【宅配買取】GAME&WATCH『ドンキーコングJR』『ゼルダ』『スヌーピーテニス』他を石川県小松市よりお譲りいただきました

映画「男はつらいよ」で有名な山田洋次監督の出身地である山口県宇部市より、買取のご依頼をいただきました。宇部市といえば、ご当地ゆるキャラのエコハちゃんがとってもピ○チュウでなにかと話題ですね。大行進してくれる日を待っています。

今回お譲りいただいたのはGAME&WATCHで、『ドンキーコングJr』『ドンキーコング』『ゼルダ』『シェフ』『ポパイ』『スヌーピーテニス』の6種類。すべて問題なく動作の確認ができましたので、プレイ画面とあわせてご紹介したいと思います。

 

パノラマスクリーンの『DONKEY KONG JR.』(型番:CJ-93)

こちらのドンキーコングJrは、アーケード版の1・2面のフィールドや敵、アクション性などをモチーフにしてテーブルトップで発売されたものと同じゲーム内容です。
テーブルトップ版ドンキーコングのブログもご紹介しておりますので、よろしければ御覧ください。

気軽にプレイできるのがゲーム&ウオッチの特徴なのに、テーブルトップはかなり大きいですからね。パノラマスクリーンになって持ち運びができるようになりました。ここまで小型化できると誰が想像したでしょうか。感動です。

パノラマスクリーンの最大の特徴。鏡の反射を利用して投映されるスクリーンです。

当時はバックライトなんて便利なものはまだ無くて、それでもカラー液晶は譲れないとの執念によってこの形に行き着いたわけです。
鏡にうつして自然光を取り入れながカラー画面を投映する仕組みもそうですし、反射された画面なのに違和感を感じない作り、そして粗さのない滑らかでキレイな画面・・・もはや芸術品です。

ストーリーは、一作目では悪者だったドンキーが今度は捉えられる側になります。ドンキーの息子であるドンキーコングジュニアが鳥を避けながら傘と風船で川を渡り、ドンキーが繋がれたチェーンの鍵を開けるというものです。

マリオの初登場はドンキーコングで、当初はまだ名前が無く救助マンとかミスター・ビデオゲームとかで呼ばれていた、というのは有名な話ですね。続編のJrで初めて「マリオ」と名前がつけられました。そしてドンキーはマリオのペットでした。

モチーフとなったアーケード版ではマリオが鞭を打って敵を発生させていたのですが、こちらは木陰からの自然発生でマリオは微動だにしません。鍵を次々と開けられても、全部解錠されても動きません。寛大。

 

 


マルチスクリーン版『DONKEY KONG』(型番:DK-52)

先程のドンキーコングJrでは囚われ側でしたが、先に発売されたドンキーコングでは元々ヴィランでした。マリオに恋人が出来て、嫉妬して攫ったというかなりの悪者です。

いまや誰もが知る”十字キー”は任天堂の特許でこちらのマルチスクリーン版『DONKEY KONG』が世界初搭載です。PSコントローラのような4つボタンの十字キーはもっと前に存在していましたので、この業界に入るまでは私も知りませんでした。

縦長です。顔つきもドンキーJrの時は可愛げの有る表情でしたが、歯をむき出して凶暴なご様子。

ドンキーコングといえば、アーケード版が登場した当時まだ小さかった頃たまに遊んでいました。ゲーム&ウオッチは友人から借りて遊んだ程度ではありましたが、よく似てるなぁと楽しんだものです。
アーケード版はかなり敵がわんさかでてくるし、樽が斜めに落ちてきて推測を見誤ったりとなかなか難しくて、クリアした時は変な声が出た覚えがあります。もう40年近く前なんですか・・・。

 


海外版ゲーム&ウオッチ『ZELDA』(型番:ZL-65)
8体のドラゴンに攫われたゼルダ姫を救うために、リンクが冒険するというストーリーです。

いかにも「ゼルダっぽい」パッケージデザインですね。本体に描かれている4体が今回の登場モンスターで、骸骨の「スタルフォス」、「ゴブリン」、ポゥ・・・じゃない?「ゴースト」、そして飛んでいる『ドラゴン』がボスです。ガノンじゃないんですね~。

海外版なので説明書はもちろん英語です。ちなみに、英語が苦手な方はGoogle翻訳アプリのカメラで写すといちいち入力しなくても翻訳してくれるのでおすすめです。

こちらは時の勇者の時間軸とは全く異なる派生ストーリで、ゼルダとリンクは姫と勇者の関係性ではなくしっかり恋人と明記されています。
イイ感じの雰囲気を見せることはあっても、決してくっつくことは無かった2人・・・。なんだ~恋人の時間軸もあるんですね。

よく見てみるとトライフォースは3等分ではありません。
8等分なのでファミコン版『ゼルダの伝説』のように勇気・知恵・力のいずれかが分割されてしまったのでしょうか。このトライフォースの持つ力については説明書に記載されていませんでした。

画像は光量の関係で黄色く見えますが、画面も問題なくキレイです。

年数が経っているものは起動が出来たとしても、液晶が劣化して液漏れを起こしていたり、画面表示が薄くなったりという事がよくあります。人間だって30年も経てばあちこち故障がでてくるんですもの。こんなに小さい機械なのに目立つ不良箇所も無く素晴らしいです。

ノーマルステージの目標は右端のゴブリン撃破です。右下の「エネミーズエナジー」がゴブリンの体力なので、0になると次のステージへ進めます。
下のスタルフォスは鋭いものを突き上げてくるので左右に動いてうまく避けます。最大で4匹登場するので、慣れるまではタイミングが難しいです。
左のゴーストが吐いてくる矢は、ボタン長押しで盾を後ろにして防御しましょう。

 

上画面は偏光板のくっつきが起こって、フチに若干うねうねが写っています。それでもかなりキレイな方ですね~。

ゴブリンを倒し続け、ついに最上階に到達。ボスのおでましです。炎としっぽで攻撃してくるので避けながら攻撃します。これがまた慣れるまで大変で、右左へと吐かれる炎としっぽが休む暇なく攻撃してきます。油断してるとなんで死んだかわからない状態に。
しかし慣れれば一定のパターンなので、さほど難しくありません。ゲーム&ウオッチやLSIあるあるですね。

そして、ドラゴンを倒すとトライフォースの欠片1個が貰えます。つまり8回倒す必要があるんですね。8個集めるとエンディングを見ることができます。ゲーム&ウオッチやLSIは高スコアを目標にひたすらプレイし続けるゲームがほとんどなので珍しいですね。やっぱりエンディングがあると達成感もひとしおです。

ちなみにここまでで散々”海外版”と言ってきましたが、他のゲーム&ウオッチと同じく日本製です。
日本未発売ではありましたが発売からしばらく経った当時、その頃ちょうどバイト代を握りしめて秋葉原に遊びに行き始めたときでした。一部のお店で500円とかで大量にワゴンに入った光景をよく見かけました。私もその時買っておけばよかったです。

 


ワードスクリーン版『SNOOPY TENNIS』(型番:SP-30)
ワイドスクリーン最後の作品です。版権モノはおいそれと復刻出来ないのでプレミアが付く傾向にあります。

ゲームウオッチ初の3つボタンで、今ではごく一般的な移動+アクションの3つの動作が操作可能となりました。
誕生日のプレゼントにと私が先に誕生日が来てシェフを、そして妹が後からスヌーピーテニスを買ってもらいました。ボタンが一個増えただけでもかっこよく見えて羨ましくて、こっそりプレイしてハイスコアをだして怒られました。兄弟の間ではよくある話ですよね?

ボールを打ち返すだけとシンプルな操作でありながら、これがかなり難しくて・・・。ルーシーの打ち返す球は速いので優先的に追いかけて、しかしブラウンもこちらの事情関係なく打ってくるので結構混乱します。
こそこそと妹の目を盗んでカンスト目指してやり込んだ当時は6000点くらいだったような。うっすらとした記憶ですけどね。今回プレイしたら100くらいでした。体は覚えていませんでした。


ワイドスクリーン版『CHEF』(型番:FP-24)

若い方でもなんとなく見たことが有るであろう有名作品『シェフ』です。前述の通り誕生日に買って貰った、初めてのゲームでした。派手な柄の包装紙に包まれたプレゼントを開いてみると、このゲームウオッチが出てきて大喜びでした。

ドンキーコングのアーケードをプレイしに連れて行ってくれたり、ゲームウオッチをプレゼントしてくれたりと、その他にもゲームの英才教育(?)をしてくれた親のおかげで今の私があります。たくさんのゲームを与えてくれたのは親がやりたかったというのもあったらしいのですが、感謝しきれませんね。

うっすらと画面に波紋がありますが、まだまだ全然キレイです。

材料を床に落とさないようにフライパンで返しましょう。左の猫が邪魔してきてタイミングが狂います。パニックになったら最後、冷静さを保つのがコツです。どのゲームウオッチにも言えることですけどね~。

 


ワイドスクリーン版『POPEYE』(型番:PP-23)

ポパイも版権モノなので復刻はいままでされておらず、実機でのみお楽しみいただけるゲームとなっています。

こちらも画面に波紋が見えますが支障ないレベルなので問題ありません。といっても、例え操作が出来なかったとしても、画面が映らなくても、お買取は大歓迎なので気兼ねなくご依頼くださいね。

 

ワイドスクリーンから採用されたちょっとした心遣い「スタンド」。たまに取れてしまっていたり、曲がっていたりすることもあるのですが、今回お買取したワイドスクリーンは全てご健在です。地味に便利なんですよね。

 

 

大変貴重なゲームウオッチをBEEPへお譲りいただき、スタッフ一同大変嬉しく思います。
液晶の寿命は長くても5年と言われています。劣化に弱い為に現在もキレイな状態というのは大変貴重なので、しっかり目に焼き付けながら長めの動作確認を行い楽しませていただきました。ありがとうございます。


ご覧頂きありがとうございました。弊店ではゲームウオッチ関連のアイテムも多数買取を行っております。

詳しい価格表、過去の実績はゲーム&ウオッチ買取強化アイテムリストから。

ボタンが効かない、電池蓋がない、箱が潰れているまたは箱がない、といった状態のものでも買い取っております。是非レトロPC・ゲーム専門の弊店にご相談くださいませ。

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