
アイテム情報

■発売日
1995年7月21日
■概要
1995年7月21日に任天堂からリリースされた、3Dボクシングゲームです。
本体と同時に発売された"ローンチタイトル"の5本のうちのひとつとなっています。
舞台はロボットを遠隔操作する「テレロボティクス」が普及した22世紀。
プレイヤーは操縦者となり、相棒のロボット「ハリー」を操ってチャンピオンを目指します。
VB特有の赤と黒の画面ながら、左右の十字キーをパンチやガードに割り当てた直感的な操作性と、立体視による圧倒的な臨場感が特徴です。
初期のVR体験を最もシンプルかつ効果的に活用した、任天堂のセンスが光る名作格闘アクションといえます。
■ゲーム内容
ゲーム内容は、迫りくる敵を正面から迎え撃つ一人称視点のボクシングです。
特筆すべきはVBのコントローラーにある「左右の十字ボタン」をフル活用し、左手でジャブ、右手でストレートやフックを放つ独特の操作感です。
敵のボクサーたちもロボ・操縦者ともに個性的なメンバーがそろっており、「野球選手」や「プロレスラー」、「俳優」果てには「スーパーモデル」など、"だれでもボクサーになれる"設定を活かしています。
同社の『パンチアウト!!』シリーズのような理詰めな攻略要素もありつつ、本作は「マシンガン・パンチ」を叩き込むスピーディーさが際立っています。
奥行きを活かした回避やパンチの距離感は、立体視ハードであるVBとの相性が完璧なソフトといえるでしょう。

■評価
『テレロボクサー』は、商業的に苦戦した『バーチャルボーイ』というハードにおいて、立体視の性能を如何なく発揮したソフトとして評価されています。
20年以上経った現代のVRボクシングと比較しても、滑らかさやパンチの重みの表現は「赤と黒」色だけとは思えないクオリティです。
特に「伝説のチャンピオンが実はネコ」という脱力系のオチも含め、当時の任天堂の自由な開発空気が凝縮されています。
現在では、VB本体の希少性と相まって、その「初期VRの完成形」としての価値が再評価されており、VBで遊ぶなら外せないタイトルとなっています。
■トリビア
本作には、任天堂ファンなら見逃せない豪華な開発スタッフにまつわるエピソードがあります。
エンディングでは、制作に携わったスタッフの似顔絵が登場しますが、ここで「ハリー」を操作してスタッフをタコ殴りにできるという驚きのギミックが用意されています。
ターゲットの中には、『メトロイド』シリーズの生みの親として知られる「坂本賀男」氏も含まれており、巨匠を文字通り「変顔」になるまで殴れる唯一無二のゲームとなっています。
また、音楽は同シリーズのプログラマーとして名高い「山野勝也」氏が担当。
氏が作曲を手掛けた極めて稀な作品であり、重厚な電子音がロボットバトルの世界観を見事に彩っています。








