ファミリーコンピュータ『第2次スーパーロボット大戦』

■発売日

1991年12月29日

■概要

「第2次スーパーロボット大戦」は、1991年12月29日にバンプレストから発売されたファミリーコンピュータ用シミュレーションロールプレイングゲームです。

外宇宙から地球に脅威が迫っていると気付いた天才科学者ビアン・ゾルダーク博士は、安穏として動かない国連に業を煮やし、秘密結社・ディバイン・クルセイダーズ（DC）を結成し世界統一に乗り出します。

博士の開発した高性能ロボ・ヴァルシオンにより全世界の8割は瞬く間に制圧されてしまいますが、ガンダム、マジンガーZ、ゲッターロボを擁するホワイトベース隊は各地を巡り仲間を集めてDCへの反撃を開始します。

■シリーズ展開

スーパーデフォルメされた有名アニメロボットたちが登場し共闘する展開がファンの心を鷲掴みにしたスーパーロボット大戦シリーズの第2弾です。
第1作目はゲームボーイの「スーパーロボット大戦」ですが、ストーリー上の繋がりはありません。

1作目、2作目はサンライズのガンダム関連作品とダイナミックプロのマジンガー、ゲッター関連作品からのみの登場ですが、シリーズが続くごとに参戦作品が増えていき、ベースストーリーも分かれていくことになります。その作品数は膨大で全タイトルを制覇している人はどのくらいいるのやら……

■登場キャラクター

本作オリジナルのロボットとして登場するのが「魔装機神サイバスター」です。
サンライズのアニメ作品「聖戦士ダンバイン」の本作への参戦調整が不調に終わり、ダンバインの異世界ファンタジー要素がプラスされ盛り込まれた作品と伝えられます。

デザインのかっこよさも相まって、以降のスパロボタイトルに欠かせないメカとなり「魔装機神シリーズ」というスピンオフまで生み出すことになりました。

■制作スタッフ

本作の開発を担当したウィンキーソフトはのちにプレイステーション、ドリームキャストで「聖霊機ライブレード」という魔装機神の設定を流用した作品を手掛けています。
なかなかの意欲作で、続編も発売を予定していましたが結局出ることはありませんでした。

Amazonではいまだに「聖霊機ライブレード2(仮称)」の名で商品名を見ることができますが、ウィンキーソフトは倒産してしまっており、いくら待っても発売することはありませんのでご注意ください。