職場は伊奈

今回のみの描きおろしイラストによるたくさんの特典はもちろん、おなじみの湯のみまでついて8,778円(税込)の超お得すぎて驚きのコットンリブート。
本作がどういうところでどんなふうに作られていたか、そんな疑問に答えるべく今回はちょっと箸休め的なお話です。

伊奈町の風景写真

埼玉は南部のちいさな伊奈町というところに株式会社ロケットエンジンはあります。従業員十数名の小さな会社ですが、そこそこいろんなことをやっているようでいつもバタバタしているここが、本作の開発拠点でした。

そしてもう一ヵ所、その伊奈町から車でおよそ45分。皆様ご存じBEEPさんのある羽生です。双方とも緑豊かで平坦で風光明媚な片田舎ですが、企画当初はお互いの事務所を行ったり来たりしながら仕様詰めや進捗状況確認をしておりました。
車で45分というと遠い感じもしますが、ぜんぜんそんなことはないんです。基本的に人通りはないし道が混むなんてことも稀。なんというかこう、地平線が見えるような見えないような雄大な光景はむしろ、無辺際のイマジネーションを与えてくれるというかのびのびするというか、開発環境としては非常によいのでは? ……イヤそれでいろんなものが延び延びになったというわけではないのですけど、コットンリブートがここまで作り込まれた要因の一つとして、決して無関係ではないと、そんな気もしますね。

ただ、都内の人にはそうもいきません。なにしろかような田舎ですからね。なんとJRで来られない! だって伊奈にはJRの駅がないんですよ。埼玉が都会なのは大宮まで!
(大宮でさえちょっと車で出れば畑ばっか……とかいったら怒られるのだろうか)
とにかくロケットエンジンの最寄り駅はニューシャトルというガードウェイバス路線の羽貫駅のみでして、東京からまともに来ると2時間くらいかかるうえ、景色はどんどん緑豊かになっていくので気分はもう小旅行なわけです。

加えて開発中は週一で全体ミーティングを行っておりまして、いささかならぬ時間とコストがかかっていたはずです。企画が発足してからずっとですからね、およそ二年間です二年間。
今年はコロナの影響もあって可能な限りテレワークへ移行しましたが、それでも大変だったと思います。本当にご苦労様でした! とはいえその甲斐はありましたよね。毎週みんなで集まって、そのときのバージョンをプレイして意見を出し合う。チェックだけならオンラインでいくらでもできる時代ですけども、お互い顔を突き合わせて直接話し合うことで、面白いアイデアや正鵠を射る意見がたくさん出ましたから。
多くの人と行う開発では、やっぱりミーティングって大事と、改めて思います。

一面ボスの画面

今回、そういうことにも本当に多くの時間を割き、その甲斐あっていいものが出来たのだと思っていますけどね、しかしながら、イヤ本当に皆さま本当にご苦労様でした!
……などと反省会になだれ込むのはまだ早くてこのミーティング、まだ少し続きますね。
もうちょっとだけ羽生と伊奈でがんばります!

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2020.10.30

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