5月に入って一段と暑さが増してまいりましたが、夏に負けないアツい奴がやってきましたのでご紹介いたします。
それがこちらのテーブルトップ版 ドンキーコングJRになりますね。
テーブルトップの特徴はフルカラーの液晶画面と筐体型という二点にあります。1983年に販売開始されたこのシリーズの定価は7800円と強気なお値段で、置き場もとるので発売から3ヶ月でシリーズ終了しました。悲しいかな…。
電子ゲーム販売自体が不況でしたので、こういった背景もあったもんですから現代ではコレクター向けなアイテムとなっていますね。
弊店でも同シリーズを買取らせていただくことは年に何度かあるのですが、前述の通り流通台数が少数であること、発売から約35年ほど経過していることから箱付きで現存しているのは非常に珍しいと思います。
箱には結構年季が入っておりますね。依頼者様に伺ったところ、こうなってしまったのは当時倉庫に保管していた際に屋根が雨漏りし、上においてあった箱が浸水して下にあったこの箱も凹んでしまったそうです。翌日すぐに日干ししたが元通りにはならず・・・。
自分もファミコンソフトを集めていますが増えてくうちに置き場がなくなっていって、溢れたのをそこらへんに置いちゃった時にこのようなびしょ濡れ事故が起こることもあります。
濡れて乾いた紙製の箱って以前ほどの強度はなくなってしまいますし辛いんですよね・・・。といっても、場所がないくせに保存用に箱付きのファミコンソフトをコレクションすることは止められないんですけれど。
さて悲しい話題ばかりでしたが良いお知らせも。この筐体は動作品での買い取りとなっています。と、いうわけでゲームを起動させていきましょう。まずは裏面の蓋を開けて単2電池2本をいれます。
くっきり映ってますね。こちらはTIMEモードですので時間が表示されました。次にゲームで遊んでいきたいと思います。
こちらがゲームモードになります。起動させるとバッハのトッカータとフーガニ短調が流れます。(チャラリー、鼻から牛乳~♪ってやつです。)
ゲーム自体はアーケード版とは似ても似つかない内容でした。ニューワイド版の方が原作に近い印象ですかね。
スタート地点から鍵をとってアーケード版でお馴染みのツタや傘や風船につかまって進み、フルーツで敵をなぎ倒し、ゴールを目指します。
とここまではアーケード版仕様を再現したかったのだっと思いますが、途中の敵にやられるとスタート地点に戻ってしまう仕様。これはいただけなかったですね・・・。
テーブルトップ版は購入ハードルが高い、という方はコンパクトになってDSのようにパカっと開くパノラマスクリーン版でぜひ遊んでみてはいかがでしょうか?
BEEPでは過去にも貴重なLSIをお譲りいただいた実績がございます。ぜひご覧くださいませ。
ご覧頂きありがとうございました。弊店ではゲームウォッチ関連のアイテムも多数買取を行っております。
詳しい価格表、過去の実績はゲーム&ウォッチ買取強化アイテムリストから。
ボタンが効かない、電池蓋がない、箱が潰れているまたは箱がない、といった状態のものでも買い取っております。是非レトロPC・ゲーム専門の弊店にご相談くださいませ。