【出張買取】「ファミコン通信」って知ってるかい? 日本のゲーム雑誌といえばでおなじみ『ファミ通』を約15年分買取致しました。

『ファミコン』の登場で世はまさに大ビデオゲーム時代となっていた1986年代の夏。

1985年7月に登場した元祖ファミコン雑誌『ファミマガ』に続くように、パソコンゲーム雑誌『Login』より独立した『ファミコン通信』が刊行されました。

そんな『ファミコン通信』が最も熱かったであろう80年代-90年代の本誌を、東京都八王子市のお客様よりお譲りいただきました。

今では日本のゲーマーならだれでも知っている有名誌のオリジンをこの機会に覗いてみましょう!

『ファミコン通信』創刊!

ファミ通創刊号

1986年の6月20日に、『ファミ通』の記念すべき第一号が登場します。

もともとは『Login』のミニコーナーとして掲載されていたので、記事のテンションは全体的にこじんまりとしています。

パッケージイラストは、『Login』で連載していた「荒井清和」先生の「べーしっ君」で、おなじみのキツネ(ネッキー)は登場していませんでした。
※ネッキーが登場するのは第7号からだったんですね!

とはいえ、『Login』編集部メンバーから繰り出される新鮮かつ濃い記事内容は据え置きです。建前がない感じが時代を感じさせてくれます。

ガバスシステム

創刊号から「ガバス」システムも健在で、「ファミ通オリジナルグッズを貰おう!」という触れ込みに誘われ、毎号一生懸命に買っていた人もいたのではないでしょうか?
とは言え、読者投稿でもらえる「メタリックガバス」がなければ、ゲーム機等の高額系の交換は不可能な数値設定なんですけどね(笑)

「クロスレビュー」の変遷

初代クロスレビュー

『ファミ通』と言えば”クロスレビュー”ですが、現在とは随分と様相が違っています。

キッチリカッチリとしたレビューというよりも、素直な感想や雰囲気を伝えている緩いものだったんですね。

評論調のクロスレビュー

90年代に入ると『ファミ通』自体の権威性も現れた影響か、現在のような評論形式に変わっていったことがわかります。
おなじみの2頭身似顔絵も現在と変わらぬ作画になっています。

ローリング内沢登場

この頃には、「ローリング内沢」氏がクロスレビュー上に登場。長きにわたってファミ通の顔役の一人となりました。
それにしても、イラストで見てもめちゃめちゃ若いしこの頃は眼鏡してなかったんですね…
※私は「Inside Xbox」や「ファミ通WaveDVD」に出演している氏の中年時代しか知らなかったので、初々しい姿が新鮮だったり。

辛口レビューで読者からの信頼寄せられていた「TACOX」氏も、印象深いクロスレビュワーの一人ですよね!

表紙や広告の変遷

ファミコンキャリー

初期のころは、『ファミコン』ソフトの専用アタッシュケースや『ファミリートレーナー』といった『ファミコン』中心のものが多かったです。

ヨギー片岡鶴太郎

『ファミリートレーナー』については、芸能界屈指のヨガ好き(ヨギー)「片岡鶴太郎」氏のご尊顔が。

PCエンジン

マスターシステム

80年代末期になると、『ファミコン』の対抗馬であるハードも続々と登場。広告にもセガやNECといったライバル企業達が登場してきます。
現在はゲーム総合誌として発刊されている『ファミ通』ですが、ゲーム業界の成長に合わせて『ファミコン』専門から少しづつ変遷していったんですね。

高橋名人

広告はゲームだけにとどまらず、「サッポロビール」の飲料水の宣伝もありました。フサフサ時代の「高橋名人」のインパクトに目が行ってしまいます…(笑)
ハドソンは北海道の会社だったので、同じ北海道つながりのコラボでしょう。
※それにしても、名人も鶴太郎氏もあまり変わってないような…

90年代のファミ通

「松下進」先生が描かれる、表紙のキツネ「ネッキー」も90年頃にはみんなが良く知る姿となっています。
その他にも、隔週でグラビアの表紙が差し込まれたりしている様子を垣間見るに、『ファミ通』が広く知られるようになったのだと実感できました。

盛り上がるゲーム業界と「姉妹紙」

姉妹紙

90年代も中盤に差し掛かると32bitCDドライブ(プレステ、サターン、3DO等)搭載機が登場。各社のシェア争いが激化していきます。その流れで『ファミ通』も、姉妹紙や増刊号を発刊して対応しています。

PS通信

『プレイステーション通信』については、その後も長きにわたって刊行。2010年に『ファミ通PSP+PS3』として休刊されるまで歴代『プレステ』を盛り上げています。

SS通信

『セガサターン通信』についても、専門誌『TECH サターン通信』へとつながり、サターン用のメディアCDを付属していたりと新たな試みがありました。

後に登場する『ファミ通WaveDVD』や『ファミ通Xbox』への布石となっています。

 

現在は、本誌に加えて『ファミ通.com』の精力的な更新でゲーム業界を盛り上げています。こうしてみると時代に合わせてしっかりと順応してきたことがわかります。

私もライターの端くれとして、大先輩たちの残してきたレガシーを見れて非常に感服しました。

いつか、『ファミ通』でコラムとか書けたりしたら…なんて、夢見てしまいますね!

 


BEEPでは今回のようなゲーム関連書籍の買い取りも行っております。
チラシやポスター等も買取対象ですので、一度ご相談していただければと思います。

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