ファミリーコンピュータ『魔神英雄伝ワタル外伝』

魔神英雄伝ワタル外伝
買取価格2,000円
メーカーハドソン
対応機種ファミリーコンピュータ
メディアROM

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アイテム情報

魔神英雄伝ワタル外伝 裏面

■発売日

1990年3月23日

■概要

「魔神英雄伝ワタル外伝」は、1990年3月23日にハドソンから発売されたファミリーコンピュータ用アクションロールプレイングゲームです。

魔神英雄伝ワタル外伝

■当時のエピソード

1988年から全45話で放送されたテレビアニメーション「魔神英雄伝ワタル」を題材にしたゲーム作品です。

アニメ自体が企画段階からビックリマンシールやコンピュータRPGを意識した内容となっており、のちに「天外魔境」シリーズや「サクラ大戦」シリーズでヒットメーカーとなるクリエイター・広井王子が原作を初めて担当した作品でもあります。
このアニメでハドソンとの繋がりができた広井氏は、同社から教えを受ける形でゲーム業界に足を踏み入れることとなりました。

魔神英雄伝ワタル外伝 ROM

■ゲーム内容

1988年に発売されたPCエンジン版「魔神英雄伝ワタル」はアクションゲームでしたが、本作はアクションRPGとなりました。
PCエンジン版はアニメ放送中に発売となったため、核となる設定がアニメと異なります。

逆にファミコン版はアニメ放送から1年後の発売となったため設定の自由度は上がったもののタイムリーさは失われました。アニメ原作ゲームの難しさを象徴するエピソードです。

魔神英雄伝ワタル外伝 プレイ画面

■制作スタッフ

開発を担当したのがウエストン。戦闘シーンにどこか「ワンダーボーイ・モンスターワールド」を感じさせるのはディレクターの西澤龍一が参加したからと思われます。
テーカン(テクモ)からUPLに移りアーケード「NOVA2001」「忍者くん魔城の冒険」などに参加した西澤氏はのちにウエストンを設立し、「ワンダーボーイ」シリーズを手掛けることになります。

同じ頃ウエストンに所属し、本作でキャラクターデザインを担当したのが吉原正訓。
「モンスターワールドⅡ」「モンスターワールドⅢ」などでイラストを担当したこの人物は、のちに「大江戸ファイト」(カネコ)という奇ゲーをプロデュースし、雑誌「ゲーム批評」でクセ強めゲームを紹介する記事をまとめた書籍「悪趣味ゲーム紀行」を著した、がっぷ獅子丸その人です。人に歴史ありですね。

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