どんな音楽も何かしら自分の体験と結びついていくものです。
ゲームミュージックは、ゲーム画面（視覚情報）や自分の操作（行動）と密接にな関係にあるため、とりわけその傾向が強いと思います。
今回、岐阜県関市のお客様よりお譲りいただいたコレクションはアーケードゲームを中心にしたラインナップで、ゲームがどんどんと発展していた時期のものです。
最近ではリマスターされたハイレゾ音源がネット配信されていたりしますが、やはり当時のマスタリングの音が聴きなれていて心地よいという方も多いのではないでしょうか？
目次
アール・タイプ～アイレム・ゲーム・ミュージック～
アイレムは『R-TYPE』のヒットで一躍、人気メーカーになりました。しかし、当時のゲームサウンドは容量の制約も多く、ひとつのタイトルだけではアルバムにするほどのボリュームがありませんでした。そこでいくつかのタイトルをまとめて収録する形式がよくとられており、このアルバムもそういったスタイルになっています。『R-TYPE』のほかには『ムーンパトロール』や『ロードランナー』シリーズ、『妖獣伝』『怪傑ヤンチャ丸』などが収録されています。全体を通して聴くと、やはり『R-TYPE』の音楽だけ異質で、まさにここがターニングポイントだったのだなと感じます。
究極TIGER －G.S.M. TAITO 2－
『タイガーヘリ』『飛翔鮫』『究極タイガー』の“タイガー3部作”を収録し、さらに『トップランディング』『コンチネンタルサーカス』などの大型筐体ものもセットにした内容。当時は『飛翔鮫』の続編として『鮫！鮫！鮫！』が出るとは誰も想像していませんでしたよね。このアルバムには『ラスタンサーガ』も入っており、よくいえばバラエティに富んでいて、悪くいえばけっこう適当に突っ込んだ感じです（笑）。
忍者くん 阿修羅ノ章
『忍者くん』は前作の『～魔城の冒険』がタイトー販売で、今作『～阿修羅ノ章』がUPL自社販売だったせいか、カップリングされていません。ほかのゲームタイトルの音楽はなく、収録時間は短めですが、そのぶん安価にリリースされていました。楽曲を手がけたのはメカノアソシエイツです。彼らはゲームアーツの作品（『シルフィード』『ヴェイグス』『ゆみみみっくす』など）にも関わっていたため、PCやメガドライブのゲームでそのサウンドを聴いた人も多いでしょう。音色が非常に特徴的で、一聴してすぐにわかる個性がありますね。
エアバスター
『歌舞伎Z』や『大江戸ファイト』といったクセの強い作品か『ギャルズパニック』シリーズのお色気路線がよく覚えられているゲームメーカーのカネコですが、まっとうなかっこよさや面白さを追求したタイトルもあり、そのひとつがこの『エアバスター』でしょう。ゲームのステージによくマッチしたサウンドは明るい雰囲気で、ドライブのBGMにもよさそうです。
ナムコ ビデオ・ゲーム・グラフィティ Vol.6
ビクターから発売された『ビデオ・ゲーム・グラフィティ』シリーズはほかのゲームミュージックアルバムとはかなり趣が異なっていました。Vol.1では全編がアレンジ曲やミニドラマで構成されており、Vol.2以降はオリジナル音源とアレンジ音源をそれぞれ異なるゲームタイトルで収録していました。このVol.6は『フェリオス』『メルヘンメイズ』『ワルキューレの伝説』と人気の高いナムコヒロインものが集中しているのがポイントです。
ダライアス外伝
3画面をシームレスに連結した大画面でゲーマーの関心を集めた『ダライアス』。そのサウンドにも圧倒的な存在感があり、シリーズを重ねても常にインパクトのある楽曲が登場し、ファンを驚かせ、また喜ばせました。シリーズ3作目となる『～外伝』では「幻視」をモチーフとし、環境音楽のような楽曲が中心です。サウンドだけ聴くとゲームミュージックとは思えないのに、実際のゲームには不思議とよくなじんでおり、奇妙な心地よさがあります。
BEEPではあらゆる年代のゲーム機・ゲームソフトだけでなく、こうしたサウンドトラックや専門情報誌、グッズなど、ゲームに関わるものは何でも買取いたしております。
買取に関わる配送料や出張費用、また、お見積もりなどはすべて無料です。
ご質問やご相談もいつでも受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
