
アイテム情報

■概要
電波新聞社(マイコンソフト)が発売した『X-F1』は、ファミコン用『マルチタップ』系の周辺機器の一つです。
他社製のマルチタップとは異なり、各種PC用のコントローラーを取り付けできるようにする独自性の高さが魅力です。
これは電波新聞社が、主にPC向けのコントローラーや周辺機器をリリースしていたためだと思われます。
ニッチな需要ではありますが、コントローラーを複数買いたいくないユーザーにとっては「痒い所に手が届く」ナイスアイテムでしょう。

■仕様について
『ATARI9pin』と呼ばれる、台形型のコネクタが2口ついており、MSXやX68000のジョイスティックやコントローラーに対応しました。
同社が発売した界隈で有名なコントローラー「XE-1AP」(通称:カブトガニ)を『ファミコン』で使用したい場合にも重宝します。
他にも、家庭用アケコンのパイオニア、三和電子「PASOKO-1000」や、「ATARI9pin」の語源にもなった『Atari joystick』も当然対応しています。
ファミコンにおいて「ゲームセンターを完全再現」というタイトルは限られているのですが、本製品で「ゲーセン感覚に慣れておく」といった使い方もアリかと思います。

■トリビア
マニアの間では常識なのですが、『メガドライブ』も『ATARI9pin』が採用されています。
そのため、『X-F1』を用いることで『メガドライブ』のコントローラーで『ファミコン』を遊ぶという、「背徳的」な行為も楽しめます。
また、『マイコンソフト』は現在でもコントローラーを作っており、あの頃の体感機の操作感を再現した大型コントローラー『XE1AJ』等...現在もニッチな需要に答え続けています。











