任天堂の『ファミリーコンピュータ』といえば、その爆発的ヒットゆえに、数多のオモシロ周辺機器や当時の最先端技術が光る名ハードでもあります。
その中でも、任天堂公式からリリースされた『ファミコン通信アダプタ』は、ニッチ度と技術的なロマンを同時に兼ね備えた、非常にマニアックな周辺機器です。
今回は、そんな『通信アダプタ』の「未使用品」を、茨城県下妻市のお客様よりお譲りいただきましたのでご紹介したいと思います!
ファミコン通信アダプタとは?
『ファミコン通信アダプタ』は、本体の拡張端子とROMカセットスロットを利用し、電話回線を通じて外部と通信ができる周辺機器です。
ディスクシステムのアダプタと同じように取り付けて、専用のカード型カートリッジを挿入して使用します。
主な用途は、証券取引や馬券購入(ファミコントレード・JRA PAT)といった大人向けのサービスでした。
当時の通信費用は「3分30円」ほどで、現代の常時接続インターネット環境から考えると非常に高額でしたが、ごく少数ながらゲームソフトもリリースされていたようです。
現在は当然ながらすべてのサービスがとっくの昔に終了している……と思いきや、実はJRAのファミコンを使った馬券購入システムは、なんと2015年(平成27年)7月末まで運営されていました。つい最近まで現役で稼働していた事実に驚かされますよね。
24年間という長きにわたる稼働、本当にお疲れ様でした。
ここで培われたネットワーク構想や技術は、スーパーファミコン「サテラビュー」や、NINTENDO64「64DD(ランドネット)」といった後継機たちの通信プロジェクトへと脈々と受け継がれていくことになります。
とはいえ、任天堂ハードにおける遠隔通信が本格的に一般普及するのは、ニンテンドーDSやWiiの「Wi-Fiコネクション」の時代まで待たなければなりませんでした。
インフラが整うことと、そのコストがなにより大切だとわかるケースでしょう。
謎多き通信カートリッジを含む未使用品
今回お譲りいただいた通信アダプタセットは、コレクションにもピッタリな「未使用品」でした。
証券や馬券といった数字の入力に特化した、特徴的なテンキー付きの専用コントローラーも、40年近く前の姿をそのまま保っていました!
そして、本体に付属していたソフトは『FCN030-03 PiT モーターボートレース』です。
こちらは競艇の舟券を買うための通信ソフトです。馬券購入システムが確立していたため、同じ技術を流用して競艇界隈にも参入しようとして作られたものだと推測されます。
さて、ここからが非常にマニアックなお話になるのですが、実はこの『PiT』というソフト、現在確認されているだけでバージョンが3種類存在します。
今回お譲りいただいたカートリッジのラベルには「FCN030-03」との記載があります。
パッケージから確認できる見た目の違いとしては、タイトルロゴの「PiT」の文字が青色になっているのが特徴です。
※前バージョンの「FCN030-02 PiT」は文字が黒色になっています。
ちなみに、最初期のバージョンであると思われる「FCN030-01」に至っては、世に出回った本数が極端に少なく、ファミコン通信アダプタの有識者界隈でもほとんど姿を見かけない幻のソフトとなっているようです……!
同じタイトルでもバージョン違いで奥深い沼が広がっているのが、通信アダプタの恐ろしくも魅力的なところなんですね!
まとめ:ニッチなアイテムや未使用品もBEEPはしっかり評価いたします!
今回ご紹介した通信アダプタや、サテラビュー、64DD関連といった「ニッチでマニアックな周辺機器・通信ソフト」は、一般的なリサイクルショップや専門店以外では非常に値段がお付けしづらいアイテムです。
しかし、レトロゲーム専門店のBEEPであれば、その歴史的価値とレアリティをしっかりと見極め、適正価格で査定させていただきます。
まだ見ぬ通信カートリッジのお持ち込みも大歓迎です!
また、今回のような「未使用品」であれば、その希少性と保存状態の良さを最大限に加味し、さらにプラスで高評価をつけさせていただきます。
押し入れの奥で眠っている謎の周辺機器や、当時使わずに保管していたゲームハードがございましたら、ぜひ一度BEEPまでお気軽にご相談ください!












