
アイテム情報

■発売日
1993年10月22日■概要
「大工の源さん2 赤毛のダンの逆襲」は、1993年10月22日にアイレムから発売されたファミリーコンピュータ用アクションゲームです。
■ストーリー
日本の建築業界を牛耳ろうと企む悪の天才科学者ドクターパラレルの野望は、田村源六のつくりだす巨大木製メカによってことごとく打ち砕かれてきました。このままではダメだと思ったパラレルはターゲットを源六の息子の源さんこと源三に切り替え、助けに来た源六もまとめてやっつけようという作戦に変更します。
源さんの宿命のライバルを自称する八波弾(赤毛のダン)をそそのかし、源さん親子に襲いかかってくるのでした。

■シリーズ展開
1990年にアーケードでアクションゲーム「大工の源さん -べらんめ町騒動記-」から数えると、ファミコン「大工の源さん」(1991)、ゲームボーイ「大工の源さん ゴーストビルディングカンパニー」「木づちだ クイズだ 源さんだ!」(ともに1992)が立て続けにリリースされ、本作でシリーズ5作目となりました。ちなみに本作発売からわずか2ヶ月後の1993年12月22日にはスーパーファミコン「がんばれ!大工の源さん」がリリースされています。「くにおくん」ほどではないですがなかなかのハイペース展開です。

■評価
本作の特徴は従来のジャンプアクションだけでなく横スクロールシューティング面があることです。同社のヒット横シュー「R-TYPE」をパロディにした面構成となっています。その際の武器も“対空のこぎり”“反射ノミ”“対地かんな”としっかりオマージュを捧げていますが、アクション面の高難度と比べるとヌルめの難易度で、しかも後半面に集中しているためややバランスを欠いた印象もあります。
ファミコンでは今作が最終作ですが、実はもう一作「源さんのクイズ・トライアスロン」の発売が予定されていました。
ヒロインの桐島カンナを巡ってクイズバトルを繰り広げる……というクイズゲームは結局発売されず、幻に終わっています。