BEEPスタッフが趣味で選ぶ! ファミコンソフト名作BEST3!!(その3)

ファミコンソフトの集合写真です

誰もが認めるファミコンの名作・傑作といえば、自然とタイトルは絞られますが、自分の趣味だけで選ぶ名作ファミコンソフト…“私的BEST”となれば十人十色。蓼食う虫も好き好きといった具合で、聞いたことのないタイトルが出てくるものです。

そうした発見があるのもレトロゲームの楽しみかたのひとつですよね。
…というコトで、BEEPスタッフの趣味のセレクション第3回をお届けします。

第1回はこちら

第2回はこちら

 

あむちゃんの似顔絵ですあむちゃん(査定チーム)の選ぶファミコン名作BEST3

 

ココロン(タケル)

ココロンのタイトル画面です

私が1位に選んだ作品は『ココロン』です。
パッケージはタイトルロゴだけでどんなゲームか想像がつかないのですが、夢の世界を冒険するアクションゲームです。

まんま『ロックマン』な内容ですが、非常に遊びやすく、キャラクターのカスタムや武装も自由に選べるのが特徴。
ニコニコフェイスにバネくっつけたり、ガンダムっぽい頭にドラゴンの体をくっつけたりと、ネタ装備からガチ装備まで非常に種類が豊富なカスタムが可能です。

音楽のクオリティも非常に高く、現在のステージから別のステージへ移動する際も雰囲気がガラッと変わるので、見て操作してが非常に楽しい。
サクッとクリアできる作品なのでおすすめです!!

 

未来戦史ライオス(パック・イン・ビデオ)

未来戦史ライオスのチラシです

巨大ロボットを題材としたウォーシミュレーションゲーム。
「未来戦史」と書いて「フューチャーウォーズ」と読みます。とにかくオープニングデモがめちゃくちゃカッコイイ!!
少年だった私の心をガッチリと掴んでしまった作品。

巨大ロボットをカスタム、部隊編成を自分好みに設定できるため自由度が高く、積載量や弾数(攻撃回数)の概念があり、非常にやりごたえのあるゲームとなっています。

近未来的な音楽やエフェクト・SE、戦闘演出の迫力もあって、印象に残っている作品ですが、ゲームバランスが大味で敵に攻撃が全く当たらないこともしばしば…。
セーブできるのが勝利または敗北した時のみのため、1プレイの時間が長く、親に電源を切られていつまでもクリア出来なかった悲しい思い出の作品だったりもします。

 

アルマジロ(IGS)

アルマジロのリア紙です

テキサスを舞台としたアクションゲームで、アルマジロを操作して悪の集団から恋人(…人??)を助けるストーリー。

『スーパーマリオブラザーズ3』と同じようなゲーム構成となっているのですが、アルマジロというキャラクターらしく、丸まってバウンドしたり、敵を踏みつけたり、スロープや下り坂を利用したアクション要素が多い作品です。

ハード性能の都合もあり、処理落ちが酷いため、メガドライブの『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のような疾走感を味わうのは厳しいものの、テキサスをイメージしたようなポップなBGMはクオリティが高く、ゲームバランスも良く遊びやすいゲームとなっています。

 

十万石マン太郎の似顔絵です十万石マン次郎(査定チーム)の選ぶファミコン名作BEST3

 

ジョイメカファイト(任天堂)

ジョイメカファイトのパッケージです

任天堂から発売されたファミコンには珍しい対戦格闘ゲームです。

ファミコンでは斜め入力がしづらいためにいわゆる“波動拳コマンド”のようなものはなく、基本的に上下左右の4方向のみの入力しかないのですが、“タメ”の概念があり、また距離によってはコマンド入力で技が出ると「距離読み合い」という、ほかとは一味違うゲーム性があります。

ゲームのストーリーに関しては「イーロボ」と「ワルロボ」が戦う単純明快な内容で、小さい頃にプレイした自分にはかなり思い入れができた作品でもあります。

また、このゲーム、はじめたには「イーロボ」8体しか使用できないのですが
ステージをクリアしていくことで、「ワルロボ」24体も使えるようになり、合計32体も使えるすごいボリュームがあるゲームとなっております。

 

ナイトガンダム物語(バンダイ)

ナイトガンダム物語のパッケージです

今でもガンダムのメディアミックス作品として根強い人気のある『ナイトガンダム』のRPG作品となっております。
シリーズとしてはファミコンで3作品発売されており、当時はアニメ化もされているほどです。

また、起点となったカードのベンダーマシン『カードダス』をゲーム内で遊ぶことができ、その入手方法もわざわざカードダスからガチャを引く演出が入るものになっております。
もしかしたら今のスマホゲーのガチャ演出の元になったと言っても過言ではないのでは…!?

ゲーム自体はオーソドックスな王道を行くRPGとなっており、さながら『ドラゴンクエスト』のガンダム版といった感じです。
エンディングの世界がまだまだ広いことを感じさせるワンシーンは非常に味のある場面です。

ちなみに世界の名前は「スダドア・カ」、カードダスを逆から読んだことで有名ですね。

 

ファイナルファンタジーIII(スクウェア)

ファイナルファンタジーのパッケージです

名作RPGの中のひとつと言い切れる『FF III』。
戦闘システム・BGM・演出が今のJRPGの基礎になり、また荒削りながらやり込み要素など、非常に沢山の方の思い出に残っているんじゃないでしょうか。

僕は発売当時はまだこの世に生まれておらず、兄弟がスーファミで遊んでいる頃になってニューファミコンで先に挙げた2作品と共に遊んでいました。

ちょっと話はファミコンからそれてしまいますが、僕の一番好きな『FF』はワンダースワン版で、あの起動音はいつ聞いても興奮してしまいます。
ワンダースワンでは『FF I』『FF II』『FF IV』と3作品がドットを一新したリメイクとなっていますが、本当は『FF III』移植予定だったんですね。

このリメイクが発表されたときはきちんとサイトも用意されていて、いつ『FF III』が発売されるのかと胸を踊らせていたのですが、気づけば2022年も年の瀬…まさにファンタジー入りしてしまった作品のひとつになってしまいました…(もちろんDS版やPSP版、ピクセルマスターも忘れてませんよ!)。

 

関口の似顔絵ですジャイロ小清水の選ぶファミコン名作BEST3

 

ダウンタウンスペシャル くにおくんの時代劇だよ全員集合!(テクノスジャパン)

くにお君の時代劇だよ全員集合のパッケージです

『くにおくん』シリーズといえば、『熱血硬派くにおくん』が横スクロールアクションゲームブームの火付け役としてヒットして以降、テクノスジャパンの看板として押しも押されもせぬ人気シリーズの地位を確立しました。

個人的ベスト3の1本目として挙げるのはこの人気シリーズの原点たる「横スクロールケンカアクション」をコミカルに受け継いだ『くにおくんの時代劇だよ全員集合!』です。

チョイスのポイントはそのコミカルさからくるシリーズ屈指のとっつきやすさで、『熱血硬派〜』のテイストにデフォルメキャラと協力プレイの妙を合わせることで、ファミコンの幅広いユーザー層に受ける形になっています。
このシステム自体は前作『ダウンタウン熱血物語』の時に完成していましたが、私のまわりで『くにおくん』シリーズが流行ったのは本作が初めてでした。
時代劇という時代設定をすることで生まれた非日常感、全国を舞台としたマップ選択式にマッチする地方ゆかりのBGM、個性的なキャラ同士の掛け合いなど、本作ならではの魅力が詰まっています。

当時は「俺を人間魚雷にするのやめちくり〜」なんてひたすらワイワイ遊んでましたが、シリーズ作品を知った今でもなお色褪せていないのは、こうした細かい作り込みひとつひとつの虜になっていた故だと気づかされますね。

 

デジタルデビル物語 女神転生II(ナムコ)

女神転生IIのパッケージです

2本目は、これまた今では人気タイトルとなったメガテンシリーズ、その原点にして後のRPG界に大きな影響を与えた『デジタルデビル物語 女神転生』の2作目です。原点とか言いつつ西谷史氏のSF小説『デジタル・デビル・ストーリー』を原作としているんですが、それでも昨今のメガテンを形作る要素の多くは本作から生まれています。

特筆すべきはやはり、敵を仲魔として使役できるという斬新さでしょう。また、肝心の敵キャラも様々な神話や伝承の生物などをモチーフに構成されており、そういったことに興味を覚える時分の男子には魅力たっぷり。敵(仲魔)の魅力・自由度に加え、ベースであるダークファンタジー調の世界観も相まって「最も自分の世界に浸れる作品」でした。

ちなみに、なんで初代じゃなくて『II』なのかと言えば、『II』以降のデザインを担当した金子一馬氏の悪魔に心底惚れているからです。特に『真I』当時はプレイ時間より双葉社の攻略本で悪魔図鑑を眺める時間の方が長かったり…。

なお、日本テレネットからPC88やX1、FM77AVなどで一足先に発売された同名タイトルがあります。
あちらは同じ原作の世界観を踏襲しながらアクションゲームとして誕生しており、本作とはまた違った面白さがあるのでメガテン好きなら是非プレイしてみてください。

 

桃太郎伝説(ハドソン)

桃太郎伝説のパッケージです

最後に紹介するのはこちら、ハドソンのご長寿タイトル「ももでん」こと、『桃太郎電鉄桃太郎伝説』です。
…そう、みなさんご存知の国民的パーティゲーム『桃太郎電鉄』シリーズは今でこそ唯一無二の存在ですが、私が推したいのはその自社パロディ元である「伝説」の方なんです。

個人的なツボとして、オナラするだけの術(魔法)や重要キャラの会話でも容赦なく時事ネタを突っ込んでくるようなギャグ満載のユルいRPGの装いですが、そんな中でもシステムや難易度設定でしっかり王道RPGをやらされているギャップが私には心地よかったです。また、BGMはサザンオールスターズの関口和之氏が担当したとあって、このユルい世界観にマッチした明るい曲調で今でも耳に焼き付いています。

余談ですが、この世界観が好きでスーパーファミコンの続編『新桃太郎伝説』をプレイした際はストーリーの重さにびっくりした覚えがあります。
こちらは前作のギャグ路線から、より万人ウケする王道RPGを目指したのが感じられますね。

私はいい意味で期待を裏切られた作品でしたが、もし今後やってみる予定でユルい世界観が好きな方にはPCエンジンで出ている続編『桃太郎伝説II』の方がオススメです(『新桃太郎伝説』は『II』のリメイク版)。

 


 

今回は『FF』のような圧倒的メジャータイトルや『メガテン』『くにおくん』といったタイトルも入ったあたり、けっこう穏やかにまとまったんじゃないでしょうか…?
ひとまず、ファミコンの私的名作ベストはいったんここでひと区切りして、次回は違うハードのシリーズを展開予定です(順当な流れだとスーパーファミコンですが、いきなりプレステに飛ぶかもしれません…笑)。
どうぞお楽しみに。

 

BEEPスタッフが趣味で選ぶ! ファミコンソフトの名作BEST3!!(その1)はこちら

BEEPスタッフが趣味で選ぶ! ファミコンソフトの名作BEST3!!(その2)はこちら

 

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