セガサターン『海底大戦争』

「海底大戦争」は、イマジニアから1995年12月15日に発売されたセガサターン用シューティングゲームです。

本作は1993年にアイレムから稼働されたアーケードゲームをセガサターンに移植した作品です。
自機である潜水艦「グランビア」を操作し、悪の組織「D.A.S.」によって海面が上昇してしまった地球を救うために戦うというストーリーです。

本作は潜水艦が自機であるため、移動はすべて水中のみというのが1番の特徴です。
魚雷とミサイルを使い分けて戦いますが、敵は水中だけでなく水上や空中からも襲い掛かってきます。

「グランビア」は水中しか移動ができないため、水上の敵を倒したい時には上方攻撃を使うなど、あらゆる方向から攻めてくる敵の位置を把握し、どのように倒していくかが攻略するうえで重要となります。

さらに、本作のもう1つの特徴は「緻密に描き込まれたグラフィック」です。
敵の爆発や崩れていく建物といった描写や演出がどれも派手なうえに、1つ1つの動きが細かく表現されています。

各ステージの背景やボスも細かいところまで描き込まれていて、ドット絵とは思えないほど美しいグラフィックを拝めるのが本作の魅力です。

ゲーム全体の難易度は高めであり、自機の移動速度が遅くプレイ時間は長めですが、攻略パターンを見つければ全クリできるように調整されています。

「海底大戦争」は世界観や演出、グラフィックなどすべてが細かく作りこまれた高クオリティのシューティングゲームです。