
アイテム情報

■発売日
1988年12月4日
■概要
『CD-ROM2(シーディーロムロム)』は、1988年12月4日にNECホームエレクトロニクスより発売された『PCエンジン』用周辺機器です。
世界で初めて家庭用ゲーム機にCD-ROMを採用した、歴史的な光学ドライブユニットとして登場しました。
販売価格を抑えるためにドライブ単体(CDR-30)としてリリースされ、単独で音楽CDプレイヤーとしても利用可能です。
PCエンジンと接続するには、インターフェースユニット(IFU-30)と起動用HuCARDの「システムカード」が別途必要になります。
大容量を活かした生演奏のBGMや、ボイス・ムービーによる華やかな演出は、当時のユーザーに「未来のゲーム機」を強く印象づけました。
『イースI・II』や『天外魔境 ZIRIA』といった数々のキラータイトルを世に送り出し、PCエンジンの黄金期を築いた最大の立役者です。

■生産時期による違い
CD-ROM²ドライブは、生産時期によって仕様変更や同梱内容のアップデートが行われました。
初期型(CDR-30): 最初期に発売された単体モデル。
中期型(CD-R30): インターフェースユニットとのセット販売。システムカードがVer.2.0へ更新され、CD-G(グラフィックス)再生にも対応しました。
後期型(CDR-30A): 内部設計が大幅に見直された改良版。ピックアップの駆動方式や基板構成が変更されたほか、システムカードにはオートディスクチェンジ機能が追加されています。
1991年12月には、内蔵メモリを増強した次世代機『SUPER CD-ROM2』が登場し、主役の座をバトンタッチすることになります。
■評価
本機の登場は、単なる周辺機器の追加を超え、その後の業界標準を決定づけました。
CDドライブの搭載は、『プレイステーション』や『セガサターン』へと繋がる90年代のスタンダードスペックを先取りした試みといえます。
読み込み中の「キュイーン」という独特の駆動音や、画面に表示される「JUST MOMENT...」の文字は、冒険の始まりを告げる合図として多くのファンの記憶に刻まれています。
初期型はメンテナンスの難易度がやや高いものの、後発の一体型モデル(Duo等)をあえて選ばず、この「ドッキングスタイル」にこだわり続けるユーザーも少なくありません。









