
アイテム情報

■概要
1991年5月31日に発売された『メガドライブ』内蔵型PC『テラドライブ』用のキーボード(HTR-2106)です。
配列は106キーボード、接続コネクタはPS/2接続を採用しています。これは当時のIBMPC同等のスペックで非常に高品質でした。
バックリングスプリング方式のメカニカルキーボードで、カチカチという打鍵感が特徴です。
鉄板が内臓されているために非常に重く、安定感があります。最近のキーボードで慣れていると驚く重さかもしれません。
IBMの純正キーボードのカラーリングを、テラドライブのカラーリングに合わせた特別バージョンとなっています。
オプションとしての単品購入はできなかったようで、カタログにも記載がなかったようです。

■トリビア
『テラドライブ』は、日本市場においてPC/AT互換機の普及を決定づけた"DOS/V規格"を採用したことで、恩恵を受けて誕生した製品と言えます。
しかし、『テラドライブ』は高価格でニッチな複合機という特殊な立ち位置にあったため、追加の展開がないまま『テラドライブ』はWindowsの時代へと進んで行きます。
その後のWindowsの爆発的な普及や、PC/AT互換機が世界標準へと移行する巨大な流れを左右するような、中心的な役割は果たせずサポートは打ち切られます。
以降は、『テラドライブ』用のキーボードやモニターなどは、高い汎用性でマニアたちの間で重宝されることになります。
黒を基調とした、パソコンらしい硬派なデザインも人気の秘訣で









