皆様こんにちは!BEEPのワープ加藤です。
東京都世田谷区のお客様よりお譲りいただいた大量のセガサターンソフトの中から、ワープ加藤が思わず「あんまり見かけないぞ?」となったディープな作品を紹介していく【後編】になります。前回のブログも是非チェックしてみてくださいね。
前編では海外の異色作を中心にお届けしましたが、後編は、当時のマルチメディアブームの中で数多く生まれた日本の「個性派アドベンチャーゲーム」をピックアップしたいと思います!
ポリゴン表現を苦手するセガサターンが3Dを頑張っている作品ばかりです、ぜひ最後までお楽しみください!
『キャット・ザ・リッパー 13人目の探偵士』
1997年7月17日にトンキンハウスから発売された『キャット・ザ・リッパー 13人目の探偵士』です。
記憶喪失の主人公が、殺人事件の起こった部屋でまさに目が覚めてしまうという、いかにもミステリーらしいスリリングな状況から幕を開ける本格派アドベンチャーゲームです。
本作の原作を担当しているのは、『キッド・ピストルズ』シリーズを手掛ける著名なミステリー作家・山口雅也氏。
ゲーム中には同シリーズの主人公である「キッド」と「ピンク」の2人も登場し、主人公は彼らに追われる身となってしまいます。
※パッケージを見ると、およそ警官とは思えないパンクなルックスにどこからツッコんでいいのやら……(笑)
タイトルの「探偵士」とは、名探偵的なポジションを指す言葉です。
『キッド・ピストルズ』の世界観では、腐敗しきった警察よりも探偵士の方が権威が高く、事件現場を優先して捜査できるというユニークな設定が存在します。
もともと本格的なミステリー小説をベースにしているだけあり、連続殺人鬼「キャット・ザ・リッパー」の正体や物語のオチはなかなかに衝撃的!
90年代末期ならではのローポリゴンで描かれる、ちょっぴりチープで懐かしい雰囲気となっています。
アドベンチャーゲームが好きな方にはぜひ遊んでいただきたい1本です。
『謎ベンチャーゲーム 7つの秘館』
1996年4月5日に光栄(現・コーエーテクモゲームス)より発売された、『MYST』系の探索型のアドベンチャーゲームです。
北斗七星をモチーフにした「7つの館」を舞台に、命がけの財宝探しに挑むというスケールの大きな作品となっています。
何と言っても目を引くのがその豪華すぎる制作陣とキャスト!
原作を担当したのは、奇抜なファッションとユーモアたっぷりの文体で知られるタレントの「志茂田景樹」氏です。
各館には氏のテイスト溢れる「おバカな仕掛け」がこれでもかと張り巡らされています。
主人公・一平を「緑川光」氏、ヒロインの玲奈を「国府田マリ子」氏が演じているほか、なんと原作者である「志茂田」氏本人もキャストとしてゲーム内に登場。
「志茂田氏のキャラはすでに故人である」という設定はどこ吹く風とばかりに、事あるごとに画面へ現れてプレイヤーを翻弄します(笑)
ちなみに、歴史シミュレーション『信長の野望』などで知られる光栄の作品だけあって、ゲーム内には『信長の野望・天翔記』の顔グラフィックがこっそり流用されていたり、初代『三國志』のアレンジBGMが流れたりと、同社ファンなら思わずニヤリとしてしまう遊び心も満載です。
『RAMPO』
最後は、1995年2月24日にセガから発売された『RAMPO』です。
日本が誇るミステリーの巨匠「江戸川乱歩」と、老舗の映画会社「松竹」の生誕100周年を記念して制作された同名の実写映画を原作としたアドベンチャーゲームです。
「主人公は名探偵・明智小五郎なのか?」と思いきや、なんとプレイヤーが追うのは作家の「乱歩」自身(演:竹中直人)。
自分の書いた小説と酷似した事件に巻き込まれた女性を軸に、現実の世界と空想の迷宮が交錯していく、非常にファンタジー色の強いストーリーとなっています。
実写ムービーとポリゴンを巧みに組み合わせた、当時のセガサターンならではのマルチメディア技術の粋がギュッと詰まった良作で、セガの並々ならぬ気合がひしひしと伝わってくる一本です。
本作はVHSソフトとして発売されたのみで長らくデジタル円盤化等もされていないため、セガサターン版で遊ぶ意義がかなり高くなっています。
ちなみに、作中で導入されている「感情選択によってシナリオが分岐するシステム」は、のちに同じくサターンで発売された名作『真説・夢見館』へと見事に受け継がれていくことになります。
まとめ
前後編にわたって世田谷区のお客様よりお譲りいただいたセガサターン大量買取の中から、ディープで味わい深い作品たちをご紹介いたしました。
貴重なお品物の数々をお譲りいただき、誠にありがとうございました!
BEEPでは、今回のような大量のコレクションや、市場で見かけることの少ないマイナータイトルが混ざっている場合でも、専門知識を持つスタッフが1点1点丁寧に査定を行っております。
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