【修理依頼】ワンダーメガM2をオーバーホールしました

今回は、福岡県のお客様より依頼されたワンダーメガM2のオーバーホールをしていきます。
余談ですが私、博多周りを食べ歩くのが好きでして、旅行に行っては観光そっちのけで中洲の屋台に出没します。

ワンダーメガ2修理ブログ

ワンダーメガM2は1993年に旧ビクター(現JVSケンウッド)から発売された、メガドライブとメガCDの一体型機です。
M2というくらいですのでもちろん初代ワンダーメガもあります。初代は前年に発売されたんですが、デザインは当時のゲーム機としては異色で未来感溢れる外観をしてました。
M2は一応廉価版という位置付けなんですが、MIDI端子が削られた代わりにパッドが標準でワイヤレスになるという、ゲーム機としてはむしろこちらの方が優れているような気がする本機です。

ご依頼としては、まだどこも故障してはいないが、故障する前に予防保全として電解コンデンサの全交換をしておきたいとのことです。
いわゆるオーバーホールとか、メンテナンスってやつです。

 

それでは作業に入ります。
とりあえず動作確認をしてみましょう、まずはカートリッジから起動確認してみます。
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次に、CDドライブの動作確認をします。
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カートリッジ・CDともに起動してゲームができて、壊れていないことが確認できましたのでオーバーホールに移ります。

まずは上のカバーを外します。
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裏側にあるネジ6本を外して、カバーを持ち上げると外れます。
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次に基板を外していきます。
ワンダーメガ2は大きい基板と小さい基板の2枚となっています。
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コネクタでハマっているだけなので外します。
外す際にボリュームや端子に気をつけましょう。
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更に線が一本つながっていますが、作業するには邪魔なので一旦外します。
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外れたら今度は大きい基板を外していきます。
まずはコネクタを3ヶ所外します。
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次に基板をとめているネジを5本外して、基板を取り外します。
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それでは、電解コンデンサの交換を行います。
元々ついているのは表面実装のコンデンサなんですが、液漏れしにくいラジアルのコンデンサに交換します。
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こんな感じになります。
小さい基板のコンデンサに関して、なるべく高さの低いものを選ぶようにしたほうが良いです。
本体に組み込む際に小さい基板はコンデンサが実装されている面が下向きになるように取り付けるので、コンデンサの高さがあると大きい基板に当たってしまい取り付けできなくなります。
そこがクリアできたら組み上げて、本体は動作確認待ちです。

次はコードレスコントロールパッドの電解コンデンサ交換をやります。
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電池BOXのところのネジも合わせて6ヶ所はずせばバラせます。
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コンデンサは2個だけなのでサッと交換して接点もクリーニングして完了です。

あとは動作確認をして終わりとなります。

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問題なく起動できて遊べております。
これでワンダーメガ2のオーバーホールは完了です。

本機はまだどこも故障していない状態でしたが、コンデンサからの液漏れは確認できましたので、放っておくと数年後には何らかの症状が出ていたかもしれません。
今回は保全を兼ねて電解コンデンサを全交換しましたので、これでまた10年ぐらいは元気に動いてくれると思います。

交換作業には、かなりの根気とはんだ付けの技術が必要です。
「思い入れのあるゲームだから大切に長く使いたい!でもハンダは苦手…」という方もご安心ください。
BEEPでは今回のワンダーメガ2をはじめ、レトロゲームハードの修理、オーバーホールを受け付けています。
レガシーハードと上手に付き合っていきたい方からのご相談をお待ちしています。

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