e-sportsとして格闘ゲームが大衆に広がって以来、コントローラーも独自の進化を続けてきました。
筆者を始めレトロゲーム好きの方は、昔懐かしいボールレバーやナスレバーのイメージが強いかと思います。
しかし、コントローラーも今や過去のものとなり、レバー自体が存在しないモデルも増えています。
今回、東京都品川区のお客様より、プロご用達のアーケードコントローラーをお譲りいただきました。
競技シーンの最前線を行く、”レバーレスコントローラー”の魅力についてこの機会にご紹介したいと思います。
PUNK WORKSHOPとは
PUNK WORKSHOPは、中国の周辺機器メーカーで主にアーケードコントローラーの製造をしています。
高性能なボタンとカスタマイズ性の高さに定評があり、競技シーンでも同社のコントローラーを使用しているプレイヤーが多いです。
日本人のスポンサードプレイヤーも多く抱えており、「Shuto」氏や「ガチくん」といった、『ストリートファイター6』のプロプレイヤーたちが使用しています。
プロプレイヤーのシグネチャーモデルもリリースしており、選手のファンであればたまらないでしょう。
大会のスポンサーも行っており、2025年には「PWS presents ストリートファイター6 U-22 オープントーナメント」を開催するなど、e-sportsを盛り上げている企業です。
コントローラーの特徴
プレイヤーに合わせたカスタム幅の広さをウリにしており、ボタンの種類やコラボデザインといった見た目や使用感を重視できるアイテムです。
カスタマイズ前提なので分解もしやすく、メンテナンスやボタン交換がしやすい設計となっている点も強みです。
同社独自の「PWSボタン」を採用しており、ロープロファイル軸を使用することでストロークが浅く、反応が早いことが大きな特徴です。
操作レバーの代わりに”方向ボタン”が搭載されており、より素早い操作を可能としています。
さらにストロークの短い「braze」ボタンに付け替えることで、「押したと思ったが押せていない」ジレンマからも解放されます。
押し心地が独特で、人によっては合わない可能性もありますが、慣れてしまうとレバーにはもう戻れないという話もあるほどです。
ボタン配置にも工夫が見られ、特にジャンプボタンの位置などが操作しやすいように設計されていることが評価されています。
同時押しやショートカット用の「特殊用途のワンボタン」(インパクトボタン)が、改造なしで標準搭載されているのもよい点です。
「ドライブインパクト」はもちろん、「ドライブパリィ」や「投げ」など、他の同時押し操作や緊急性の高いアクションを割り当てて使用されています。
過去のアケコンとの対比
2010年代のアーケードコントローラーのHORIの『RAP(リアルアーケードpro)』シリーズが有名で、小型よりも大型タイプが人気でした。
アーケードの筐体をそのまま再現したような、重厚で安定感のある作りで当時私も憧れていた思い出があります。
しかし、近年では対戦会・オフ会の開催が活発となり、コントローラーの持ち歩きが当たり前となりました。
対戦の際も膝置きプレイとなることが多く、大型のコントローラーでは取り回しが悪く重いため、現在はこちらが主流となっています。
※『ガンダム』シリーズで、『逆襲のシャア』で巨大化していたMS(モビルスーツ)が、後の時代の『F91』で小型化していたみたいな話に似ているかも…?
PUNK WORKSHOPのコントローラーは、持ち歩き用の専用ケースも標準で付属しているのでイベント参加に活発なプレイヤーには嬉しい要素ですね。
コントローラー(パッド)や従来のアーケードコントローラーで限界を感じている方は、レバーレスを試してみるのも悪くないでしょう。
PCのみに対応した「PUNK WORKSHOPオリジナルチップ(PKB) 」とPS5でも使える「Brook Gen-5 Fighting Board」が選択できるので、自分のプレイスタイルにあった選択をしてみてください。
今回ご紹介したような最新のアーケードコントローラーや、レトロゲームの専用コントローラーは、市場でも人気のアイテムです。
中には、ゲーム機本体よりも高額になるようなレアアイテムも数多く存在します。
BEEPでは、最新のゲーミングアイテムから、動作が不安定なレトロゲームに至るまで、専門スタッフが一点一点丁寧に査定させていただきます。
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