
アイテム情報

■発売日
1993年3月25日
■概要
『PCエンジン Duo-R(PI-TG10)』は、1993年3月25日にNECホームエレクトロニクスより発売された、初代「Duo」のマイナーチェンジモデルです。
付属品は本体、ターボパッド、ACアダプタ、AVケーブル。定価は39,800円でした。
高価だった初代から約2万円もの大幅な値下げを断行し、普及を一気に加速させたモデルです。
筐体デザインは角の取れた丸みのあるフォルムへと一新。当時の同社製パソコンに近い、清潔感のあるオフホワイトのカラーリングが採用されました。
ソフト面でも独自の進化を遂げ、『銀河お嬢様伝説ユナ』や『ときめきメモリアル』といった、大容量を活かした「アニメ・美少女キャラクター路線」が隆盛を極めます。
「ゲームは遊ぶものから観るもの(アニメ)へ」という当時の販売戦略は、のちの次世代機「PC-FX」のコンセプトである「動画再生能力への特化」へと直結していくことになります。

■改善点
本機最大の功績は、初代Duoにおいて致命的な弱点であった「表面実装コンデンサ」の全面的な見直しです。
初代で多発した液漏れや音声不具合を解消するため、基板設計と使用パーツを徹底的に改善しました。
これにより、現在でも「メンテナンスなしで動作する個体」が非常に多く、実機プレイヤーにとって最も信頼の置けるハードとなっています。
また、ヘッドホン端子やバッテリー端子、蓋のロック機構などをあえて廃止。構造を簡略化することで故障率を下げ、同時に大幅な低価格化を実現しました。
多くが改善されましたが、CD-ROMドライブは変わらず繊細でデリケート。弊社では、本機を始めとした『PCエンジン』の修理を行っております。
ご検討中のお客様は是非一度お問い合わせください。

■トリビア
NECのロゴマークは1963年から長らく「イタリック体」の旧ロゴが使われてきましたが、1992年のブランド刷新に伴い、本機からは現在でもおなじみの現行ロゴへと変更されました。
30年近く親しまれた企業ロゴを刷新したタイミングでの登場は、PCエンジンが単なるホビーの枠を超え、NECという企業全体が新たな時代へ挑戦していた象徴ともいえるでしょう。








