
アイテム情報

■発売日
1995年10月6日
■概要
「バーチャルフィッシング」は、1995年10月6日にパック・イン・ビデオからリリースされた釣りゲームです。
プレイヤーは釣り大会に参戦し、様々な魚種を釣り上げながら優勝トロフィーを目指します。
本作には同社の『ぬし釣り』シリーズのような濃いRPG要素はありませんが、魚との駆け引き(ファイト)のシステムは据え置きです。
特に、魚が画面の奥へと逃げたり、手前へと跳ねたりするモーションは、立体視のおかげで非常にダイナミックに感じられます。
赤一色の世界であっても、水飛沫や魚の活きの良さが伝わってくるのは、職人技と言える演出でしょう。
■トリビア
本作は、ロサンゼルスで開かれた1995年度の『E3 』で大々的に発表され、北米では大手「THQ」から発売される予定でした。
しかし、VB市場の急速な縮小により北米版のリリースは中止。結果として、「日本版」しか存在しないソフトとなりました。
そのため現在では、海外のVBコレクターからも熱視線を浴びる「隠れたレアソフト」として、市場価値が高まっています。
また、本作を開発したのは「株式会社ロコモティブ」で、『V-tetris』や『SDガンダムディメンショウォー』など複数のVBソフトとスタッフが共通しています。

■発売時期について
発売時期を振り返ると、スーパーファミコンの傑作『川のぬし釣り2』(1995年4月)と『磯釣り 離島篇』(1996年1月)のちょうど中間に位置します。
当時のパック・イン・ビデオは、ハードの進化に合わせてグラフィックの向上を図る一方で、「釣りゲームの新たな可能性」を模索していたように思えます。
実際、後発の『磯釣り 離島篇』がスポーツフィッシングの枠を超え、伊豆諸島での本格釣り体験という非常にニッチな方向へ舵を切ったことからも、当時の開発陣の「挑戦心」が伺えます。
本作もその一環として、当時最先端だったVRへ釣りを持ち込んだ、野心的な「実験作」だったのではないでしょうか。









