BEEPスタッフが趣味で選ぶ! スーパーファミコンの名作ソフト【その1】

スーパーファミコンのソフト集合写真です

ゲームの表現をより豊かにし、遊びの世界を大きく広げたスーパーファミコン
歴史的名機のゲームの中から、BEEPスタッフにとっての名作を選んでみました


1990年11月21日、ファミコンの後継機としてスーパーファミコンが発売されました。

グラフィックやサウンドは誰にでもすぐわかるレベルで向上しており、ゲームの劇的な進化を感じさせたハードです。

1400タイトル以上のゲームが発売され、ゲーム業界、そして任天堂のステータスをより強固に築きあげた存在だといえるでしょう。

今回はそんなスーパーファミコンに対し、BEEPのスタッフが「世間の評価は気にせず、自分にとっての名作ソフトを3本選ぶ!」という記事をお届けいたします。

RF丸山の似顔絵です
RF丸山(法人担当・営業)が選ぶ! スーパーファミコンの名作ソフト3本!!

『超魔界村』カプコン

超魔界村のパッケージです
1991年発売の『超魔界村』は発売日に部活をサボって市内のファミコンショップで購入した記憶があります。購入後ゲーセン仲間Mくんの家に押しかけ一緒にプレイすることになりました。

Mくんはアーケード版の『魔界村』も『大魔界村』もクリアしていたので頼もしい存在でした。そんなMくんが攻略に入れば今日中にクリアできるだろうと思っていましたが、そこはさすが魔界村、なかなか村から帰らせてはくれませんでした。

実はMくん宅にはクリアまでに数日通う事になってしまい、何度か夕飯をごちそうになりました。お約束の2周目をクリアした時の喜びは今でも忘れられません。しかし、ゲームの難易度は今思い返すとけっこう簡単な方かもしれません。ただMくんの家で遊んだ時は何度へこたれそうになったことか・・・。

初見だと驚愕する津波や雪崩の自然災害。本作の特徴アクションの二段ジャンプ。調子に乗って無駄なジャンプをしてやられてましたね。そういえば、マジシャンの魔法で女の子に変えられてしまうアーサー笑えました。

 

『真・女神転生』アトラス

真・女神転生のパッケージです

これも発売当時遊んでいたのでご紹介します。今度は市内のファミコンショップで予約して発売日に購入。部活はサボりませんでした。

もともと女神転生シリーズが好きで、ゲーム以外でもアニメや小説も触れていました。現代を舞台にしており、知っている地名が出てくるので好きなシリーズです。『真・女神転生』はシリーズの続編で三作品目にあたります。

ゲームをスタートすると、主人公が夢を見ている状態となっています。ここでロウヒーローとカオスヒーローの名前を決めるのですが、結構時間をかけて検討した記憶があります。確か当時好きだった女子の名前を入れた覚えが・・・。ガブリエル、ビシャモンテン、シヴァ、ラクシュミなど敵や味方として登場するので、女神転生で国内外の神々の名前を覚えた人も多いのではないでしょうか?

本シリーズのBGMはロック好きな人には刺さると思います。サントラCDは必聴ですよ。

 

『スーパーヴァリアブル・ジオ』TGL

ヴァリアブル・ジオのパッケージです

オリジナルの戯画版『ヴァリアブル・ジオ』はPC-9800シリーズを持っていたので特に購入する必要は無かったのですが、友人の家で夜を徹して対戦したのをきっかけに購入したことを思い出します。

ストーリーは最強のウェイトレスを決めるというもので、総勢9人の美少女を操る対戦格闘ゲームです。キャラクターのコスチュームは様々な飲食店をモチーフにしておりました。私が当時好きだった「アンナミラーズ」も当然モチーフになっていました。確かハンナミラーズだったような・・・

オリジナル版との差としてはスピード感を含め爽快感が増しているところでしょうか。個人的にはバニーガールの「えりりん」が使いやすくて好きでした。

 

ジャイロ小清水の似顔絵です
ジャイロ小清水が選ぶ! スーパーファミコンの名作ソフト3本!!

『メタルマックス2』データイースト

メタルマックス2のパッケージです
スーパーファミコンで個人的BEST3を挙げるとすればまずはこちら。
アーケードビデオゲーム黎明期の雄、データイーストの新感覚RPG『メタルマックス』シリーズの2作目です。

デコといえば自社のキャッチコピー「ヘンなゲームならまかせとけ!」の通り、一風変わったものが多いことで有名ですね。(個人的には『チェルノブ』のぶっ飛び具合が頭一つ以上抜けていると思っていますが)
この『メタルマックス』シリーズも多分に漏れず、当時ドラクエを筆頭にファンタジー路線一色だったRPGへの一つのアンチテーゼとして、荒廃した現近代をテーマにしています。

剣と魔法に代わって銃と戦車が主体となる本作では、戦車と人間の2モードを使い分けて進めていくRPGになります。
普通に考えれば戦車無双なわけですがこれがまた良く出来ていて、車体やパーツによる「積載量(重量)」との戦いや、1ダンジョン内でも戦車を乗り降りして進む必要が随所にあったりと、雑に無双できるわけではありません。

加えて、ただでさえ重さがシビアなのに降りた状態で放置すると重さが増えたり、戦車らしくガスやら酸やら電気やらと天敵がいっぱいあるせいで、それらを克服する装備やアイテムとの兼ね合いなども存在します。
自由度が高いRPGはレベルデザインが難しいきらいがありますが、ウリの戦車がバランスブレイカーにならないようによく考えられたシステムを感じます。

ちなみに、本作は冒頭の自社キャッチコピーを考えた桝田省治氏その人がプロデューサーを務めています。
ぶっ飛んだ着想だけじゃなく細部の作り込みまでしっかり感じさせてくれるのは流石の一言に尽きますね。
竜退治に飽きてしまった方にこそ是非一度プレイしてもらいたい作品です。

 

『がんばれ!大工の源さん』

がんばれ大工の源さんのパッケージです
近年ではパチンコ機として息が長い「源さん」ですが、元は『R-TYPE』シリーズなどでお馴染みのアイレムが生んだ爽快アクションゲームでした。
BEST3の2本目にチョイスしたポイントはズバリ、「ひたすら木槌で敵をぶん殴る爽快感!」これに尽きます。これが良いんです!
アクションゲームに欠かせないパワーアップアイテムもあります。乗り物にも乗ります。空を飛ぶボス戦だってありますし、未来にも行っちゃいます。

でも全部、木槌でぶん殴ります 。

アーケードゲームの移植としてファミコンに登場する際にライフ制に変更されたことで、初見殺しや覚えゲー要素はあまりなく、頭を空っぽにして感覚的に遊ぶことが出来ます。
一方、グラフィックはスーファミのスペックを活かして格段に向上しており、アーケードの爽快感を手軽に味わえる仕上がりになっています。

ここまで読むと単純で底が浅いように見えますが、このゲームのウリはやはり「手軽な爽快感」。
キャラと同サイズほどもある巨大な木槌を振るい、敵と一緒に日々の鬱憤もバシバシ吹き飛ばしていきます。
また、隠しコマンドでステージセレクトも出来るため、今でも発散したくなった時にサッと起動し、1-2や3-1を遊んでいます。(バイクステージの速度感がまた爽快なんです)
巧みな技とギミック理解で攻略するアクションゲームもいいですが、スキマ時間で手軽に遊べる1本をお求めの際にはいかがでしょうか。

 

『大怪獣物語2』ハドソン

大貝獣物語のパッケージです
今回も3本目はハドソンからのチョイスとなりましたが、原作は『じゅうべえくえすと』などで知られるバースデイで、ファミコンソフト『貝獣物語』に端を発するシリーズ3作目です。

巷では「ハドソンの大作RPG」とか、「良くも悪くも無難にまとまってる」など賛否両論ありましたが、システム面では系統(属性)による相剋関係や『じゅうべえくえすと』にあった「すけっと」機能、『天外魔境ZERO』で開発された「パーソナル・ライブ・ゲーム・システム」を搭載するなど、当時の総力を結集して作られているように思います。

ストーリー系はネタバレになっちゃうのであまり語れないんですが、例えば序盤で言うと2章の冒頭(開始から1時間くらい)で早速PTが半壊した挙句、それまで忠臣だった仲間によって全滅させられます。

…いかがですか、ワクワクしてきますよね?
当時の私はこのストーリーにやられちゃいました。一言で表すなら「ダークなファンタジーRPG」でして、自分の好みにどストライクですね、はい。

今でこそアニメやラノベなどの進歩により市民権を得たダークファンタジーですが、当時の身の回りではこういったジャンルはあまり浸透していませんでした。
ジャンプのバスタードを唯一のバイブルとしていた高校生の私にとって、かわいいグラフィックに似合わぬ重さが刺さったんでしょうね。

ちなみに、前作はもっと救いがない展開が続くので、もしこういう世界観が好きでしたら本作と併せてオススメです。

 

 

査定チーム・テリーの似顔絵です
テリー(査定チーム)が選ぶ! スーパーファミコンの名作ソフト3本!!

『ドラゴンスレイヤー 英雄伝説』エポック社

ドラゴンスレイヤー英雄伝説のパッケージです

中学卒業後の春休み、高校入学まで時間があるので、誰も遊んだことのない面白そうなゲームを探していた時にワゴンセールで見つけたのが本作品。

レベルアップ時にパラメーターを自由に割り振れることに感動し、幸運のみを上げてクリアや、イベント戦以外は戦闘せずにクリアなど縛りプレイをして遊んでました。
その他にも、中盤のボスが魔法で一撃死できたり、ヒロインも奴隷の商人に売り飛ばされたりなど、今改めて見ると色々と酷い内容で面白かったりします。

また、当時ネットでこのゲームを取り扱ったサイトが「ドラゴンスレイヤーラボラトリー(現在は閉鎖)」と「ファーゲスタ研究所」くらいしかなく、凄くマイナー感があって、「マイナーな物こそ至高!」と思っていた当時の自分にとっては、本当に宝物を発見したような気持ちを味合わせてくれた思い出の作品です。

 

『ロックマン7』カプコン

ロックマン7のパッケージです

幼稚園児の時、人生で初めて買ってもらったのがこの『ロックマン7』でした。
最初はボスまでたどり着くことすらできず、ゲームオーバーを繰り返すだけで、面白くないゲームというのが第一印象でした。

そして時は流れて小学生に上がった時、周りで本作品を持っている人が意外にも多く、いつも話題に上がるのがエンディングはどうなっているのだろうかということ。
そこから、とにかくエンディングを見るために皆で集まって頑張るも、ラスボスのワイリーがとにかく強く、初めて挫折を味わうゲームとなりました。

その後、ゲームの腕前も上がった中学生の時、今ならクリアできるのではないかと、また土日に友達と集まりエンディングを目指しましたが、やはり鬼門のワイリーで幾度となくゲームオーバーを繰り返す日々を送りました。
そんなある日、遊んでいた一人が弱点武器を発見したことで突破口が見え、アイテムをフル活用してやっとの思いでクリアしたので、ひと際思い出のある作品です。

また、クリアまで実質7~8年かかって、皆でエンディングを見た時の感動は、今でも思い出せるくらい良い思い出になっています。

 

『不思議のダンジョン2  風来のシレン』チュンソフト

風来のシレンのパッケージです

プレイするたびにマップや落ちているアイテムが変わるため、キャッチコピー通り「1000回遊べるRPG」となっているのが本作品。

本家の「Rogue」同様、後半になるにつれて敵の強さが尋常ではないので、クリアするのにはアイテム運が必要だったりします。
ただ、本家とは違い道中で拾ったアイテムなどを町の倉庫に閉まって、次回プレイ時にそこから持ち出すことができたり、装備品を合成してさらに強い装備品を作れる「合成の壺」などがあるので、時間と根性さえあれば確実にクリアできるグッジョブな作品だったりします。

ちなみに本作品を友達で遊んだ時のこと、初クリアがかかった終盤で強い敵に遭遇してしまい、使えるアイテムもなかったので、ギタン(お金)を投げて攻撃したのですが、3回投げて3回とも外してしまい、クリアできなかったという笑い話があります。

通常RPGとは違い、命中率が91.4%(ギタン投げの場合87.5%)で固定なので、ミスする率は低いのですが、それでもクリアのかかった大一番で3回外すというのは、さすがに友達と笑いました。
こうしたことはローグライクでしか味わえないので、是非友達や同僚と遊んでみてください。

 


 

……いかがだったでしょうか?

せっかくゲームを遊ぶなら、楽しい時間を過ごしたいとは誰もが思うことでしょう。
ですが、人の感性というのはたとえ親友や家族でも同じものではありません。
いろんな人が傑作だと評価していても自分には合わない…なんてことはいくらでもあります。
逆もまた然りで、誰も注目していないものにすごくハマってしまうことだって不思議じゃありません。
自分だけの名作・傑作を探してアレコレとゲームを遊ぶ時間もまた楽しいものです。

ちなみに、過去にはファミコンでもBEEPスタッフによる独自BESTの選出をしています。
ご興味がおありでしたら、どうぞ下記の記事をご覧になってください。

BEEPスタッフが趣味で選ぶ! ファミコンソフトBEST3!!

 

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