人アドベンチャー麻雀 ダイヤルQをまわせ!』という麻雀ゲームを同じく非公認で発売して、忽然と姿を消した謎の国内メーカーです。
同社は、メガドライブに施された海賊版ソフト排除やリージョン制限に関わるプロテクト“TMSS”(トレードマークセキュリティシステム)を突破してゲームを起動させる高い技術力を持っていたことで知られています。
一説には台湾などアジア圏で培われた技術が応用されたとも言われており、ごく一部のゲームショップの片隅でひっそりと流通していました。
健全娯楽に真っ向から背を向けたアウトローかつ突然変異的な存在であり、メガドライブの深淵を覗き込む怪作と言えるでしょう。








