読み物系アドベンチャーゲームのパイオニア、スパイク・チュンソフトの「サウンドノベル」シリーズ。
その第一作である『弟切草』は、小説では味わえない恐怖演出とBGMで多くのプレイヤーを震撼させ、その後のフォロワー作品に多大な影響を与えました。
この度、サウンドノベルの金字塔『かまいたちの夜』シリーズを福岡県福岡市のお客様よりお譲りいただきました。
あぁ、なんだか無性にラーメンが食べたい…(笑)
かまいたちの夜
1994年11月25日にスーパーファミコンで発売された、サウンドノベルシリーズ第2弾です。
大吹雪で閉ざされた山間のペンションを舞台に、次々と起こる殺人事件。
推理小説さながらのストーリーは、プレイヤーが推理を進めることでシナリオが複雑に分岐する自由度の高い設計となっています。
的確に推理すれば犠牲者を最小限に抑えることも可能なため、非常に高いリプレイ性も魅力の一つです。
また、クリア後には様々な隠しシナリオが解放され、中には思わず笑ってしまうようなコミカルな展開も用意されています。
実写取り込みの背景に、青いシルエットの登場人物という斬新なグラフィックは、本作を代表する要素となりました。
前作『弟切草』の経験を活かし、内容・演出ともに完成された名作と言えるでしょう。
ちなみに、ロケ地となった長野県のペンション「クヌルプ」は現在も大人気営業中だそうです!
ゲームファンとしては一度訪れたいですね~♪
かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄
2002年7月18日にPlayStation 2で発売された、8年ぶりの続編です。前作の物語は作中作という設定になっています。
プラットフォームをPS2に移したことで、ボリュームと演出が大幅にパワーアップ。シナリオもより「ホラー色」が強いものに仕上がっています。
前作以上にスプラッター要素が強まり、陰鬱な展開も多く、多くのプレイヤーのメンタルをブレイクさせました。
一方で、推理による分岐が減少し、自由度が下がった点は賛否両論を呼びました。
ミステリー好きで遊んでいるプレイヤーからすれば肩透かしを食らったことでしょう。
実際、当時私の父親が遊んでいるのを見ていたのですが、前作よりはイマイチと言っていたのを覚えています…(笑)
しかし、ネットで大きな話題になった「怪文書」シナリオや、キャラクターが全身黄色いシルエットになる「ビール」の演出など、一度見たら忘れられない強烈なインパクトを残した作品です。
かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相
2006年7月27日にPlayStation 2で発売されたシリーズ完結編です。
タイトルにある「×3」はナンバリングだけでなく、初代と2のメインシナリオも収録していることを意味します。
本作は『2』の直接的な続編であり、事件の被害者として心に傷を負った登場人物たちのその後が描かれています。
前作で賛否両論だった展開にもフォローが入り、完結編に相応しい内容となりました。
主人公が4人いる大胆なシステムは、より歯ごたえのあるミステリーへと進化しています。
サウンドノベル第3弾『街』のシステムを踏襲しており、主人公同士の干渉によって真相を導き出す複雑なものとなりました。
シナリオの分岐条件は初代のシステムに戻ったため、新要素と組み合わさることで、推理しがいのある作品に仕上がっています。
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シリーズ30周年を迎えた2024年には、Nintendo Switchで本作の復刻版が発売されました。
そして、『街』の続編も発表され、令和の時代に再びサウンドノベルの旋風が巻き起こる予感がします。
これにはわたしも「チンチコーレ!」せざるを得ないです(笑)
実写取り込み最高!(そうじゃない)
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