【宅配買取】カラバリの始祖!? 『スーパーカセットビジョン』のレディースセットをお譲りいただきました

      

日本のビデオゲームのパイオニアが、実は任天堂ではないことはご存知でしょうか?

エポック社は1975年に日本初のビデオゲーム『テレビテニス』を発売し、1977年に任天堂が『カラーテレビゲーム』で追従しました。
その後、80年代に入るとエポック社は後継機『カセットビジョン』を発売し、『ファミコン』の登場まではかなりのシェアを誇ります。

今回、そんな波乱の時代に登場した、非常に珍しい『スーパーカセットビジョン』のバリエーションをご紹介します。
埼玉県熊谷市に眠っていた宝石箱のようなお宝アイテム、是非お付き合いください。

スーパーカセットビジョンとは

『スーパーカセットビジョン』は、1984年にエポック社から発売されたカセット交換式のゲーム機です。
81年に登場した『カセットビジョン』の後継機で、任天堂の『ファミリーコンピューター』やセガの『SG-1000』と同期にあたります。

ハード設計はNECが行っており、後にエポック社と入れ替わる形でハドソンと『PCエンジン』をリリースしています。

『カセットビジョン』の後継機ですが、前世代との後方互換はなく、性能もグラフィック以外はファミコンとの差が少なかったため、以前ほどのシェアを発揮できませんでした。
ソフトも30本程度にとどまり、ナムコの『マッピー』といったアーケード移植や日本ファルコムの『ドラゴンスレイヤー』など、ごく少数の移植作品以外はほとんどがファミリー向けゲームでした。
※ちなみに、エポック社の十八番である『ドラえもん』ゲームもここから登場しています。

その後、89年にはエポック社が『ファミコン野球盤』を発売、本機は役目を終えることになります。
今見ると、テンキーや有線ジョイスティックといった、ビデオゲーム黎明期の香りを残した本体デザインは、マニアにはたまらない魅力があるのではないでしょうか。

カラーバリエーションの先駆け

現在、限定本体や色違い商法は、ゲーム機購入の外せない要素になりました。
女の子向けの可愛らしいカラーも時折リリースされており、ゲームボーイで例えると『キティちゃん』や『カードキャプターさくら』モデルなどがありました。
実は、ゲーム機のカラーバリエーション商法をいち早く行ったのがエポック社でした。

「レディースセット」と冠して発売された本体は、ピンク一色のトランクケースに格納されています。
タカラの「リカちゃんハウス」を思い起こさせるような収納ケースとなっています。

黒と白の本体は、マゼンタとトランスピンクに変更、”レディース”の筆記体表記が時代を感じさせます。
※筆者個人の感想として、初見時にレトロなラ○ホのような雰囲気を感じたのは秘密です。

実際にターゲット層の女の子が遊んだかどうかは別として、エポック社のゲーム機に対する先見性がうかがえるアイテムです。
実際出回った台数も少ないようで、かなりのレアアイテムとなっています。
※弊社の熟練の買取スタッフも”ぶったまげた”とのことでした!

ルネ・ヴァン・ダールの星占い ミルキープリンセス

付属ソフトとして、占いとアクションゲームが楽しめる『ミルキープリンセス』が同梱しています。
占星術師のルネ・ヴァン・ダール・ワタナベ氏が監修した、本格的な占いを楽しめるソフトです。

“性格占い”、”相性占い”、”バイオリズム”に対応しており、テンキーを使って質問や情報を入力していきます。
ジョイスティックを使わず、テンキーで直感的に進められるのは、ハードの特性を活かしていて好感触です。
ただし、文章表示の度に演出が入りテンポは非常に悪いです。

筆者が試しに占ってみたところ、『目的のためにまっすぐ努力するタイプで、正義感が強いがそれゆえ周りには冷たく思われる』とのことでした。
ラッキーナンバーも表示され、朝の報道番組の占いコーナーのような安心感がありました。

最後に主人公の『ミルキー』から、『心当たりがあるでしょ?』と問われましたが、正直イマイチ実感が沸きませんでした(笑)
ゲーム部分は、「ミルキー」を操作して飛び回る敵を回避する避けゲーで、あくまで”占いのおまけ”という印象が強いです。


BEEPではあらゆる年代のゲーム機本体・ゲームソフトを買取募集中です。
エポック社のゲーム機はもちろん、ボードゲーム等も買取可能です、ぜひ一度ご相談頂ければと思います。

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