68版解析作戦!

68版解析作戦!

昨年5月にBEEPよりリリースされたX68000コットン復刻版。
今回はそれの忠実移植ということになるのですが、これは諸般の事情でエミュレータ等一切使用しておりません。今回実装されるX68k版とCSアレンジ版の両方とも、なんとすべて一から作り直しているわけで、それはX68k版の隅から隅までを解析することから始まりました。

アセンブラですよアセンブラ。ざっくり言うとコットンは、PCも敵もボスも背景もすべてこのアセンブラで出来てるわけで、コイツを一つ一つ読み解きながら、今のプログラムに置き換えていったわけです。なんだろう……随筆2エッセイ?

暗号とは言わないけど、古い言葉やセオリーで書かれた長文を、今流に解釈しながら平明に書き換えるような……といえばよいんでしょうか。とにかくまずはX68k版をちゃんと動くようにしないとCSアレンジ版にとりかかれない!

ということでこの解析、非常に苦労しました。

まあ苦労談は置いとくとしまして、つまりこのコットンリブート、X68k版とCSアレンジ版は原則、同じプログラムやデータ構造にて作られていると、そういうわけです。移植なんです移植! 両方のモードで破たんなく動くよう、それはもう丁寧に、緻密に作られておりまして、だからこそこんなゴージャスなアレンジが可能だったわけです。ワーパチパチ!

そしてCSアレンジ版については、同じ構造でありながら、グラフィックやサウンドリソース等、追加要素も多数組み込みました。それはもう最高のコットンになるよう、プログラムの労苦も知らずにワガママにワガママを重ねて思うもののすべてを突っ込んじゃいました! まさにネイティブならではの所業……そして比類なき情熱!
これぞ移植の究極形……などといったら言い過ぎなんだろうか……?

ぜひご期待ください。


▶日誌トップ

2020.10.02

Page Top