
アイテム情報

■概要
『北米版ゲームギア(ライオンキング)』は、セガから発売された携帯機『ゲームギア』のカラーバリエーションの一つです。
日本で展開していた「ライトブルー」とは違った色合いで、濃いブルーになっています。
北米版限定のカラーバリエーションで、初登場は"Sports Edition"として5つの周辺機器と「World Series Baseball」(日本未発売)がセットになった商品でした。
このモデルでは、1994年に公開されたディズニーの名作映画『ライオンキング』を題材にしたゲームが付属しています。
日本未発売のカラーリングかつ販売期間も1年程度だったことから、『ゲームギア』屈指のレアアイテムとなっています。
■トリビア
本作を手掛けた『ヴァージン・インタラクティブ』は、ディズニーと共同で、多くのゲーム作品を送り出しています。
主なタイトルとして『リトル・マーメイド』(1992年)、『ジャングルブック』(1993年)、『アラジン』(1994年)などがあります。
いずれも名作揃いで、『メガドライブ』版と携帯機版どちらも発売されています。
ハードに合わせて内容がアレンジされているため、ディズニーやセガのディープなファンは是非違いについてチェックしてみてください。

■ゲーム内容
1994年12月9日に発売された、メガドライブ版『ライオンキング』をベースとして携帯機バージョンにアレンジした作品です。
メガドライブ版の約一か月後の1995年1月13日に登場しました。
主人公のライオン『シンバ』を操作して、映画のシーンを再現したステージを進んでいきます。
最初は子ライオンですが、本編のストーリーと同様に故郷を追放された後、大人になる展開もしっかりと再現されています。
ステージ3では、劇中歌「早く王様になりたい」(I Just Can't Wait To Be King)がBGMとして採用されています。
子供向けに見えますが、難易度はかなり高く、コンティニュー数も限られるため、攻略にはかなりの根気と練習が必要でしょう。
ディズニーのスタジオの手が入っているため、非常にアニメーションが綺麗で『ゲームギア』の小さな画面でも存分に味わうことができます。
高い難易度を差し引いてもなお、原作ファン・セガファンの両方から評価されている名作です。









