
アイテム情報

■発売日
1993年5月14日
■概要
「007 死闘」は、1993年5月14日にテンゲンから発売されたメガドライブ用アクションゲームです。
大英帝国の秘密諜報部員コードネーム"007"となって囚われの金髪美女(推定)を助け出しながらカリブ海に浮かぶ戦艦、高い木々のジャングル、火山研究所、シャトル発射基地を爆破していくのが任務です。この時代にはよくあるサイドビューのアクションなのでとっつきは悪くないです。人質を助けながら進んでいく感じは「忍」「シャドーダンサー」を彷彿とさせ、忍者もスパイも同じようなものと実感させてくれます。

■ボンドのモデルについて
映画における007ことジェームズ・ボンドは多くの俳優によって演じられてきました。本作のモデルとなった俳優はティモシー・ダルトン。007シリーズでは『リビング・デイライツ』『消されたライセンス』の2本の出演にとどまりました。ジェームズ・ボンドといえば女好きでユーモアたっぷりのイメージがありますが、ダルトンのボンドはシリアスで冗談の一つも言わず、女性も抱きません。その意味ではハードでクールなボンドであり、アクションゲーム向きといえるかもしれません。
■トリビア
本作は『消されたライセンス』から3年後にリリースされ、1995年に再開されるまでの映画007シリーズの空白期間を埋めるようなゲームオリジナルのストーリーを展開しました。『007 ゴールドフィンガー』に登場した鋭利な山高帽を投げてくるボディガードのオッドジョブや、『007 私を愛したスパイ』などに登場した怪力で鋭い歯を持つジョーズといった人気キャラクターが敵役で現れて、ファンを楽しませてくれます。
開発はイギリスのクレムリン社で日本での販売はテンゲンが担当しました。テンゲンといえば取扱説明書での悪ノリが有名ですが、本作でも余す所なくふざけており、表紙にデカデカと「007は5度死ねる。(コンティニューは1回)」と書かれるに至っては、誰か止める人はいなかったのかと苦笑いするばかりです。









