ゲームギア『ゲームギア キッズギア バーチャファイター ミニスペシャルパック』

キッズギア
買取価格20,000円
メーカーセガ
対応機種ゲームギア
メディア本体

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アイテム情報

■発売日

1996年3月29日

■概要

ゲームギア キッズギア バーチャファイター ミニスペシャルパック』は、セガから発売された携帯機『ゲームギア』のカラーバリエーションの一つです。

1995年10月から1996年6月の期間に放送されていた、アニメ『バーチャファイター』とのコラボ本体となっています。
主人公の『結城晶』が大きく描かれており、彼の代名詞とも言える必殺技「鉄山靠」を繰り出しているイラストは大迫力です。
アニメを元にした2D格闘ゲーム『バーチャファイターmini』のソフトと対戦ケーブルも同梱しています。

商品名が違う理由は、『ゲームギア』の販売部署が、TOY事業部(現:セガトイズ)に移行されたことで名称が「キッズギア」へと変更されたためです。
本体形状やボタンなどの外観が若干変わっている以外には、特段大きな違いはありません。

展開終了間際に展開されたこともあり、『ゲームギア』屈指のレアアイテムとなっています。

■アニメについて

アニメ『バーチャファイター』は、当時の格闘ゲームブームに乗じて制作された作品です。
当時のゲームセンターは、同シリーズを始め『ストリートファイター』やSNKの格ゲーが大流行していました。

低年齢層を取り組もうという意図もあったようで、名称変更と合わせてセガの新たな路線開拓を垣間見ることができます。
ゲーム本編においては、必殺技名を叫んだりはしませんが、アニメでは技名を叫んでおり、ナレーションの丁寧な技解説もあります。

「千葉繫」氏のナレーションがいい意味で"暑苦しく"、同氏がナレーションを務める『北斗の拳』リスペクトなのでしょう。
夜空に輝く8つの星...人は彼を、バーチャファイターと呼ぶ!」という意識しすぎたOPナレーションに、「呼ばねぇよ」と誰もがツッコミを入れたことでしょう。

前年には、ライバルともいえる『ストリートファイター』のアニメ『ストリートファイターIIV』も放送されていました。
リュウ」のキャラデザが、アキラっぽくなっていたのも互いを意識していたことがわかります。

■2Dのバーチャファイターについて

本来3Dのゲームである『バーチャファイター』ですが、携帯機に移植するにあたって2D化されています。
『ゲームギア』でも2本しか採用タイトル存在しない"8Mカードリッジ"を使用し、コンボ・ダウン攻撃・勝利ボイスなどの要素を再現しています。

2D化は珍しい変更に感じますが、コラボを含めて2Dの『バーチャファイター』作品はそこそこ存在しています。
例えば、海外版メガドライブのみでリリースされた『バーチャファイター2の移植版や、ファービー人形で有名なTIGER社のgame.com版『ファイターズメガミックス』などがあります。

近年では、『プロジェクトクロスゾーン』シリーズや『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』にアキラやパイがゲスト参戦しており、2Dとなった彼らを見ることができます。
アニメ由来の演出に当時のファンは思わずほくそ笑むこと間違いなしです。

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