セガファンの熱量というのは、海外でも熱くその理由一つに「日本とは違う独自の展開があった」事があげられるでしょう。
そのため、洋ゲーマーの観点からみると、非常に多くの海外独占タイトルが存在していることに魅力を感じます。
海外版の『メガドライブ』と『セガマーク3』である、『ジェネシス』と『マスターシステム』のソフトのコレクションをお譲りいただきました。
東京都新宿区の地に眠っていた洋ゲーマーのおたから、前後編に分けてご紹介したいと思います!
目次
コープスキラー
ジャンルは「インタラクティブ映画」、端的に言うと『実写ムービーゲー』のガンアクションの作品です。
USMC(アメリカ海兵隊)の主人公が、悪の科学者「ヘルマン博士」の野望を阻止するため彼が研究拠点にしている熱帯の島を舞台にゾンビたちと死闘を繰り広げます。
『メガドラタワー』(メガドラ+メガCD+32X)のグレート合体を持つものだけがプレイできる『SEGA CD 32X』専用ゲームです。要求値が高すぎる…
日本では、この方式で発売されたゲームはありませんが、海外ではなんと7本もリリースされており、全部『実写ムービーゲー』というラインナップの香ばしさが光ります。
本作は『3DO』版もありますが、『SEGA CD 32X』ACアダプター3個分のパワーは伊達ではなく、『SEGA CD 32X』版のほうが当然映像は綺麗です。
しかし、お粗末な『B級映画』といった仕上がりなので、耐性がある方は特有の雰囲気を楽しめるかもしれません。
現在はPC版の『Corpse Killer – 25th Anniversary Edition』が、Steamで配信されているため『メガドラタワー』を建設する必要もありませんからね(笑)
VR Troopers(バーチャル戦士トゥルーパーズ)
日本の特撮作品『メタルヒーローシリーズ』の海外版『VR Troopers』のゲーム化作品です。
番組は『スーパー戦隊シリーズ』の海外版アレンジ『パワーレンジャーシリーズ』で有名なサバン社が製作しており、同様にかなりのアレンジされています。
ゲーム内容としては、原作通り宿敵「グリムロード」の作戦に巻き込まれバーチャル世界で戦う2D対戦格闘ゲームとなっています。
かなりヌルヌルとキャラクターが動いたり、実際の俳優さんの顔をドットで精巧に再現していたり、グラフィックは非常に頑張っています。
ゲームオリジナルのラスボスとして、「カメレオン」というオリジナルの怪人が登場しています。
変幻自在に他キャラに変身することができる特殊能力をもっており、某残虐格闘ゲームのラスボスを思い出してしまいました(笑)
2Pプレイの対戦も可能で、同じキャラを選ぶこともできます。
2P側は色が変わってしまうので、特撮特有の「色違いの偽物」ごっことしゃれこんだり、特撮好きの友人とワイワイ対戦してみたいです。
Stellar-Fire(ステラファイア)
元はPCで登場した一人称のSFシューティング『ステラ7』シリーズの1作品でメガCD独占タイトルです。
CD媒体を活かした実写キャストと3DCGを組み合わせたのドッグファイトが見どころのオープニングムービーはなかなか迫真の出来です。
ゲームとしては、様々な惑星を舞台に敵の攻撃をかわしながら「ムーンクリスタル」を収集。最後にボスを撃破というシンプルな流れのステージクリア型です。
背景はドットで書き込まれ、敵やステージオブジェクトは簡素な3Dで描画されます。
同じく93年リリースのSFC『スターフォックス』とグラフィックに遜色ないため、相当頑張っているのが伝わってきます。
ちなみに、シリーズを通して自機が戦車のことが多いのですが、本作は珍しく戦闘機に乗り込んで戦います。
その後登場した続編の『ステラ7:ドラクソンの復讐』では、再び戦車に戻っているのでファンからすれば新鮮な設定だったかもしれませんね!
The Amazing Spider-Man vs. The Kingpin(スパイダーマンVSキングピン)
マーベルの人気アメコミヒーロー『スパイダーマン』のゲーム化作品。
『メガドライブ』版や『ゲームギア/マスターシステム』版も存在しますが、メガCD版はゲーム内容もパワーアップしています。
ゲームスピードがスムーズになったのはもちろんのこと、戦闘モーションが追加されたり新ステージで遊ぶこともできます。
追加されたアニメーションシーンは、フルボイスとなっており文字だけだった他バージョンよりも分かりやすくなっています。
※もちろん作画はコッテコテのアメリカン作画です(笑)
作曲を担当するのは、『ソニックCD』を始めとした数々の『メガCD』のコンポーザーを担当した、「スペンサー・ニルセン」氏です。
ギターの旋律が心地よい非常にカッコいいBGMになっていますので、一聴の価値ありです!
ちなみに、何の因果かニルセン氏は同じくアメコミゲームである『バットマン リターンズ』の音楽も担当していたりします。
次回は『マスターシステム』編となります。お楽しみに!
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