
アイテム情報

■発売日
1993年9月4日
■概要
「T.M.N.T.(ティーンエイジ ミュータント ニンジャ タートルズ)トーナメントファイターズ」は、1993年9月4日にコナミから発売されたメガドライブ用対戦格闘ゲームです。
大人気アメコミ「Teenage Mutant Ninja Turtles」を原作とした作品で、コナミの手により、アクションや格闘など多彩なジャンルでゲーム化されました。
1989年稼働のアーケード版『T.M.N.T. 〜スーパー亀忍者〜』や、ファミコン用ソフト『激亀忍者伝』を皮切りに、数多くの関連タイトルをリリースしています。
本作のジャンルは、90年代初頭に市場を席巻していた"対戦格闘ゲーム"として開発されています。
■ローカライズについて
本作はスーパーファミコン版と同日発売ですが、ユーザーの混乱を避けるためか『T.M.N.T. ミュータントウォーリアーズ』という別称でタイトルが区別されています。
ハードごとに参戦キャラクターや物語を一から構築し直す姿勢には、当時のコナミの並々ならぬ執念を感じます。
ちなみにSNES版は「Teenage Mutant Ninja Turtles: Tournament Fighters」のままです。
加えて、欧米ではNES版(海外版ファミコン)も発売されているのですが、日本のファミコン版は未発売なのが残念です。

■ゲーム内容
オーソドックスな格闘ゲームスタイルを維持しており、操作感も良好。難易度も優しすぎず、難しすぎずの堅実なバランスに仕上がっています。
非常に高い完成度を誇るものの、優等生すぎる作りゆえに、当時の格ゲーファンからは個性が薄いという印象を持たれがちでした。
登場キャラクターはタートルズの4人のほか、ホッケーマスクの「ケイシー・ジョーンズ」、元海洋学者の「レイ・フィレ」、そして、「エイプリル・オニール」まで、くノ一のような忍者キャラクターとして参戦している点は驚きです。
タートルズたちは見た目がほぼ同じで技が異なる、スタンダードな「リュウ・ケン」タイプ(胴着キャラ)といえます。
BGMは『グラディウス』や『沙羅曼蛇』で知られる「東野美紀」氏が全曲を担当。メガドライブの音源を活かした重厚なサウンドは一聴の価値があります。










