この投稿をInstagramで見る
1994年、フルカウルミニ四駆の登場と共に「第二次ミニ四駆ブーム」が始まりました。
そのブームを牽引した作品こそ、こしたてつひろ先生がコロコロコミックで1994~1999年で連載した『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』です。
爆発的人気を誇り、様々なハードでゲーム化されています。当時いかに熱気があったかうかがい知ることができます。
本日は、栃木県宇都宮市のお客様よりお譲りいただきました、『レッツ&ゴー』ゲームのコレクションをご紹介したいと思います。
目次 [非表示]
ミニ四駆シャイニングスコーピオン レッツ&ゴー!!
アスキーから発売された、アニメ世界を舞台にしたシミュレーションRPGです。
『レッツ&ゴー!!』のゲームといえば本作と言えるクラスに売れた作品で、理由は至極単純。
特典として、限定マシン『シャイニングスコーピオン』のボディが付属していたことが影響しています。
後に一般販売されますが、若干色味が違うのでニッチなファンであれば市販版と限定版の見分けができるとかできないとか…
RPGのシナリオとしては、子供たちのツボを押さえており評価は高いです。
一般レーサーだった主人公が「シャイニングスコーピオン」を手に入れてアニメキャラ達にも負けないレーサーに成長していくというコロコロキッズの夢がつまっています。
システムはかなり複雑で「パーツセッティング」や「電池・モーターのコンディション」、「肉抜き」といった加工まで細かく設定できます。
その結果シビアな内容になってしまい、クリアできない子供が続出しました。※かく言う私もその一人でしたが(笑)
レース中も感想できるか眺めているだけになるため、かなり退屈なのも災いし賛否両論な結果に。
以降の作品は、レースゲームになっているものが大半なのでちょっとシステムが年齢層に合わなかった惜しい作品でしょう。
ミニ四駆レッツ&ゴー!! POWER WGP2
前作が賛否両論だったことから、アニメとのシナジーをより強化したレースRPGです。
原作アニメ終了後のストーリーをもとに、第二回ミニ四駆世界グランプリに挑む主人公チーム『TRFビクトリーズ』の活躍を体験できます。
ただし、原作や主人公が交代したアニメ三期とは辻褄が合わない設定になっており、厄介なヲタクの私としてはどうしても引っ掛かる部分です。
※推測ですが、二期放映中から三期開始ごろに開発された結果、独自に設定が進んでしまったからだと思われます。
それでも、一期からのキャラの再登場や伏線回収、劇場版の設定を引き継いでいる部分等、「見たかったその後」は描写されているので及第点でしょう。
劇場版のゲストキャラの「リオン」が、再びチームメンバーと再会できた姿を見れるだけでエモさ爆発です!
ゲームとしては、小気味いい見下ろし型のレースゲームになっており、チームメンバーの性格やマシン性能が再現されたファンも納得の仕上がりです。
開発したのは、主にニンテンドーハードの『ピクロス』シリーズを開発しているジュピターだったりします。。さすがの堅実さです!
後に原作における後日談エピソード(おそらく本作の時系列に相当する)が、コンビニコミックで書き下ろしされました。
コミック版もマシンが設定どおりに最新化されていたり、本作とはちがった良さがありますので是非読んでみてくださいね!
フルカウルミニ四駆 スーパーファクトリー
セガサターンで登場した、セッティングを施したマシンの走りを3Dで見ることができるミニ四駆シュミレーターソフト。
ゲーム性はSFCの『シャイニングスコーピオン』にかなり近く、レースシーンを3Dに差し替えたバージョンといったところです。
パーツ事に細かくセッティングできるため、アニメキャラのマシンの特性に寄せた挙動にして楽しむことができます。
申し訳程度にアニメキャラが登場するのですが、ストーリーは特にないので走らせるだけの退屈さが評価を落としてしまった原因です。
唯一実況だけは臨場感があり、アニメと同様にミニ四ファイターこと杉山闘士(CV:森久保祥太郎)が熱くレース模様をお送りしてくれます。
※ちなみにこの作品が「森久保祥太郎」氏のデビュー作だったりします。
限定版には、劇場版の限定マシン『ガンブラスターXTO』のブルーメッキバージョンが付属したので、これを目的に購入した結果がっかりしたというファンも多そうです…
アニメ寄りにしたいのかリアル寄りにしたいのか「どっちつかず」になってしまったことが気になるものの、マシンを自由に走らせることができなかったキッズにはよかったのかも…?
爆走兄弟レッツ&ゴー!! エターナルウィングス
初代『プレイステーション』で登場した3Dレーシングゲームで、ブーム当初の『レッツ&ゴー!! 』ゲームとしては最後のタイトルです。
アニメ三期までのキャラクター達が勢ぞろいしており、原作では実現しなかった対戦カードを再現することができます。
ゲームとしても3Dのレースゲームとしてはクオリティ高めで、ミニ四駆っぽい軽さとアニメでの必殺技の非現実さが良い塩梅で再現されています。
各キャラクターにストーリーモードが用意されており、本編ではあまり活躍しなかったキャラクターにもスポットライトが当たっているのもファンとしては嬉しいポイント。
特にドイツチームの黄金タッグ「シュミット」(CV:石田彰)と「エーリッヒ」(CV:三木眞一郎)のボイスが沢山聞けるのは当時のお姉さま方や声優ファンも大歓喜なはず!
私のイチオシエピソードは、アニメ三期のヒロイン「大神マリナ」とアニメ一期のラスボス的立ち位置「土方レイ」のやり取りです。
設計を同じくする姉妹機を持つ2人の因縁と、アニメ終了後の「レイ」の考えの変化等が垣間見えるオリジナル要素は本作をプレイする理由としてまず挙げたい要素となっています。
ちなみに、「マリナ」を担当した声優は前作主人公「豪」と同じ「池澤春菜」氏、小学生の性癖を破壊しないでいただきたい(笑)
BEEPでは、レトロゲーム以外にもミニ四駆や古い家電等も買取可能です!
レトロゲーム・最新のソフト、ゲームの買取をご検討の際はぜひ一度ご相談頂ければと思います。
買取に関するご質問やご相談、見積もりのご依頼も無料にて承っております。
まずはお気軽にご連絡くださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。