
アイテム情報

■概要
『XMD-1RGB』は、1990年9月29日にマイコンソフト(電波新聞社)から発売された『メガドライブ』用の周辺機器です。
RCA端子(赤白黄のビデオケーブル)にしか対応していない『メガドライブ』に、RGB出力を対応させるものです。
RGB対応のAVモニタや200ライン対応のパソコンモニタに接すれば、鮮明なRGB出力の画像が楽しめます。
具体的には、シャープ"CZ-600D"シリーズやNEC"PC-KD800"シリーズに対応していました。
RGBといえば、VGA(9pinの台形型のコネクタ)のイメージが強いですが、これはIBMが1987年に導入したグラフィック規格で、今ほどは浸透していませんでした。
そのかわり国内PCにおいて当時主流だった、"D-sub15pin端子"と"SCART RGB21ピン端子"に対応しています。
※21ピンについては、MSX用で使用する別売りの21ピンから8ピン変換ケーブルが必要。
『メガドライブ』のグラフィック出力の問題に、他社の機種に比べて画面の色が"にじみやすい"問題がありました。
この"にじみ"は、愛すべきアイデンティティでもありますが、綺麗に映るに越したことはありません。
解消させるにはピッタリのアイテムです。

■仕様・トリビア
『メガドライブ』は本体によってケーブルの形状が異なるため、本製品は初代MD専用となっています。
そのため、『メガドライブ2』用として、『XMD-3RGB/S』が存在しています。
この充実したラインナップで、当時のマイコンソフトは「よりどりみどり」とゲーム雑誌でも高い評判を得ていました。
また同雑誌では、発売以前にRGBケーブルの作り方を紹介し、ハンダゴテで自作を推奨しているコラムを掲載していました。
電波新聞社のRGBケーブルの発売により、時間をかけずに鮮明な画面を楽しめるようになったことで、多くのMDユーザーが歓喜したことでしょう。











