レトロゲームマニアなら一生の一度は夢見る『ファミコンソフトコンプリート』…
『バトルラッシュ』とは、史上最高額のファミコンソフトのことである(※限定品は除く)
千葉県船橋市からやってきたトビキリの買取、めったに見れない上等なソフトッッ!
大変貴重な機会です、恐れ多くも紹介したいと思いますッッ!!
『データック』とは
1992年にバンダイから発売された、『ファミコン』用の周辺機器です。
巨大なカートリッジとなっており、ファミコン本体のソフト端子に差し込んで使用する周辺機器です。
そのため、ソフトは専用の小型カードリッジを使用し、『データック』本体に差し込む方式を取っています。
特徴的なのは、カードリーダーが取り付けられている点でしょう。
専用カードのバーコードをスキャンすることで、ゲーム内で様々な効果を得ることができます。
キャラクターの出現やアイテムの取得等、スキャンする楽しみを見いだせるシステムとなっています。
バーコードをスキャンして遊ぶホビーの先駆けとしては、1991年にエポック社からリリースされた『バーコードバトラー』が大ヒットを記録しています。
『コロコロコミック』でも特集や漫画連載等のタイアップが展開され、90年代の子供たちの注目の的でした。
こうしたブームを受け、バンダイも対抗意識を燃やし、本製品を開発したと推測されます。
類似商品『LSIバーコードウォーズ』等も発売していたので、相当気合を入れていたのでしょう。
※こちらは『コミックボンボン』とのタイアップで展開されていましたが、一部で囁かれる”ボンボンのおもちゃは流行らない”というジンクスが当てはまってしまったのかも…(笑)
ドラゴンボールZ『激闘天下一武道会』
1992年12月29日に発売されたソフトで、『データック』本体に同梱されています。
「キャラクターカード」もたくさん付属しており、1枚20円でカードダスを回していたキッズからは好評だったことでしょう。
ジャンルは対戦格闘アクションで、『Z戦士』をはじめとしたキャラクターたちをスキャンし、対戦する内容となっています。
SFC『超武闘伝』シリーズのような正統派格ゲーとFC『ドラゴンボール 大魔王復活』を始めとしたカード戦闘の中間くらいのゲーム性となっています。
ある程度技術介入の要素があることに加え、最大4人まで遊べることから、対戦ツールとしても人気を博しました。
ちなみに当時の『ドラゴンボールZ』は「セルゲーム編」、人気も収まるところを知らない時代!
その人気を背景に、本製品も約33万本を売り上げる大ヒットを記録しました。まさに、『ドラゴンボール』の戦闘力の高さを証明する結果です。
※参考:『ウィザードリィ』や『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』と同じくらい売れた。
バトルラッシュ Build Up Robot Tournament
1993年11月13日にビーアイより発売された、格闘ロボットアクションです。
ステータスごとに分けられた様々な種類のパーツを組み合わせて、オリジナルのロボットを制作し対戦する内容です。
最近のゲームで言うと『アーマードコア』シリーズなんかに近いでしょうか。
『ファミコン』末期のソフトということもあり、グラフィックにはかなり力が入れられており、見応えがありです!
また、80年代に人気を博した『SDガンダムカードダス』を思わせる、ロボットが描かれたカードが付属。
あの頃の少年やメカ好きならたまらないデザインではないでしょうか?機体の配色もそそられますね~♪
1994年の2月には任天堂最後のファミコンソフト『ワリオの森』が発売されるため、かなり末期に発売されています。
さらに、『データック』専用という希少性も相まって、現在では箱なしでも数十万円で取引されるほどのプレミアがついています。
その後の動きについて
1994年4月22日、最後の『データック』ソフトの『Jリーグ スーパートッププレイヤーズ』が発売され2年という短い生涯に終わりを告げました。
ソフト本数は全7本と非常に少なく、商業的には成功したとは言い難い結果となりました。
しかしバンダイはこれに懲りず、スーパーファミコンでカードリーダーを排した類似商品の『スーファミターボ』をリリースしています。
※スーファミターボについてはこちらから
ちなみに、その後も何かを「スキャン」するおもちゃやゲームはリリースされ続け、幅広い世代の子供たちに愛されました。
※『バトメン Cコード サイクロン』(1996年)『デジヴァイス ディースキャナ』(2002年)等…
時が経ち、スキャンする媒体も移り変わり想像以上のヒットを飛ばしたものもあります。
※『モンスターファーム』(CD)、『遊戯王真DM』(赤外線)、『スペースインベーダーインフィニティジーン 』(mp3)等…
こうした事例からも、『データック』はホビー業界の歴史において、間違いなく前衛的で重要な一ページを飾った周辺機器だったと言えるでしょう。
この後も、『プレイディア』や『ピピンアットマーク』といったバンダイのゲーム機への挑戦は続いていくのでした(笑)
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