
アイテム情報

■発売日
1986年11月27日
■概要
『ドラゴンボール 神龍の謎』は、バンダイから発売された同名の漫画を原作とした、アクションゲームです。
数多く発売されたファミコンの『ドラゴンボール』作品の記念すべき第一弾でもあります。
原作における2巻までのストーリーを忠実に再現しているほか、「カンフー大会」編というオリジナルシナリオもあります。
※ファンなら『天下一武道会』では?と思ってしまいますが、まったくの別物です。
オーソドックスなジャンプアクションで、如意棒やかめはめ波といったおなじみの要素で、少年たちを熱狂させました。
しかし、悟空らしく「はらへり」(時間制限)があるため、食べ物を回収できないとあっというまにゲームオーバーになってしまいます。
食べ物はランダム出現なため、この運ゲーすぎる仕様は、クリアをあきらめるに十分な理由となっていました。
本作の反省を踏まえて、『ドラゴンボール 大魔王復活』からはシステムが一新。
すごろく要素とカードを組み合わせた独自のシステムで長きにわたってファミコンを支えたヒット作となりました。

■復刻版について
1991年に、「完全復刻!」と称して再販がされています。
当時はすでに『スーパーファミコン』が登場していたこともあり、ほとんど数は出回っていないようです。
ゲーム内容に違いはなく、箱やカードリッジの表記が一部違うだけにとどまります。
判別方法は、外箱の右下部に「復刻版」である旨のシールが貼られていることと、カセットの背面の刻印が「1991年」かつバンダイの部署名と郵便番号の表記がことなります。
※1998年に郵便番号が7桁になり、それまでは3桁もしくは5桁の番号を使用していました。
■海外版について
本作は、NES版(海外版ファミコン)も存在しており1988年に『Dragon Power』の名前で発売されています。
しかし、『ドラゴンボール』のゲームではなく、完全オリジナルのキャラクターと音楽に差し替えられてのリリースとなりました。
主人公の「悟空」は、白い道着とハチマキを着けた少年へ変更されており、「亀仙人」や「ブルマ」もまったく違う名前になっています。
※海外版特有の濃ゆくて勇ましいパッケージはもはや様式美ですね。
性的表現が規制されがちな海外版らしく、「亀仙人」の好きなものは「パンティ」から「サンドウィッチ」へと変更されています。









