メガドライブ『メガアダプタ』

メガアダプタ
買取価格5,000円
メーカーセガ
対応機種メガドライブ
メディアROM

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アイテム情報

■発売日

1988年10月29日

■概要

メガアダプタ』は、セガが発売した『メガドライブ』専用の周辺機器です。定価は4,800円。
初代『メガドライブ』のカセットスロットに挿入することで、前世代機『マスターシステム』(セガ・マークIII)のソフトをプレイ可能にする周辺機器です。

本体の形状は『メガドライブ』の上部を覆うように設計されており、マイカードも挿入できるスロットが設けられていました。
※ただし、『SG-1000』シリーズとのとの互換はないため、マークIII/マスターシステムのマイカードに限られる。

当時としては類を見ない後方互換性を実現した画期的な製品となっています。
セガの既存ユーザーへの配慮と、『メガドライブ』への乗り換えもスムーズに行える理想的なアイテムでした。

■仕様と機能

『メガアダプタ』は、『メガドライブ』内部のマスターシステム互換チップ(Z80 CPU)を起動させるための切り替え装置となっています。
アダプタ自体には特別な処理能力はなく、マークIIIやマスターシステムのカセットやカードを『メガドライブ』に認識させる役割を担っています。

ただし、一部ソフトは『マスターシステム』の純正コントローラーのみで操作できる仕様になっており、すべてのソフトは網羅されていません。
また、『マークIII』時代のSG-1000との互換性問題から、正常に動作しないタイトルもあります。

とは言え、本体以外には付属品もなく、取り付けるだけですぐに過去のソフトを遊べる手軽さが魅力です。
シンプルな構造ながら、『メガドライブ』という新世代機で過去の資産を活かせるようにした、柔軟性とユーザーフレンドリーな点が評価されています。

■トリビア

日本の『マスターシステム』といえば、『マークIII』の周辺機器である「FMユニット」が最初から内臓されていることが有名です。
海外版『マスターシステム』には内臓されておらずPSG音源のみとなっています。

しかし、一部の海外版『マスターシステム』ソフトには、日本の本体で起動した際にFM音源で動作する"裏技"が搭載されています。
『メガドライブ』のFM音源とは仕様がことなるため、『メガアダプタ』を使ってもFM音源には対応しません。
聴きたい場合は、日本の『マスターシステム』が必要になります。

また、海外版として、『POWER BASE CONVERTER』が存在します。
『メガドライブ2』との接続干渉の問題を解決した、小型版の『POWER BASE CONVERTER II』も登場しています。
ただし、こちらは小型化にともないマイカードのスロットが削減されています。

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