『パワーリーグ』といえば、ハドソンの野球ゲームとして、PCエンジンやスーパーファミコンだけでなく、プレイステーションや携帯電話のアプリでもリリースされたシリーズです。
第1弾はPCエンジンで、ハドソン全国キャラバンの認定ソフトとしても使われましたが、特別なバージョンが存在していたことはご存じでしょうか？
それが今回お譲りいただいた『オールスター パワーリーグ』GOLD Huカードです。
小学館の漫画雑誌「コロコロコミック」の誌上プレゼント品として100名にプレゼントされたアイテムで、そのほかにも全国キャラバンで少数配布されたという情報があります。
「GOLD HuCARD」と記載されているとおり、ラベルは金色です。ハドソンのマスコット・ハチ助が大きくあしらわれており、その下にゲームのタイトルロゴが収まるデザインで、ひょっとしたら何かシリーズ化していく予定だったのかもしれませんね。
裏面は普通のHuカードと同じプリントで、特別感はありません…（笑）。
ゲームを起動しても、タイトル画面は通常の『パワーリーグ』と同じです。
ゲームをスタートすると、チームではなく、リーグ選択をすることになります。選手の名前は日本プロ野球界の選手たちをアレンジしていて、ダースやクラマティ、アキナマやウドーなど、当時を知っている人は思わず笑ってしまうセンスですが、オールスターと称するにふさわしいメンバーがそろっています。
ちなみに、プラスチックケースや取り扱い説明書は最初から存在しません。
このHuカードにメンバー表の印刷された紙がセットになって、ハドソンのロゴとハチ助が印字されたビニールケースに収納されているものが当時の完全な状態です。
後に出る『ガンヘッド』『ファイナルソルジャー』『ソルジャーブレイド』のスペシャルバージョンもHuカードのみという展開だったので、パッケージングにはあまりこだわらず、中身で勝負するのがハドソンの基本方針だったのかもしれませんね。
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