最近は高性能なPC1台あれば、動画編集からイラスト制作まで何でもこなせる便利な時代になりました。
しかし、今ほどPCが普及していなかった昭和〜平成初期には、「手持ちのゲーム機を別のマシンに大改造しちゃおう!」という、メーカーの野心とロマンが詰まった周辺機器が数多く存在していました。
こうした一風変わったガジェットは、怪しげなサードパーティー製に限らず、実はセガやコナミといった大手メーカーも大真面目に開発していたんですよね。
今回は島根県出雲市のお客様より、そんな「ゲーム機の可能性を限界突破させようとした」セガとコナミの非常に熱い周辺機器のコレクションをお譲りいただきました。
当時の開発者たちの「早すぎた技術力」を振り返りながらご紹介します!
セガ『テレビおえかき』
1985年10月にセガから発売されたSG-1000およびその互換機(SG-1000II、セガ・マークIIIなど)で使用できるペンタブレット型の周辺機器です。当時の定価は8,800円でした。
メインターゲットである子供たちに合わせて『テレビおえかき』という柔らかい商品名がつけられていますが、型番を見てみると「セガグラフィックボード」というかなり硬派な名前がついています。
海外のマスターシステム用に黒い筐体のプロトタイプ(試作機)も存在していたようですが、最終的には日本国内のみでの販売に留まったレアハードです。
ゲームカセットから直接極太のコードがタブレット本体に繋がっている仕様で、当時のセガらしいストロングスタイル!
そのため、少々取り回しが悪く遊ぶときは本体に密着する必要があります。
タブレット側の透明なエリアに付属のプラスチックペンで書き込むと、それがそのままテレビモニターに反映されます。
ただし、ベースとなるSG-1000の表示能力が「最大16色」だったため、どうしても味気ないものになってしまうのですが、当時は「テレビに自分で描いた絵が映る」というだけで十分スゴかったんです。流石は”10年早い”セガですよね。
この『テレビおえかき』で培われた電子お絵描きのノウハウとエッセンスは、のちに1993年に発売されメガヒットを記録する『キッズコンピュータ・ピコ(PICO)』へと見事に受け継がれることになります。
セガ『セガサターンキーボード HSS-0129』
1996年7月27日にセガから発売されたセガサターン専用のキーボード周辺機器です。当時の定価は7,800円でした。
後年『ドリームキャスト』で花開くインターネット通信の技術をすでにサターンでも試していたことがわかる歴史的にも貴重な一品です。
こちらも先述の『テレビおえかき』同様に日本限定で販売された周辺機器となっています。
海外でキーボード対応ゲームを遊ぶ際は、「NetLink Keyboard Adapter」という専用の変換アダプターを介して一般的なPC用キーボードを接続する必要がありました。
このキーボードを語る上で外せないのが、富士通が提供していたインターネット上の元祖メタバース(仮想現実)『ハビタットII(Habitat II)』のサターン対応版ソフトが付属していた点です。
今ではよく見かける、PC版のユーザーと共通のサーバーで交流できる「クロスプラットフォーム」に早くも対応していました。
当時のインターネット環境ゆえに、利用料金が「1分あたり約17円」という現代では考えられないほど高額な従量課金制だったものの、なんと2010年(サターン版のサービス自体は2000年頃に終了)まで運営が続いた伝説のロングランコンテンツとなりました。
その他にも、キーボード購入者に無料配布されたMMORPG『ドラゴンズ・ドリーム』や、PCからの移植作である傑作FPS『デュークニューケム3D』に対応するなど、サターンのコアなファンに愛されました。
コナミ『ドレミッコ』
1987年12月4日にコナミから発売されたファミリーコンピュータ・ディスクシステム専用の音楽ソフトです。当時の定価は8,980円でした。
ファミコン本体の音源能力をフルに活用して作曲や演奏を楽しめるソフトとなっており、ファミコン用とは思えないほど本格的なピアノを模した大型のキーボードコントローラーが付属しました。
お茶の間のファミコンがそのままピアノになってしまうという、当時の子供たちへの衝撃はすさまじいものでした。
鍵盤数はミニキーボードの定番である「25鍵(3オクターブ)」となっており、しっかり演奏が可能できます。
付属の説明書を開くと丁寧な楽譜が多数掲載されており、「ハッピーバースデー」や「ジングルベル」といった、音楽の授業でおなじみの初心者でもチャレンジしやすい定番曲が記載されていました。
しかし、そこはさすがBGMに定評のあるコナミ。
ファンサービスとして、コナミの看板シューティング『グラディウス』の楽譜が1曲だけ収録されています!
しかもこれは単なるステージ曲ではなく、ボス戦BGM(Aircraft Carrier)からスタートする特別仕様のメドレー曲に仕上がっています。
ディスクシステム独自の「拡張音源」をフルに活かした豪華なコナミサウンドとなっており、一聴の価値ありです!
また、1987年4月~1988年2月の間に発売されたコナミのファミコンゲームには、「キャラカード」と呼ばれるトレカも付属していました。
本作はあまり出回ってないでしょうから、こちらを集めるのはなかなかにハードルが高いかもしれませんね。
まとめ
BEEPでは、セガやコナミといったおなじみのメーカーが手がけた「ちょっとマイナーな周辺機器」から、サードパーティ製のマニアックなガジェット、海外版の変換アダプターにいたるまで、あらゆるレトロゲーム周辺機器を全力で買取しております。
一般的なリサイクルショップやフリマアプリでは、買いづらい&売りづらい周辺機器ですが、当店はレトロゲームの専門店。
SG-1000の実機やファミコン・ディスクシステム、海外版にいたるまで、すべての検証環境と専門知識を持ったスタッフが揃っています。
そのため、欠品があるものや、動くか分からない状態の周辺機器でも、その価値をしっかりと見極めて適正な価格をお出しします!
「実家の片付けをしていたら、見たこともない大きなゲーム用キーボードが出てきた」
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