シルク出撃す

これだけは言っておかねばならない。
シルクがかわいい。

いや本当なんです。
X68k版のデータを隅から隅まで解析しているとは先日もお伝えしたことですが、シルクの挙動の作り込みが実は半端ないのです。コットンの後ろでいつも目立たずサポートに徹しているのでわかりづらいですけど、状況に応じて勝手にいろんな行動をとるし、ドットアニメーションのコマだってコットンよりもずっと多かったり。
なによりおよそ16*16ドットという小さな範囲でこれが実によく描かれておりまして、顔なんて常時1ドットくらいなんですけど、まるで表情まで見えるかのごとき表現の豊かさ!
本当にすごいんです。

シルク戦闘中画面

そう、ドット絵のように低解像度且つ小さなサイズでアニメを作るうえで大事なのは、とにかく全身で行動の表現すること。16*16内の1ドットたりとも無駄にせず、可能な限り情報を詰め込むのが至高(我々もドット歴30年なので間違いない!)ですけど、これがまさにそう。
シルクの一所懸命さ、健気さはもちろん、行動の細かい仕草までもがスタイリッシュに表れているのはほかでもなく、これはもうお見事というか、
深い深い原作者の愛情を感ぜずにはいられない!←だいじなことですよこれは。

X68kシルクキャラリソース一覧

それに挙動もよく作り込まれております。一見コットンの後ろをついてくるだけに思えますが、おのおの敵を見つければ勝手に突っかかっていくし、ボスにはこれでもか! ってくらい特攻したり、コットンの危機には身を挺してかばったりと、なにやらとっても勇猛果敢。
最大6人(シルク以外の五人は色が違うのでトモダチです)でボスぼっこぼこですよボッコボコ。全体的に見て、ホントはこっちのシルクを主人公にしたかったんじゃないか? ってくらいの力の入れようです。作ってて感心の連続だったのは言わずもがな、こだわりの強さに感銘を受け、思いを新たにしましたヨ。つくり込みって大事。だからかわいい。

シルクビジュアルアップ絵

本作アレンジ版では、シルクだってもう少し大きく描き直し、けっこう可愛くできたと思っておりますが、元のX68k版のシルクも実にカワイイ! 
いままであまり見てなかった方もいらっしゃると思いますが、そんな健気で果敢なシルク、必見ですよ!?

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2020.10.16

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