【宅配買取】日本ファルコム初期のADV『モンスターハウス』をはじめ、『ドア・ドア』『ハイドライドII』など、MZ-80やMZ-2000のソフトを栃木県宇都宮市より買取いたしました

MZ-80とMZ-2000のソフト集合写真です

現在、パソコンといったらWindowsかAppleかというぐらい勢力図がはっきりしていますが、1970年代末期から1980年代中期にはさまざまなメーカーが独自のスタイルを打ち出したパソコンがたくさんありました。MZ-80はシャープによるパソコンで、本体にモニターやキーボード、データレコーダーが一体になった「オールインワン設計」や、システムプログラムを本体ROM実装ではなくメディアで供給する「クリーン設計」など、探求心の旺盛なユーザーにはとても好都合な仕様が特徴でした(MZ-2000はグラフィック機能強化やFDD搭載を施した上位互換機)。

今回、栃木県宇都宮市のお客様からお譲りいただいたのは、そのMZ-80とMZ-2000のソフトコレクションです。メディアもカセットテープ中心で、当然、容量も大きくはありませんが、当時の創意工夫や試行錯誤が感じられるものです。最近はレトロPCのまとまった買取もめずらしくなってきたこともあり、ここでいくつか紹介いたします。

『モンスターハウス』

MZ-2000版モンスターハウスのパッケージですMZ-2000版モンスターハウスのパッケージ裏面です

日本ファルコムといえば『ドラゴンスレイヤー』シリーズを筆頭に、現在も第一線のRPGメーカーという印象ですが、『ドラゴンスレイヤー』発売前にはシミュレーションの『北の脅威』やアクションの『バードランド』など、ジャンルにこだわらず、多様な展開をしていました。この『モンスターハウス』もそうした『ドラゴンスレイヤー』以前の作品で、ホラーを題材にしたミステリーアドベンチャーとなっています。

『ゴルゴ13 モレッティー一族惨殺事件』

MZ-2000版ゴルゴ13のパッケージですMZ-2000版ゴルゴ13のパッケージ裏です

パッケージには劇場版アニメのビジュアルも使われていますが、シナリオ内容はゲームオリジナルのものになっています。3D表示の迷路を進んでいくアドベンチャーゲームで、ドクターZの抹殺が目的です。「ゲーム難易度/★★★★★★★」「これは超難解ゲームです」「自信のない方は購入を差し控えて下さい」など、これでもかと難しさをアピールするパッケージは当時の風潮としてありましたね。クリア後に開発室に連絡すると、どういうことがあったのかはまだBEEPでもわかっていないので、知っている方がいたらぜひ教えてほしいですね…。

ポニカ ウォー・シミュレーションシリーズ

PONICAのウォー・シミュレーションゲームのパッケージです

ポニカから発売されていたウォー・シミュレーションゲームは「EPOCH’S WORLD WAR GAME シリーズ」「ポニカ シミュレーションゲームシリーズ」さらに「ポニカ 2ゲームシリーズ」など、シリーズ名がきっちり定まっていないのが特徴です(WWIIに限定していないせいでもあるんですが…笑)。『真珠湾攻撃』や『フォークランド上陸作戦』『マレー沖航空戦』といったメジャーどころに加えて『スラバヤ沖海戦』のような緊迫感が微妙に足りないものもラインナップされているのがマニアックですね。

ドア・ドア

MZ-2000版ドアドアのパッケージですMZ-2000版ドアドアのパッケージ裏です

チュンソフト(現スパイク・チュンソフト)の中村光一氏が高校生のころに制作したパズルアクションが『ドア・ドア』です。パッケージ裏の作者紹介にも書いてあるとおり、中村氏は雑誌投稿のプログラムではすでに有名な存在でした。はじめて手がけたオリジナルゲームが本作で、これもヒットして、大学生のときには印税収入は1000万円を超えていたというのですから、すごい話ですよね。その後『ドラゴンクエスト』シリーズや『かまいたちの夜』などでさらに活躍するのは多くの方がご存じでしょう。「栴檀は二葉より芳し」という諺がこれほど似合う人もなかなかいません。

ハイドライドII

MZ-2500版ハイドライドIIのパッケージです

アクションRPGの草分け的存在ともいえる『ハイドライド』シリーズ第2弾。マップはより広大に、謎解きはいっそう複雑になり、“これ以上何を望むのか”と挑戦的なキャッチコピーが広告に使われていたのもインパクトがありました(その後「FM音源を望む」というユーザー葉書が届いたという微笑ましいエピソードもあるそうです)。このMZ-2500版はメディアの規格が3.5インチ2DDディスクになっているだけで、内容はMZ-2000版と同じです(実際、プレイにはMZ-2000モードを使います)。

インテリ雀士 四人麻雀

MZ-2000版インテリ雀士 四人麻雀のパッケージです

高速処理を売りにした4人打ち麻雀ソフト。開発はUnison World Inc.が手がけています。孫正義氏がソフトバンクを立ち上げる前にアメリカで設立した会社で、「USA版」とパッケージに書かれているのはそうした影響でしょうか。劇画調のパッケージイラストがイイ味出してますね(まったく関係ないギャラリーのお姉さんもポイント…笑)。

 

BEEPではあらゆる年代のPCゲーム、PC本体、関連書籍などを積極的に買取しています。
動作の可否や付属物の有無を問わず、できるかぎりの査定を心がけています。

MZ-80、MZ-2000の高価買取リストはこちら

ご相談やご質問もいつでも受け付けております。ご整理をお考えのようでしたら、お気軽にご連絡くださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。

よろしければシェアお願いします!

PAGE TOP