デバッガー脱出せよ!

予約が開始されましたね。
いやあ、ここまで長かったような短かったような……というのが私どもの正直な所感。
なにせX68k版移植+新作並みの工数の移植の二本立てですから、やることがいっぱいです。確かに時間はかかっているけどもその密度が半端ない!

そして開発後半では当然、デバッグが並行して進行するのです。デバッグとは、作ったものに不具合がないかどうかのチェックのことですが、これが山ほど出てくるわ出てくるわ。
当然、作っている最中は異常がないよう細心の注意を払ってはいるのですけれど、それでも気づかないことはあるわけで、そういったミスや不具合が積算すると、敵がへんな動きをしたり思うように出現しなかったり、ひどいときにはゲームが途中から動作しなくなったりなど、よくないことが起きるわけですね。

ゲーム画面

で、今回は以前もお話した通り、移植ではあるけれどすべてが新規作り直しなので工数も大変多く、それに伴ってというか当然、ミスの数も多くなりました。
なにしろ数字一つのミスでゲームが止まってしまう世界ですからね、大変な量に膨れ上がったプログラムコードの整合性を取るのにはやはり、このデバッグ量も当然増えざるを得ず、後期後期はデバッグに次ぐデバッグで不具合を洗い出し、その修正対応に四苦八苦するという状況でした。

特に今回はX68k版と同じでなければならないところが多いですからね、自分たちの好き勝手に解釈していいオリジナルタイトルとは全然違う「シビアさ」というものがありました。
移植なのですからね、可能な限りX68k版とおなじ体験をして頂きたく、かなり細かいところまでプログラムサイドにツッコミを入れさせてもらい、修正対応等、山ほどしてもらいましたね。おかげで移植度はとても高くなっていると思います。
この状況についてはまた今度、別途詳しく述べるとして、今のうちに謝っておきますプログラムさんゴメンナサイ!

そんなこんなで、X68k版に可能な限り近くしたコットンリブート! ぜひご期待くださいませ!

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2020.10.23

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