SNK(しかも社長)からのダメ出し

アルファ電子コラム第40回のイラストです

キャラクターデザインのリテークは歓迎できるものではありません。
それまでやっていた仕事の全否定とも言える事ですから当然ですね。
でも、要請が来てしまったものは仕方ありません。
今までよりも良くなるチャンスだと割り切る事も大切ですね。
今回の『知られざるアルファの世界』はSNKを巻き込んだリテーク騒動の想い出語りです。

◆ 鳩野さんにもうちょっと聞いてみました! ◆

・川崎社長がアルファ電子のゲームに意見を言ってくることは多かったのですか?

滅多にありませんでしたが、言われた箇所は絶対に直さなければならない…みたいな風潮でしたね。
私の知る限りでは『カイロスの館』の女ゾンビと『ワールドヒーローズ』の背景、そして『ニンジャコンバット』くらいなものです。
女ゾンビとワーヒーの背景のお話はいずれ別の機会に。

・アルファ電子のデザイン担当はどういう反応でしたか?

それはもう渋々ですよ(笑)、アニメで言えば『全修』というヤツですから。
キャラクターデザインのディレクションをされた丸山さんもプンスカしていましたね。
私は傍から見ていましたが、SNKがリファインされた方が断然良かったですね。

・SNKのグラフィック担当の方はクレジットされているのでしょうか?

されていないです。
そこまでは新井社長も指示しなかったようですし。

・『ニンジャコンバット』の主人公(ジョー&ハヤブサ)は、わりと『ギャングウォーズ』の主人公(マイク)の雰囲気を受け継いでいる気がしますが、SNKの方もそのへんを意識してくれたのでしょうか?

どうなのでしょう?(笑)
その辺りは永遠の謎ですね。

ニンジャコンバット初期デザイン

▲『ニンジャコンバット』の初期デザインの資料を特別公開! 左右に配置された2人がジョーとハヤブサと思われます。伝統的な忍者装束の頭部と現代的な雰囲気のスーツの組み合わせが川崎社長には納得できなかったのかもしれませんね。あと「めぞん一刻」の響子さんにそっくりなキャラクターがいるんですが…。

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著者紹介
鳩野 高嗣 (はとの たかし)

フリーランスのゲーム制作者・グラフィッカー。 タイヨーシステム(カルチャーブレーン)~アルファ電子(ADK、フォンキャスト)~TENKY~dropといったキャリアを経て、現在に至る。
アルファ電子には1986年から2001年まで在籍しており、同社の黄金期から末期までの歴史・実情を知る人物である。 関わった作品は『ラギ』『痛快GANGAN行進曲』『ワールドヒーローズパーフェクト』『テニスの王子様-SWEAT&TEARS-』シリーズ、『マイネリーベ2』など多数。

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