BEEPは、レトロゲームの買取のイメージが強いかと思いますが、80~90年代の「レトロおもちゃ」の買取も受け付けております。
『ミニ四駆』も対象となっており、秋葉原の店舗でも取り扱っています。BEEPの常連のお客様であればご存じの方もいるかもしれません。
この度、組み立て済の『ミニ四駆』を神奈川県相模原市のお客様よりお譲り頂きました。
当時のエピソードと共に、1つずつ紹介してみようと思います。
グラスホッパーII Jr.
1989年3月30日発売に発売されたレーサーミニ四駆です。元ネタは1988年8月9日発売のラジコンカーです。
初期のレーサーミニ四駆は、同社のラジオコンカーをその名の通りミニスケールにしてキット化したものでした。
当時『コロコロコミック』では、『ラジコンボーイ』が連載されており、実際のマシンを欲しがる子供が続出。
しかし、『グラスホッパー』は定価7,400円と、子供には早々手が出せない高額おもちゃでした。
※なので、ミニ四駆であれば1台600円で手に入れられるなんて夢だったことでしょう!
シャーシは、レーサーミニ四駆の中でも最新鋭であった「TYPE-2」、大径ホイールが目立つダイナミックな仕上がり。
リアステー取り付け用のコネクタがなかったこともあり、今回お譲り頂いた物はウィングローラーが取り付けられていました。
ちなみに、全国展開のおもちゃ屋「ハローマック」限定モデルや、イベント限定色のキット・ボディも販売されていたようです。
この頃から既に「OOスペシャル」の文化が始まっており、現在まで続く限定色や限定モデルがたくさん登場していくことになります。
サンダードラゴン Jr.
1987年12月8日に発売されたレーサーミニ四駆です。元ネタは 『ラジコンボーイ』出身の「ドラゴンシリーズ」の1台です。
「ドラゴンシリーズ」は当時の上級モデルだった『ホーネット』をベースに制作しています。
その上、主人公の使うマシンということもあり非常に人気がありました。
『ミニ四駆 メモリアルボックス Vol.2』では、「ドラゴンシリーズ」のミニ四駆バージョンが勢ぞろいしました。
ただ、「メモリアルボックス」シリーズは、ミニ四駆閑散期だった時期に登場した影響で「レアキット」化しています。
※『アスチュートJr.』と『マンタレイJr.』が欲しくて、当時vol5を買ったなぁとしみじみです。
『ハイパーダッシュ四駆郎』を担当された「武井 宏之」先生の大好きなマシンだったようで、思い出深いマシンだったのか漫画本編にも登場しました。
また、同氏の当時を語るエッセイ的漫画『拝啓 徳田ザウルス先生』でも登場しています。ラジコン版まで持っていたくらい好きだったようですよ?
サイクロンマグナム(旧キット)
1996年9月18日発売のフルカウルミニ四駆です。『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の主人公「星馬豪」の3代目「マグナム」です。
キットとしては、『ミニ四駆』史上でもトップセラーを誇っており歴代3位に位置している大人気マシンだったりします。
第二次ミニ四駆ブーム絶頂期だったことが大きな要因かと思いますが、私としては本機の誕生経緯がとにかくエモいことも推していきたい!
漫画とアニメで誕生の経緯が違うのですが、2代目の「Vマグナム」をベースとした修理を行うエピソードとなっています。
漫画では「ブロッケンG」に破壊されたボディを、火傷や切り傷のけがをしながら必至にパテで修理することで奇跡の生まれ変わりを果たします。
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アニメでは、「レイスティンガー」に粉々にされるものの、敵組織の「大神学園」から離反した少年「ジェイ」と共に設計した友情のマシンとなっています。
特に、「Vマグナム」の唯一無事だったパーツ「ボディーキャッチ」を最後に取り付けるシーンは今見ても震えてしまいます…!
ハリケーンソニック(旧キット)
1996年12月日発売のフルカウルミニ四駆です。「星馬豪」のアニキ「星馬烈」の3代目「ソニック」です。
『サイクロンマグナム』と対になるデザインをしており、フロントとリアにある独特のWウィングがチャームポイントです。
原作では『世界グランプリ編』からの登場でしたが、アニメ登場は原作よりも早く『SGJC編』からです。
どちらも「周りのマシンに比べて遅れている」という焦りから開発したもので、原作ではものの数ページで完成。ちょっと淡泊すぎますよね(笑)
アニメを先に見ていたので烈アニキ好きとしては、ちょっとがっかりした記憶があります。
しかし、アニメ版はかなり脚色されたオリジナル展開となっています。なんと「大神学園」乗り込んでいき「大神博士」に頼み込んで制作しています。
「烈アニキが裏切った!?」という衝撃の展開に、当時のキッズたちもかなり驚いたのではないでしょうか?
この大味な改変のエピソードはアニオリ展開でもかなりのエモさで、私の『レツゴ』大好きエピソードでトップ3にランクインしています…!
おまけ
ちなみに、初期キットは箱の裏面に大きく原作の登場コマが描かれており劇中のマシンの説明が書かれています。
いつも楽しみに読んでいたので、復刻時にこの仕様がなくなったのを知ったときはちょっと残念でした…
余談として、「マグナム」に「レブチューンモーター」、「ソニック」に「トルクチューンモーター」が搭載された状態でご郵送いただけました。
これはアニメの「星馬兄弟」のセッティングに忠実で、「お客様は解ってらっしゃる!」と一人で勝手に盛り上がっていました(笑)
BEEPでは、レトロゲーム以外にもミニ四駆や古い家電等も買取可能です!組み立て済やジャンクでも問題ございません。
レトロゲーム・最新のソフト、ゲームの買取をご検討の際はぜひ一度ご相談頂ければと思います。
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