以前(NEO GEOハードウェア設計秘話)にアーケードゲームのハードの寿命は2年~2年半くらい持てば長命とされていた事は書きましたが、異例の長寿ハードとなっていたNEO GEOの寿命もそろそろではないかと踏んで、ADKのハード課は秘密裏に動いていました。
今回の『知られざるアルファの世界』は幻に終わったハードについて語ってみたいと思います。
◆ 鳩野さんにもうちょっと聞いてみました! ◆
・名前からして32ビットCPUを搭載したハードだったと思います。どのようなスペックを想定していたのでしょうか?
残念ながら具体的なスペックは聞かされていないんですよ。
ただ、ハード課の為にセガのゲーム基板を買ったくらいなので3D対応だとは思います。
・アルファ電子でハードウェア開発をするとき、ソフト開発をする側の意見を聞かれることはありましたか? あった場合、この新型NEO GEOにはどんな要望を出しましたか?
私より上層部の企画者で聞かれている人はいました。
ですが、同期にハード課の社員がいなかった事もあって私は聞かれていないんですよ。寂しいなぁ(笑)。
・1994年当時、鳩野さんご自身は何か新しいハードでゲームを作りたいと考えていましたか? もし考えていたのならば、それがどんなものだったか教えてもらえますか?
とにかくその時期(1994年暮れ以降)はナムコさんの『鉄拳』にハマっていて、ポリゴンというものに興味津々でしたが、正直ADKのハード課が秘密裏に作っていた新基板のスペックがわからなくて……。
ただ、おぼろげながら2D視点でも3D視点でも楽しめるプロレスゲームを作ってみたいとは思っていましたね。
その名も『ポリゴン馬場』(笑)。もちろんキチンと版権を取って。
・後年、実際に出た新型機の「ハイパーネオジオ64」はSNKの開発でしたが、それに対してアルファ電子のハードウェアの人達は何か言っていましたか?
2D基板としてはハイスペックだと思うと称賛していましたが、3D基板としては……という反応でしたね。




