セガサターン『バブルシンフォニー』

「バブルシンフォニー」は、ビングから1997年11月27日に発売されたセガサターン用アクションゲームです。

本作は1994年にタイトーから稼働されたアーケードゲームをセガサターンに移植した作品であり、1986年に稼働されたアーケードゲーム「バブルボブル」の続編にあたります。

魔王によってバブルドラゴンに姿を変えられ、絵本の世界に閉じ込められてしまったバブルン、ボブルン、クルルン、コロロンの4人が繰り広げる冒険を描いたゲームです。

基本的には口から吐く泡とジャンプを使ってステージを攻略する、前作「バブルボブル」と同じシステムです。
「バブルボブル」は操作キャラクターが固定されていましたが、本作では平均的な能力のバブルン、足が速いボブルン、泡の飛距離が長いクルルン、泡が飛ぶ速度が速いコロロンの4人から1人を選択してプレイすることができます。

ステージは扉を使って様々なワールドを攻略する構成であり、どのルートで進めてもクリアできるので、自分がプレイしやすいルートでゲームを楽しめるのが本作の魅力です。

さらに、本作で登場するワールドは「奇々怪界」「プリルラ」「ダライアスII」といった、タイトーが過去に発売したゲームをテーマにしています。
「奇々怪界」の主人公・小夜ちゃんが登場したり、「ダライアスII」のボス戦前のアラートが表示されるなど、タイトー作品へのリスペクトを感じられる内容になっています。

「バブルシンフォニー」は、前作よりもコミカルな演出と、タイトーの過去作品をイメージしたステージが特徴のにぎやかなゲームに仕上がっているので、誰でも楽しくプレイできる良作です。